今日は四魂の最後、『荒御魂(あらみたま)』です。
ネットなどで『荒御魂(あらみたま)』の意味を調べると、「荒ぶる魂、転じて勇気」と出てきますが、ここでは、『行動』のことをいいます。
最初の四魂『和御魂(にぎみたま)』である『調和の心』、それは、全てがそれで完全であるという善悪の判断、ジャッジのない心。
その心ですべての物事を受け入れたなら、受け入れた物事は自分の中で『至福と安らぎ』となります。
そうして『至福と安らぎの心』がどんどん増すと、幸せになります。
そう、魂の二番目の本質、四魂は『幸せの心』、『幸御魂(さきみたま)』。
幸せいっぱいの心で、万物全てに調和して初めて、わたし達は神様から授かった最高の才能を発揮することができます。
それが三番目の四魂『奇御魂(くしみたま)』。
しかーし
そんな素晴らしい才能を自在に使うことが出来ても、大仏さんのようにじ~っと鎮座ましましていては・・・
宝の持ち腐れ
ですよね。
それはとっても残念なことです。
そして、この三次元の世界で心置きなく創造できるように、と、わたし達は魂の器となる肉体を与えられているのです。
だから、調和の心『和御魂』と幸せいっぱいの『幸御魂』の心をもって、其々が持つ才能を駆使して心のままに創造しましょう。
そのために行動しましょう。
これが四魂の最後、『荒御魂(あらみたま)』です。
でも、行動といっても・・・一体何をすれば・・・
と、思う方も多いと思います。
行動とは、何も別にサッカーが得意というならサッカー選手に、ピアノが得意ならピアニストに、あるいは海外青年協力隊に入って世界の人を助けに・・・なんて大それたことでなくていいのです。
皆が皆、そんなことしたら、普通の生活が出来なくなってしまいますよね。
そこが大事なところ。
何か特別なことをしなくても、前回の記事にも書きましたが、
たとえば目玉焼き一つ作っても、四魂の心で作れば、それは至福と安らぎと調和に満ちた至高の創造になるのです。
だから、会社で電話を受ける、あるいは来客にお茶を出すとき、四魂の心で行えば、それは最高のおもてなしになりますし、その心でクライアントや上司、同僚、部下と接すれば・・・。
できるビジネスマンのHOW TO 本や、そのための特別なノウハウなんて必要ないですよね
家庭でも、四魂の心で家族と接し、「良い悪いの」判断なく、お子さんをただ、認めて受け入れることができたら、それは最高の子育て
毎日、毎食の炊事だって、どんな高級レストランの食事よりも心と身体によい最高の食事を作ることができます。
普通の生活こそ、四魂の心でもって行う。
これこそが、大切なこと。
そして、その心から作り出されたもの全てが最高の創造なんです。
で、ここまで四魂という神道の概念をもとに、わたしなりの解釈で『本質』について説明してきましたが、この四魂をひとまとめにしてしまうと、
わたし達の本質とは
創造性溢れる自由で至福と安らぎに満ちた存在
楽しいこと、ワクワクすることが大好きで、
判断やジャッジ(裁く)をすることなく、
ただひたすら自分の心に純粋に従い、
心のままに創造し、今を楽しむ存在
と、いうことになります。
まぁ、以前から何度か記事で書いた通りですね。
して、次回は『一霊』について。
四魂のおさらいとまとめをかねて、もう一度、『一霊』とは何か?です