emmantata の ゆるゆる生活

ゆるゆるの生活を続けています。
専門学校で講師をしながら、日々のゆるゆるをのんびりアップしています。

理屈やデータより経験

2011-04-09 18:24:20 | 日記
昨日、石巻にいらしていたえつこさんが、お帰りなられました。

今日はお疲れのところ、地元瀬戸で報告会を開いてくださいました。

現地の様子をご自身で撮られた写真をみながら、

避難所での活動や被災された方々の生活などをお話してくださいました。

私が驚いた事は、車で移動だったという彼女が、

石巻に入ったところで写した写真でした。

車通りも多く、一見、何事も無かったように見えました。

これには、大変驚きました。

ただし、街の中心に近付いていくとだんだん、家財道具や車など、

通常では考えられない状態であちこちに転がっていました。

津波の恐ろしさを改めて感じました。

すこし、場所が違うだけで、被害は大きく違ってしまったのでしょう。



私が想像していた以上の町の様子に、涙が出そうになりました。

未だ、衛生状態も芳しくなく、そして食事についても

まだまだ家庭で食事をするようなわけにはいかないようです。


ガスも、電気も、十分でない被災地で、食事やお湯を沸かすため

利用していたものに驚きました。

道路の側溝などの金属のふた(金網?)と、をこわれて枠だけになった

折りたたみ椅子とでコンロを作り、まきで火を焚いていました。

”若い人では思いつかん”と仰っていたそうです。

昔は、まきで火をおこし台所やお風呂に使っていたんですよね。

そして、水は水道ではなく井戸や川で直接洗濯をしていたんでしたね。

衛生的ではないかもしれないし、とても合理的じゃないけれど

その時代はそれが当たり前だったので、十分食事の支度は

出来るという事なんだと思います。

便利になって、私などタイマーをかけてご飯を炊き、圧力鍋や

保温調理器で、煮ものをつくり …

最近では、ガスコンロもタイマーがついていて時間が立つと

ブザーが鳴り、自動的に火が消えるようになりました。


以前、元SVのSさんが仰っていました。

隊員と違ってSVはね、機械が壊れても何とか工夫して

記録をとったり、なんとか出来るんだよ、昔は機械なんてなかったからね。

若い人は、便利な機械を使った事しかないでしょ?って。

私も、PCを使う事が当たり前になっているので、これがないと

どうやって仕事を片付けたらいいか、途方に暮れるかもしれません。

こうなるだろう。こうしたい。

そのためにもう少し、データがないと判断は無理…

じゃ、なかなか事は進まないのかもしれません。

経験があるって事は、何よりの強みなのかもしれません。

何事も勉強ですね。



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