江戸の粋 小物細工、指物師の技法を受継ぐ細工物の小粋な世界をご覧下さい。

江戸には沢山の職人が技を競っていました。その人達が技を磨くため、細工の極致を極めたのが小物細工です。

越谷市保存民家「旧中村家住宅」完成しました

2014年07月13日 | 江戸小物細工 Selections

昨年7月に母屋の座敷部分から作り始めてぴったり1年かかって完成しました。

私が今まで作ってきた「江戸小物細工」の範ちゅうをはるかに超えた規模なので

完成できるとは全く思っていませんでしたのでもしも作る事が出来ましたら

差し上げますというお約束で作り始めましたので

私もその点では気が楽で自分のできる範囲で作らせていただきました。

 

「復元整備工事報告書」という立派な冊子(書籍)をお借りしましたが

修復するにあたっての専門家の方が書かれた設計図や図面が

載っていますが悲しいことに素人の私にはさっぱり判りませんでした。

 

仕方がないので何度も現場に足を運んで写真をたくさん撮ってきました。

今はデジカメがあってほんとうに助かりました。

 

石倉は最初にできましたが土蔵はとっても難しくて

作りたくなくて結局一番最後に出来上がりました。

 

この建物の中に展示してくださるということでしたので自分で出来る範囲で

可能な限り実物に忠実に作る事を心掛けて作りました。

 

 

 

 

完成してみたらこれが自分の集大成みたいな気がして

挑戦する機会を与えて頂いてよかったな~ぁ~とホッとしています。

詳しい内部については次に載せていきたいと思います。