地方の女たち

夜の街で出会った女達と男達

石破さん 貴方は何も解っていない

2025-01-29 10:25:52 | 最近のニュースから
国会の答弁で
「企業の利益を内部保留しないで、賃上げや設備投資に使えば会社の利益に・・」
そんな感じの事を言っていました。

確かに円高で輸出企業は大きな利益を得ているかも知れないが・・
石破さん、貴方は地方に力を入れるのではなかったのですか?
地方にはそんな体力ある企業は存在しません。
有るのは大企業の下請け企業だけ、円高で得た利益を地方の下請けにまで還元するような甘い大手企業は有りませんよ。

それどころかコロナ対策で借りた資金の返還が経営を圧迫して、継続できるかどうかの瀬戸際になっています。
中小企業相手に運転資金・設備投資資金として1~2000万円の融資を無担保・無保証で行った。確かに無計画で借りた中小企業にも問題は有りますが、返済は据え置きだし低金利。国の窓口となった取引のある銀行が書類は作成してくれて融資を勧められれば・・
しかしコロナで停滞している経済活動の時期に、その資金(借金)で利益を生む事など不可能。結局は余分な借金となって、地方の企業は自分の首を絞めてしまった

その融資の返済の据え置き期間が過ぎて、支払いが始まって暫くなります。
それが真綿で首を締める用に経営継続を厳しくしています。
たぶん年度末を控え、2月3月には多くの中小企業が倒産して、その件数は記録的な数になる事が予測されます。


政治家が何の経験も知識も無い会社経営についてアレコレ言うのは筋違い。
若い銀行員が町の社長に経営について、指導的な話をしているのと同じで、聞いている方はアホらしくて聞いているフリをしてるだけです。

くしくも今年は大阪万博の年、前回の大阪万博は1970年で、その頃からの日本はゆっくりと長い経済の成長期に入りました。
現在の様に政府が賃上げを叫ばなくても、毎年賃金と物価は上がり、国民は豊かになったと、それから20年は実感できました。
しかし、今とその当時とでは大きく違う事が有ります。
それは働く人たちの意識と社会常識です。
1970年ごろは新入社員でも、同種で競争相手の会社に勝とうと言う意識が有った。労働基準法など知った物じゃない、賃金が増える残業は大歓迎、日曜出勤だって平気です。
今はとてもじゃないが、若い人たちにそんな人は極僅か。
それどころか社会全体で、そんな社員や経営者は良しとされない。

そんな時に賃金を上げれば、周り廻って会社の利益になるなんて、何を根拠に言ったのか理解に苦しむ。
今賃上げが必要な理由は急激な物価高に対しての対処で、それを国が出来ないから企業にお願いしてる状態が現実でしょ。日本の首相にはちゃんと認識して欲しいものです。
物の価格は賃金も含め需要と供給からの自然な流れで上下さすべきです。
高い所からの無理な圧力は基礎体力の弱い中小企業や地方の企業を倒産(閉店)に追い込むだけです。