橋本治とナンシー関のいない世界で

「上野駅から夜汽車に乗って」改題
とうとう橋本治までなくなってしまった。
平成終わりの年にさらに改題してリスタート。

現時点の災害報道で報道機関に望む事

2011-03-15 10:36:02 | 東日本大震災

以下、私が参加しているあるメーリングリストに送ったメールをブログにも転載します。

 

震災報道に携わっておられる報道機関の方がいらしたら、
またはそこにアクセス可能な方にお願いがあります。
テレビを見ていると、被災者の方に、
現在必要なものをインタビューされてる場面をよく見かけます。
みなさん、食料、水、暖をとるものと答えられていて、見ている側も、それは十分に理解しています。しかし、一方で、まだ今は現地にむやみに行かないで下さいと言われるばかりでじゃあどうすればいいの?とジレンマに陥ります。
なぜ、現地に食料や水が届かないのか、
自衛隊10万人では、人命救助で手一杯なのか?
被災していない自治体からのヘルプはどのくらい来ているのか?じゃあ誰か他の人がやれないのか?などなど疑問が湧くばかりです。できれば、「では、報道を見ている私たちはどうすればいいのか」に少しでも繋がる情報も流して欲しいと思います。
喫緊の課題としては、「食料と水」を現地に届けるために、われわれが混乱を誘発しない形でやれることはあるのか?です。
例えば、先日も全国知事会が開かれたというニュースをやっていましたが、そこでは、どういう協力体制が決められたのか?そこに一般国民(県民)はどうアクセスすれば良いかが伝わってきません。
知事会では、各県対策本部を立ち上げてはいるようですが、統括的に情報の交通整理をする人はいるのでしょうか?例えば○○県は水、○○県は米、○○県は鍋釜を集める、などなど分担を決めるなどなど・・・。
具体的に政府や自治体がどういう支援体制を組んで行こうとしているのか
我々はそれにどうアクセス出来るのかをもっと伝えてもらえるとありがたいのです。今は、行政の支援の動きを「見守って下さい」という時期なのだとしたら、その行政の動きを伝えて下さい。
また、その行政がうまく機能していないなら国民からの意見をフィードバックし、改善を促して下さい。「今、何が必要」という被災者の方の声ばかりが聞こえて来ても動く術を持たない一般国民は戸惑うばかりだと思います。
国民も巻き込んだ支援体制の構築については、災害ボランティア担当の首相補佐官になった辻元清美さんがいろいろと発信されると思いますので、
そこからの系統だった情報を取材して発信して欲しいです。
行政の大きな動きと、国民一人一人の末端の動きをつなげる情報共有ができる体制が作れればと思います。そこにメディアが有効な役割を果たしてください。みんながバラバラに動いていろんな努力が無駄にならないためにもメディアがそこをつないで欲しい。
行政のみなさん極限状態でがんばっていらっしゃる。
けれど、今回のようなこれまで経験した事のない規模の大災害に直面し
行政だけが人手不足でアップアップしているように見えてしょうがありません。もしかしたら、これまでの経験からだけでは対応出来ないんじゃないだろうか?
津波の映像も見ているのが辛くなってきました。
被害の現状を伝える一方で、建設的な問題解決法を見つけるための合理的客観的な情報を発信して、人々を繋げて下さい。
思いつくまま書いたので、乱文乱筆
今やメディアにも、行政にも、NGOにも関わってない私が報道を見るだけという立場から偉そうに意見してしまいましたが、一市民の正直な意見と感想です。何卒よろしくお願い致します。
メール引用ここまで。