脳出血で無職になった親父のブログ

株式投資に腕時計が好きなオッサンのブログです。年齢を重ねスピリチュアルにも興味を持ったお蔭で人生感も変わりました。

心の砂漠『食べることへの恐怖そして・・・』 壊れる家族

2014年09月13日 11時09分38秒 | 拒食症との戦い
長女が高校2年生で『拒食症』になってから家族の笑顔は知らぬ間に消えて行き気が付けば悲しみや苛立ちによって家族の諍いが絶えず皆が皆、心に涙を浮かべながら生活をしていました。私達夫婦は長女の拒食で、あちらこちらの心療内科・精神科・内科・循環器科・・専門カウセリングと走り回っている・・長女のアルバイト先の送り迎え、学校の送り迎え、何かあれば長女にばかり目が行き次女を全く・・構うことができていなかったのです。長女が拒食のピークは高校2年の終わりから高校3年の間で長女と3歳違いの次女も高校進学、クラブ活動を中学で過ごしていました。中学3年の、ある日・・『今度、薙刀の県大会予選があるねん。県の北部で勝てば・・』と話す次女に対し、しっかり聞いてあげる余裕すらなく『もう・・ええわ。』寂しそうに部屋へ戻るのでした。また、こんな事も『○○高校に行きたいけど、内申が少し足らないから○△高校にせぇって担任が言うねんけど・・』と言ってきた時も『先生の言う通りにすれば?』と・・何とも冷たい返し方をしたことでしょう・・やがて次女は私達に心を閉ざし・・高校3年の誕生日のとき私は『誕生日やろ・』そう言い封筒に1万円を入れて渡したのです・・『これ何?お金?・・』黙って頷くと急に泣き出し『ウチのこと全然、わかってくれてないやん!!こんなんイランッ!!』一旦、受け取った封筒を床に投げつけ『ウチの何を見てる?何を聞いてる?お父さん・・お金で、いつも解決してるやん!!』そう言って自分の部屋へ行くなり”ばたッ”ドアを閉める大きな音がしてからは泣き声ばかりが聞こえてきました。妻が気になり2階へ上がると『E香!!お母さん・・開けてくれる?』そう言う妻にドアの向こうから泣きながら『お母さん・・知ってた?ウチ、もうストレスで壊れそうなんやで!!耳鳴りも止まらないって言ったのに・・もう!!限界や===!!』すると・・バタンッ!!ドタンッ!!床の音が急に大きく響き『何をしてるの??』妻が声高に言うと『こんなもん!!』部屋を開けようとしましたが中から鍵がかけられていて入ることができません。『お父さん!!E香、暴れてる!何とか言って!!』家の中は騒然となっていましたが『もう好きにさせろ!!』そう言うしかない私の心も娘達に対し氷のような言葉を平気に吐き出している自分が嫌になっているのでした。長女はバイトに行っており、この様は知りません。『父親やん!!無責任なこと言わんとって』妻も感情が高ぶり普段の冷静さはありません。『ウチなんか!!何で生んでん!別に頼んだわけもあらへん!!生むだけ生んで知らん顔すんな===!!』ドン!バタン!!床に何かを叩きつける音・・今、思うと次女は寂しかった、自分をみつめてほしい・・話を聞いてほしい・・ただ、普通の女子中学生としてクラブに受験・・頑張ってるところを分かってほしい。悩みも聞いてほしい・・いろいろ思っていたのに姉にばかり関わる私達に対して、どうしようもない気持ちが湧いてきたのだと思います。その夜、それ以降、次女は部屋の鍵を閉めたまま・・翌日は学校を休み部屋から出てきません・・妻も私も仕事に行き1階の客間には、やはり学校に行けない長女を残したままでした。その日から蟻地獄のように・・心は樹海の中へと引きづりこまれていくのでした。
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