4月8日(月) 曇り
京都新聞の記事によると、昨年11月開催の福知山マラソンでは、定員6000人に対して3035人と約半数しか集まらず、赤字になってしまったとのことです。エントリー料が12000円なので、入るはずの約3600万円がゼロになってしまったわけで赤字もやむなしでしょう。
記事によれば、警備費や企画運営事業者への委託手数料など総額7590万円の経費を賄えなえず810万円の赤字だったとのことです。
この「企画運営事業者」というのは、RUNNETその他のシステムを委託されて運営するアールビーズ社と思われます。エントリーの支援や計時システムの貸し出しなど、大会ノウハウを提供することで収入を得ているわけですな。
この「委託手数料」は結構大きな額で、福知山クラスの大会ではおそらく1000万円を超えているものと思われます。加えて、ご存じのようにエントリーするときに5.5%程度の手数料も参加ランナーから徴収しているので、主催者と参加者の双方から収入を得る、ある意味「上手いシステムモデル」を構築しているといえます。
東京マラソンが日本最大規模にもかかわらず、道マラや大阪マラソンより実質的に安いエントリー料なのは、自前の運営システムを構築したので、外部に委託手数料を払わなくてよいからだと思われます(違うかもしれませんが)。
陰り始めたマラソンブームですが、少しでも歯止めをかけるにはエントリー料を安くするしかないでしょう。そして、安くするために、委託手数料を、定員に対する参加者数の比、いわば「充足率」に比例させて下げさせる契約にするとか、東京マラソンのように自前のシステムを導入する以外にないのではと思っています。
このままだと、赤字→エントリー料引き上げ→参加者減→赤字拡大→・・・の悪循環に陥るような気がしてなりません。JRの赤字ローカル線のように廃線間近、ということは大会消滅間近を意味します。
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今日は、一応ビルドアップ走ということで、最初の4kmをキロ6分半、残り10kmをキロ5分半で計14km走るのをテーマとしました。たまにペース上げて老体に刺激を与えなければいけませんから。
だいたい想定通りに走れましたが、終わったあとの疲労感がいつもとは段違いでした。何となく日に日に老いていくような気がしています。
ラン資金 -53979円
月間走行距離 105km
年間走行距離 1061km