さて、前回までの記事で四魂の各説明が終わりました。
今回は『一霊四魂』の『一霊』に関して、もう少し詳しく・・・。
一霊(いちれい)とは、大いなる創造主、神の分け御魂(わけみたま)である私達の魂の『根源』。
『根源』とは創造主そのもの。
そしてその『根源』へとは『直霊(なおひ)』というもので繋がっています。
これをわかりやすく例えると、
わたし達は魂の源、創造主へと、『直霊(なおひ)』という、いわば直通電でもって直接繋がっています。
直通電話、というと細い電話線を連想しますが、実際はぶっとい巨大な柱。
この柱がわたし達から創造の源へと立ち上がって、繋がっているわけです。
そしてこの柱、『直霊』を通してわたし達は、創造主から無限の創造力とあらゆる全ての豊かさを受け取っています。
ただし、創造の源と繋がるのは、この柱が垂直に真っ直ぐと立つことが大前提。
少しでも傾いてしまうと、創造の源に繋がることができず、別の『何か』に繋がってしまいます。
傾くというのは、自分の芯からブレてしまうこと。
また、自分以外の外側に何かを求めると『直霊(なおひ)』の柱は傾いてしまいます。
そして、傾いて、別の『何か』に繋がってしまうと・・・
無限の創造力も豊かさも受け取ることができません
だからその代わりとして、外に求め補おうとします。
それは、権力などの自分を優位にするためのパワーであったり、地位、名声、評価、愛情など自分以外の他からもたらされるもの。
そうなると、どうなるか・・・
奪い合い、競争が始まります。パワーゲームですね。
他人からの評価や名声、富あるいは愛情を求めて、他人よりも一歩でも前へ、一段でも上へと、競争し、そのために常に他人と自分の比較が始まります。
だって、他人と比較しないと、自分がいまどの位置にいるかわからないですものね。
そうして、他人と比べっこをして、
自分はなんてダメなんだ・・・とか
こんな自分なんて・・・
と、自分をジャッジするようになります。
自分をジャッジしだすと、当然、相手のことも同じようにジャッジをするようになります。
あー、あいつはまったく・・・
なんで、コイツは・・・
ってね。
あるいは他人に勝つことで、自分の存在を認めてもらおうとするのではなく、逆に自分をとことん貶めることで自分の存在を相手に認めてもらおうとします。
あの人、いつも不幸続きでかわいそうにね
というように・・・。
とにかく、相手に自分の存在を認めてもらいたいが上に、相手よりも優位に立つように競争に身を投じたり、逆に自分をとことん貶めることで相手の注意を引こうとします。
そして、相手の注意をより、引くために相手をコントロールしようとするし、また、自分自身も同じように誰かからのコントロールを受けるようになります。
そうして、何かに依存しないと生きていけない。という錯覚に陥ります。
何か、というのは、身近なパートナーであったり、家族であったり、会社や社会のシステムであったりと様々。
本当は競争などせずとも、誰かのものを奪わなくても、他人より優位にならなくても、全~部必要なものは自分で補えるものなんです。
それも無限に・・・。
本当は誰かをコントロールせずとも、誰かにコントロールされなくても、自由に生きていけるんです。
心のままに・・・。
そのためには『直霊(なおひ)』の柱を垂直にしっかりと建てること。
『直霊(なおひ)』の柱が垂直に立つ、ということは自分自身としっかりと繋がること。
傾くということは、自分以外の外に繋がってしまう、外に何かを求めてしまうこと。
自分自身としっかりと繋がることによって、『直霊(なおひ)』の柱は垂直に立ち、創造の源と繋がり、無限の創造力や豊かさを受け取ることができるのです。
それが『奇御魂(くしみたま)』となって想い想いの創造を成すことができるのです。
そして、わたし達がしっかりと自分自身へと繋がり、私達の魂の根源へと繋がることによって未来(さき)の不安も恐れも何もなく、ただ幸せ一杯の心『幸御魂(さきみたま)』となります。
で、『和御魂(にぎみたま)』ですが、こちらは少々長くなりますので、次回へ