演芸見ブんログ

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10/09/27 いたばし古典落語の夕べ(板橋区立文化会館 大ホール)

2010-09-27 | 講談会・落語会
入場前、歌春師匠にお願いしていたチケットを受け取りにスタッフ席に行くと・・・
女性スタッフ「歌春師匠からお預かりしているチケットはこちらです」
アタシ「えーっ・・・“ひで”と申します」
女性スタッフ「ハイ、2500円です」
・・・入場後、改めてその女性スタッフを見たら・・・
『講談女伊達』の一員である女流講釈師さんでした
その方とは面識がないので、すぐには気付かなかった・・・あまりにも“スタッフ然”としていたので・・・



ご挨拶・・・坂本健氏【板橋区長 板橋区文化・国際交流財団理事長】(2分07秒)
※開演2分前に登場の区長さん。カミカミでしたが、大丈夫ですか?


柳家右太楼…『一目上がり』(13分09秒)
※前座さんの高座は無く、いきなり「外記猿」が流れて右太楼さんが登場。
最初は硬かった客席が、“賛⇒詩⇒悟”と上がるにつれ解れていきました。
ちなみにサゲは「芭蕉」まで。


柳家一九…『そば清』(15分29秒)
※“♪月は朧に東山~♪”の「祇園小唄」で登場の一九師匠。
オーソドックスな『そば清』でした。


古今亭八朝…『真田小僧』(12分52秒)
※「雛鶴三番叟」で登場の八朝師匠。
板橋の蓮根(はすね)在住だそうですが、普段は「高島平在住」と言っているとか!?

贔屓「良い所に住んでるねぇ」
八朝「いやぁ~、●●の名所ですよ」
贔屓「芸に行き詰ったら、そのまま・・・」
こんなこと、この落語会でしか言えないよなぁ・・・

それにしても『真田小僧』でこんなに笑ったのは久しぶり
こんなキャラの金坊、今まで聴いたことがないです


橘家圓太郎…『阿武松』(32分23秒)
※師匠の武隈から破門された長吉が、「志村、板橋を通って戸田の渡しへ」という場面で会場が沸きました!
やはり地元の地名が出るとお客さんも嬉しいようです
ただ、この『阿武松』や「真景累ヶ淵」で【池之端七軒町】を“根津七軒町”というのはやはり気になります。
(前回気になったのは3年前。詳しくはコチラをご参照下さい)


《お仲入り》


昭和のいる・こいる…「漫才」(13分29秒)
※今回は“板橋在住の落語家による落語会”ということでしたが、のいる先生が、
「今日は滝野川から来まして・・・あっ・・・(一瞬絶句)・・・西巣鴨から地下鉄でね・・・
これにこいる先生が、
「へーへーほーほー・・・西巣鴨からねぇ・・・へーへーほーほー・・・歩いて来た?」
何とか事なきを得たようで・・・


桂歌春…『崇徳院』(22分34秒)
※日本橋亭から掛け持ちの歌春師匠。時間が押しているのかマクラなしで『崇徳院』へ。
歌春師匠の『崇徳院』を聴くのは、なんと3年半ぶり


柳家権太楼…『猫の災難』(27分41秒)
※この噺を聴くのって、実はあまり得意じゃないんですが、今夜は権太楼師匠の勢いとペースに乗せられてドンドン引き込まれて行きました!


お囃子・・・岡田まい社中
前座・・・柳家おじさん