今日は雨のち晴れ。今朝は上空に厚い雲が広がっていて、雨が静かに降っていた。今朝の気温は13℃で湿度が高く、北よりの風が吹いている。出勤のために家を出ると、雨にシメシメとした空気が冷たく感じられた。濡れた風はヒンヤリとしていて、小さな雨粒が風に舞って吹き付けてくる。路面にできた水たまりに雨粒が落ちて、同心円状の水紋が重なり合うように広がっていった。外は夜のように暗く、街灯のLEDの白い光が濡れた路面を照らしている。用水路を水が流れる音が聞こえていた。
日野駅から電車に乗って新宿に向かう。新宿駅で電車を降りて改札を抜けると、駅構内から外を見た。傘を差している人が大きな荷物をもってバスタ新宿に歩いて行くのが見える。地下道を歩いて職場の近くで外に出ると、冷たい雨が吹きつけてきた。雨脚は弱いが、湿った風がヒンヤリと感じられる。職場に着いて西側の窓から外を見渡すと、東京の市街地にはガスがかかったように視界が悪くなっていて、少し遠くのビルは霞んで見えた。
雨は10時くらいには止んで、その後、青空が広がってきた。窓から外を見渡すと、東の彼方には雲が押しやられたように灰色の雲がみえるものの、日射しが燦々と降り注いでいる。西の方角には雲の下に関東山地の青いシルエットが横たわっているのが見えた。昼間の最高気温は22℃で湿度が高く、北よりの風が吹いている。お昼休みに外に出てみると、上空に広がる青空に絹のような薄い巻雲が広がっていた。眩しいばかりに降り注ぐ日射しは熱いほどだったが、湿った風がヒンヤリと感じられる。広場の植え込みの木々の葉は黄色く色づいて、風に揺れていた。
今日は帰るのが遅くなってしまった。職場を出て新宿駅まで歩いて行くと、新宿駅から中央線快速電車に乗って帰宅の途に着く。心なしか電車は空いていて、途中で座ることが出来た。
帰りの電車の中でインターネットのニュースを見ていると、リコーイメージングが今日、デジタル一眼レフカメラ「PENTAX K-3 Mark III」にプレミアム機能有償サービス「天体写真アシスト」のアクティベーションキーの配布を開始したという記事が目に入った。この機能は7月25日にデジタル一眼レフカメラ「PENTAX K-1」「PENTAX K-1 Mark II」「J Limited 01」用がリリースされていたもので、デジタル一眼レフカメラ「PENTAX K-3 Mark III」でも使えるようにしてほしいと個人的に切望していたものである。
プレミアム機能有償サービス「天体写真アシスト」は「星空AF」の他、天体画像処理などが含まれており、手ブレ補正ユニットの動作を利用して簡易的な天体追尾撮影を行う「アストロトレーサー」等の機能と合わせると、格段に星景写真が撮りやすくなる。このカメラは背面の画像モニターが固定式なので、カメラを天頂方面に向けて写真を撮るのは身体的になかなか辛いものがあるが、背の高い三脚と組み合わせることで撮影機材を減らし、星景写真が更に撮りやすくなったことには敬意を表したい。
この機能を十二分に楽しむためにはやはり広角レンズ「HD PENTAX-DA★11-18mmF2.8ED DC AW」が欲しいところだ。いますぐに購入予定は無いが、レンズの購入とあわせてプレミアム機能有償サービス「天体写真アシスト」の導入をしたい。
日野駅に到着すると、電車を降りて改札を抜けた。駅の外に出ると、上空には暗く澄んだ空が広がっていて、星が瞬いているのが見える。昼間の陽気が嘘だったかのように気温が低く、乾いた北よりの風が吹いていて、肌寒く感じられる。用水路の水の流れる音と自分の足音だけが響いているほかは、辺りはシンと静まりかえっていた。