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今日は晴れ一時雨。今朝は上空に青空が広がっているが、地平線付近には雲がかかっている。東の空に昇ってきた太陽は雲の上にあって、朝日が眩しい。今朝の気温は26℃で、今年初の熱帯夜となった。昨日降った雨で濡れた路面は生乾き状態で、所々に水たまりができているものの、既に乾き始めている。強い南よりの風が吹いていて、朝から蒸し暑い。
今日は通常出勤のため、早朝に家を出た。職場に行くのは5日ぶりである。玄関の扉を開けると、ムシムシとした空気が家の中に流れ込んできた。駅までの道を歩いていると、ムクドリのさえずりが空から降ってくる。木々の茂みからはセミの鳴き声が聞こえた。空を見上げると、天頂付近には白く光る細い月が浮かんでいた。
電車に乗って新宿駅に到着すると、日射しの強度が増していた。日陰を探しながらコンビニで朝食を買うと、職場に向かう。街路樹の茂みの中からはセミの大合唱が流れていて、朝から騒々しいほどである。駅から職場に行くだけで、汗だくになってしまった。ビジネスリュクサックの中からタオルを取り出して、額から滴る汗を拭きながら職場に向かった。
職場に着いてしばらくすると、太陽が雲に隠れて日が陰ってきた。南から雨雲がかかってきて、雨が降ってきた。しかし、西の窓から外をみると、杉並区のあたりは雲が切れて青空が広がっている。局所的に雨が降っていて、その中に自分がいることが理解できる妙な空模様である。
1時間ほどで雨が止むと、雲の切れ間から日が射してきて、窓の外が明るくなってきた。日中は上空に青空が広がって、白い大小の綿雲が南から北にゆっくりと流れている。昼には雨で濡れた路面はほぼ乾いていたが、所々に水たまりができていて、朝の雨の強さを物語っていた。
昼間の最高気温は33℃で4日連続の真夏日となった。湿度が高く、温風のような南よりの風が吹いている。外に出てみると、日の当たるところは、灼熱の太陽が照り付けていて、うだるように暑い。日が陰ると、湿った空気が重く、体にまとわりつくように不快に感じられた。
午後になって次第に南よりの風が強くなってきたようだ。上空の雲は一掃されて、青空が広がり、西日が射し込んでいる。気温はゆっくりと下がってきていたが、それと反比例するかのように湿度が高くなってきていた。
1日の仕事を終えたところで、気持ち的にだいぶ疲れてしまった。月曜日は午前中テレワークをしてメールの処理は終わっていたが、書類が山積していて、その処理にほぼ1日を費やした。机上を整理すると、再び業務端末をビジネスリュクサックの中に入れて職場を後にする。
まだ空は明るかったが、この時間帯に帰ると、帰宅ラッシュに巻き込まれてしまうのは必至である。そこで、仕事の帰りに水分補給と気分転換を兼ねて、お茶をしていくことにした。今日は久しぶりに新宿NSビルの中にあるカフェ「タリーズコーヒー 新宿NSビルアネックス店」に入店する。
店の奥のテーブル席を確保すると、入口脇のレジ脇の隣にあるショーケースの中を覗き込んだ。注文することにしたのは「ウィークエンドシトロン」である。レジに進んで、併せてドリンクを注文する。ドリンクは7月7日に発売になった「フルーツスプラッシュマンゴーベリーココ」のトールサイズとした。
代金をタリーズカードで支払うと、店の中程にあるカウンターでドリンクとケーキの載ったトレーを受け取った。更に冷水を注いだ紙コップをもらと、確保したテーブル席に戻る。
最初に紙おしぼりで手を拭くと、「フルーツスプラッシュマンゴーベリーココ」を飲むことにした。プラスチックカップに注がれた「フルーツスプラッシュマンゴーベリーココ」はマンゴーといちご果肉、更にナタデココを加えた、フルーティな炭酸ドリンクである。ドリンクに浮かべられた氷にマンゴーといちご果肉が重なって、なんとも涼しげである。
