2020年5月11日のブログ記事一覧-私立校・中高一貫校生専門アルファ

無限の可能性、将来・未来を持つ子供たちが、環境、状況が揃っていないと、勉強できない、勉強しない？

#勉強 #学習 #教育 #私立校 #中高一貫校 / 2020-05-11 11:53:14

私立校・中高一貫校生　一学期中間テストの勉強の仕方

栄冠ゼミ (著)、330円(税込)　私立校・中高一貫校生の一学期中間テストの勉強の仕方を紹介

普段、子供たちの無限の可能性、将来・未来を信じ、
期待し、応援している方々が、この事態、状況になり、

『学校、先生、授業が無いと子供たちが
　勉強できない、勉強しない』
『地域や通っている学校などによって
　学力格差が出る』
『オンライン授業化、９月始業化』等々

声高に騒がれていますが、これではまるで、
子供たちは、環境、状況が揃っていないと、
勉強はできない、しないと、大人たち自身が、
示唆、証明しているように聞こえてしまい、
嘆かわしいかぎりに思えてきます。

教育に対して、関心が向けられたという点においては、
良い傾向だとは思いますが、言い方が悪いですが、
“たかだか”学校の勉強“ごとき”のことで、
『環境、状況が揃っていない』と、
できない、しない、格差が生まれる
ということを潜在的に刷り込ませることは
どうでしょうか。

これでは、元々、学校も先生も教科書もない
夢や未来・将来の勉強などは
『もっと』“できない・しない”、
環境、状況が揃っている方には勝てない、
格差となる、ということになります。

無限の可能性、将来・未来を持つ、
子供たちのことを想っての発言をされているとは
思いますが、普段の子供たちの無限の可能性、
将来・未来を信じ、期待し、応援する、
言動、態度、姿勢とは矛盾しているように
思えます。

失礼ながら、“たかだか”学校の勉強
“ごとき”のこと、渡されている、
あるいは渡されてきた、教科書、参考書、
問題集を『自学自習』で学ぶことで、
勉強を進めることが出来る、
仮に『新しく習うこと・もの』は
進められないというのであれば、
『今まで習ってきたこと・もの』を、
再度『勉強』すれば、新しく習うこと・ものも、
理解を深めれるようになっています。

というよりも、教科書、参考書、問題集において、
“そう”なっていないのであれば、
そちらのほうが問題でしょう。

冒頭のように、大人達が騒ぎ立てれば立てるほど、
子供たちが不安になる、さらには、
『環境、状況が揃ってないと出来ない、しない』
『だから、出来ないでも、しないでも、“許される”』
ということがどんどん刷り込まれていることを
懸念しております。

まぁ、取りざたされている問題の中で、
個人的にはオンライン化や９月始業に関して、
検討の余地はあるのではないかとは思います。

ただし、騒ぎ立ててる方のように、
一律、一緒くたにというのではなく、
オンライン化や９月始業を選択すること“も”
出来るように、完全オンライン化、９月始業の
学校を作る、あるいは増やすことは、
子供たちに新たな選択肢を与えると
言えると思います。

学び直しが必要な方や修学に遅れがある方、
その逆に、修学が早く、学習意欲のある方に
とっては、オンライン化、９月始業の、
『選択肢』が取れることは良いことだと
思います。

今回の事態によって、より『一律、一緒くた』に
教育することの難しさがよくわかったと同時に、
無限の可能性、将来・未来を持つ子供達に、
いかに選択肢が用意されていないこともまた、
露呈されたことだと思います。

これによって、今後、様々なことが
変わるかもしれませんが、もう一つだけ、
皮肉な忠告をさせて頂きます。

様々な大人たちが、『子供たち、学生の皆さん』を
ダシにして、声高に騒ぎ立てておりますが、
一方的に相手（対応）が悪い、相手側が変われ、
対応を変えろと、批判・主張し、『駄々をこねる』ことで、
その主張が通り、物事が変えられる、変わることが出来る
とは、『学ばない』で下さい。

そういった意味では、今回９月始業に関して、
どこかの高校生がきちんと『署名』を集め、
訴え出たことは、騒ぎ立てて、批判している
“だけ”の大人たちよりも、実に『大人らしい』
対応をされていたと思います。

学生の皆さんは、これからの未来を担う方ならでは
の考えや意見をもって、かつ、冷静に物事を見て、
『大人』の対応が出来るようにしておくことを
オススメします。