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今日は晴れ。昨夜、目覚ましをセットせずに布団に潜り込んでしまったこともあって、目が覚めた時には既にカーテンの外は明るくなっていた。上空には所々に雲が浮かんでいるものの、突き抜けるような青空が広がっていて強い残暑の太陽が降り注いでいる。気温は午前中に30℃を越えた。
日中は南よりの風が吹いていて、上空には大きな綿あめのような雲が所々に浮かんでいるものの、青空が広がっていて、真夏のような強い日射しが降り注いでいる。昼間の最高気温は34℃と2日連続の真夏日となった。湿度もあって、少しムシッとした暑さである。
今日は午後、大学の研修室のOB会が浅草であり、これに出席する。15時に始まったOB会は17時過ぎに中締めとなった。その後、流れ解散となった。
いつもなら二次会にも顔を出すのだが、今日は出席者が少なかった上に、同世代のOBも少なく、二次会には行かずにそのまま帰ることにした。せっかく浅草に来たので、少しぶらぶらと歩いてみたい気分でもあるが、浅草の街は相変わらず混雑している上に、蒸し暑くて体力も消耗してしまいそうである。
とはいえ、今日のOB会で出た料理は少なめで、少々小腹が空いた。帰りに〆のラーメンを食べていくことにして、雷門通りを西に進み、雷門一丁目交差点で左折して国際通りに入ると、ぶらぶらと歩きながら蔵前方面に進んだ。まだ日が沈んで間もない時刻で、空はまだ少し明るいが、周囲は薄墨色に染まっている。
蔵前小学校交差点を越えたところの右側の角から3軒目のビルの1階にラーメン屋「らーめん 改」がある。この店は春に買った雑誌「ラーメンWalker 東京2019」に掲載されているラーメン屋の1つである。今日はこの店に入ることにした。
店に入ると、すぐ左手に券売機があり、ここで食券を購入する。メニューは「貝塩らーめん」「味玉貝塩らーめん」「チャーシュー貝塩らーめん」「全部入り貝塩らーめん」「煮干つけ麺」「味玉煮干つけ麺」「チャーシュー煮干つけ麺」「全部入り煮干つけ麺」「貝塩和えそば」「煮干油和えそば」の10種類の麺類に加えて、「ライス」「明太子ご飯」「チャーシューご飯」「炙りチーズご飯」の4種類のご飯もの、「味付たまご」「たけのこ」「のり5枚」「わかめ」「チャーシュー増し」「大盛」「替え玉」といった各種トッピング、「HEARTLANDビール」で構成されている。
食券を買うと、カウンター脇にいた店員に食券を渡して料理を注文した。注文したのは看板メニューの「貝塩らーめん」である。これに雑誌に付いていた「味玉1個無料」のクーポン券を渡し、味付玉子を付けてもらうことにした。店員に案内されて一番端のカウンター席に腰を下ろす。
間口の狭い店内は奥行きがあって、入口から見て右手に厨房があり、厨房の前に一直線上にカウンター席が10席配されている。お冷やはセルフになっていて、店の入口を挟んで券売機と反対側に給水器があり、その下に並べられているコップを1つ手に取ると、給水器で冷水をコップに注いでテーブルの上に置いた。
カウンターの上には空のコップと冷水のポットが置かれている他、卓上には酢と一味唐辛子、コショウといった調味料と箸、楊枝、ティッシュボックスが置かれている。
しばらくしてラーメンが運ばれてきた。白い丼に入った「貝塩らーめん」の麺は平打ちの太麺で、少し濁った土色のスープに浸かっている。麺の上にはチャーシューが2枚と2切れのタケノコ、ミツバ、ワカメとトッピングの味玉が載せられていて、レンゲが添えられている。
まずはレンゲでスープを掬って飲んでみる。アサリを主軸に数種類の貝のエキスを丁寧に抽出したスープと、イリコを使った煮干しスープの魚介ダブルスープにまろやかな塩ダレを加えた魚介が主役のスープの表面には仕上げ油の貝油が浮かんでいる。魚介の旨みがぎゅっと凝縮されているようで美味しい。
今度は箸を取って麺を食べる。自家製の手もみ縮れ麺はもちもちとした食感で美味しい。1本1本の麺の太さに加えて、並盛で麺の量が160gあるということなので、ボリュームがある。麺にたっぷりとスープが絡まって口の中に入ってきて、スープの旨みが口の中に広がった。スープとともに、ミツバやワカメも口の中に入ってきた。麺の食感にアクセントが加わって、食べ応えがある。
麺の上に載せられたチャーシューを食べる。薄めのチャーシューは脂身が少なく、ハムのような食感で美味しい。タケノコはジューシーでスープがよく絡んでいる。味玉はよく味が染みこんでいて、美味しかった。
麺をあらかた食べ終えると、丼を傾けてスープを飲み干して完食。最後にコップに残ったお冷やを飲み干すと、席を立って店を出た。
蔵前からは春日通りをぷらぷらと歩いて御徒町駅に向かった。御徒町駅から京浜東北線に乗って秋葉原駅で中央・総武各駅停車線に乗り換え、更に御茶ノ水駅で中央線快速電車に乗り換える。運良く席に座れたので、そのまま爆睡して帰宅の途についた。
電車が日野駅に到着する前に目が覚めた。日野駅で電車を降りると、千鳥足で改札を抜けた。夜になって風は止んできたが、まだ気温が高く、ムシムシとした陽気である。西の空には半月が明るい光を放っていた。