ところで、 タリーズコーヒーでは手ぬぐいブランド「かまわぬ」とコラボして、かまわぬ「鳥獣戯画」コラボキャンペーンを7月7日~9月1日の期間で実施している。前回は気付かなかったのだが、ドリンクのプラスチックカップは「鳥獣戯画」限定デザインカップとなっていて、カップの周囲に「鳥獣戯画」のユニークな動物たちが描かれている。
まずは正面である。オリンピックに因んでいるのか、旗が掲げられて、動物たちが綱引きや徒競走をしている様子が描かれている。
正面の右側である。応援風景が描かれている。
正面の左側である。こちらには玉入れ競技が描かれていた。
裏側のデザインはこんな感じである。旗を持って行進している様子が描かれている。
今回のドリンクは背景が明るいこともあって、白い線で描かれた動物たちの姿は、少々見にくい。
あらためて、ストローを挿して「フルーツスプラッシュマンゴーベリーココ」を飲む。勢いよく吸い込むと角切りのナタデココが口の中に飛び込んできた。ナタデココの心地よい食感にさわやかなレモンフレーバーが鼻腔に香る。シュワシュワとしたレモン風味の炭酸の舌触りがアクセントになっている。
ストローから口を離して、今度はスプーンでフルーツを口に運ぶ。ドリンクにはダイスカットマンゴーといちご果肉がたっぷりと入っていて、フルーティーな甘さにナタデココの食感が楽しい。レモン風味が爽快で、果実感あふれる炭酸ドリンクである。
「フルーツスプラッシュマンゴーベリーココ」のフルーツを少し楽しんだところで、ケーキを食べることにする。
「ウィークエンドシトロン」はフランスの伝統焼き菓子をモチーフにしたケーキである。ドーム状のケーキを切り分けたケーキの生地はレモン果汁の入ったバターケーキで、生地の間にレモンカードをはさみ、上面をたっぷりのレモンアイシングでコーティングして砕いたマカダミアナッツをトッピングしている。
ケーキにフォークを入れて口に運ぶ。しっとりした口あたりの生地は口溶けがよく、レモンの香りが鼻腔に広がる。途中にはさまれているレモンカードは爽やかな酸味で、柑橘の甘酸っぱく爽やかな風味がおいしい。生地がケーキにボリューム感を与えていて、なかなか楽しめた。
ケーキを食べてしまうと、再び「フルーツスプラッシュマンゴーベリーココ」を飲んだ。ようやく落ち着いたところで、ビジネスリュクサックの中から読み物を取り出す。「フルーツスプラッシュマンゴーベリーココ」 を楽しみながらしばらく記事に目を走らせていると、プラスチックカップの中の「フルーツスプラッシュマンゴーベリーココ」が空になった。
紙コップに入った冷水をプラスチックカップに注ぎ、冷水で喉を潤しながら記事を読む。ふと気付いて時計を確認すると、閉店時間が迫っていた。店内にいる客は自分と先客の1人だけである。カップの中の水も無くなったので、帰り支度をすると、食器を返却して店を出た。
新宿駅に到着して中央線下りホームに昇ると、目の前に中央線通勤快速電車が停まっていた。車内は混んでいたが、このまま暑い空気の中で後続の電車を待つのもツライので、意を決して電車に乗り込んだ。ちょうど目の前の吊革が空いていたので、ビジネスリュクサックを網棚に載せて、吊革に掴まった。
電車は三鷹駅に到着したところで、幾分、空いてきた。ちょうど目の前の席が空いたので、シートに腰を下ろす。瞼が重くなってきて、ちょっと目をつぶったつもりだったのだが、それが長い時間になるとは思わなかった。気が付くと電車は立川駅を出るところだった。
日野駅に到着すると、改札を抜けて甲州街道に出た。南よりの風が強く吹いている。風は湿度があって、シメシメと感じられるものの、少し涼しく感じられた。上空には暗い空が広がっていて、星が瞬いているのが見えた。