家の庭で品種改良!

庭でみかんの品種改良やってます

接ぎ木をしても元の木は残すべし

2021年03月11日 13時45分38秒 | 反省点
今まで何度か取り上げてきたカクテルフルーツ変異体。
いまではすっかりと大きくなり、ずいぶんしっかりとした苗になってきました!



この変異体は、樹勢が弱いことや葉が小さいことなどからして半数体(通常2組ある染色体を1組しか持たない変異体)だと思うのですが、あることをしてしまったせいでそれが調べられなくなってしまいました。
それは、接ぎ木をした後に根を捨てたこと。

半数体かどうかを調べる方法としては、染色体を染色し、顕微鏡を用いて染色体数を数えあげるのが最も身近な方法として知られています。
この際必要になってくるのが根の細胞です。
しかし、このカクテルフルーツ変異体に関しては接ぎ木をする際に根を捨ててしまったためにそれができなくなってしまいました。
他に良い方法がないかと詳しい人に問い合わせてみたのですが、良い方法は見つかりませんでした…

ということで、接ぎ木をしても根は捨てない。
しっかりと次に生かしていこうと思います。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新しい試み

2021年03月11日 00時16分00秒 | カンキツ
ちょっとタイトルが大袈裟ですが、今日は新しいことにチャレンジしてみました。

それが、寒天培地上での播種。
よく研究者がやってるアレです笑
具体的には、栄養分の入った寒天を無菌状態下で作り、その上に種を蒔き育てる、というもので、栄養豊富で無菌という理想的な環境下で育てることができるため、自然界では淘汰されてしまうような突然変異体も育てられる、というメリットがあります。
ただ、無菌の状態を作り出すためには通常、グリーンベンチという超高い装置が必要で、個人レベルではなかなか実現できません。

し、か、し、、
ヴィトロプランツという会社が個人レベルでもできるような商品を開発!お試しで使ってみました!



これが今回使った容器。250mlくらい入ります。


そこに寒天培地を入れ(正確にはゲランガム)、


みかんの種を蒔きました。

今回蒔いた種は、津之望と呼ばれるみかんの種。突然変異が起きやすいといわれる小さい種子を蒔きました。

果たしてうまくいくのか…
ドキドキです


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする