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【閉店】独り呑み(@庄や 立川北口店)

2020年08月28日 | 【閉店】食べ歩き


今日は晴れときどき曇り。今朝は上空の所々に小さい薄い雲が浮かんでいるものの、青空が広がっているが、東の空には入道雲のような大きな雲がかかっている。雲の縁が朝日でオレンジ色に染まって、日射しが無いものの、次第に空は明るくなってきた。今朝の気温は25℃で湿度が高く、弱い北よりの風が吹いている。蒸し暑い陽気だが、風が一抹の涼気をもたらしてくれているようだ。
今日は朝から出勤する。電車に乗って新宿駅に到着すると、上空の大部分を灰色の雲が覆っていて、湿った南よりの風が吹いていた。通り雨が降ったらしく、路面がわずかに湿っているようである。湿度が高くて、かなり蒸し暑い。街路樹からはセミの鳴く音が盛大に聞こえていた。

日中は雲が多いものの青空が広がって、眩しいほどに日射しが降り注ぐ厳しい残暑の1日となった。昼間の最高気温は34℃と 日連続の真夏日となった。朝よりは湿度が下がってきたものの、外に出ると蒸し暑くて、南から吹く風が熱風のように思えた。
夜、仕事を終えた後も、職場に残って机上の整理などをする。来週の月曜日は久しぶりに1日テレワークの予定を入れていたのだが、それが霧消して朝から出勤する羽目になった。集中して資料の作成をするつもりでいたので、当てが外れた気分である。精神的にもかなり疲労を感じたので、適当なところで職場を後にした。

今日は夕食を食べて帰ることにしている。新宿駅から電車に乗って立川駅で途中下車した。明日は土曜日でお休みということもあるし、たまには少し酒でも飲んで憂さを晴らしたい気もする。改札を抜けて駅北口に出ると、駅前のロータリーから線路沿いの柳通りを国立方面に向かって歩いていく。前に「タンタン麺」を食べたラーメン屋「揚州商人 立川店」のあるビルの左隣のビルの1階に居酒屋「庄や 立川北口店」がある。今日はこの店に入ることにした。


店内に入ると、奥から店員が出てきて、店の中程にある厨房の前のカウンター席に案内された。カウンターの卓上には2席毎に透明な仕切り板が置かれていて、卓上にはアルコール消毒液とメニューが置かれている。席に着くと紙のコースターと箸、取り皿、冷たいおしぼりが置かれた。
さっそくメニューを眺める。メニューは各種刺身、逸品、肴、焼き海鮮、焼とり、焼とん、揚物、焼炒、サラダ、ピザ、食事メニュー、釜飯、デザート、ビール、日本酒、サワー、ハイボール、ホッピー、ウイスキー、焼酎、カクテル、ワイン、果実酒、ソフトドリンクで構成されている他、日替わりのメニューとして、名物こぼれ寿司、生もぎ枝豆、おまかせ鮮魚三種盛り、アオリイカ刺、海鮮山かけ又は納豆、鶏唐サラダ、長芋千切り、野菜炒め、自家製厚揚げ、抹茶わらび餅があった。

まずは黒ホッピーのセットを注文した。するとまもなく、黒ホッピーの瓶と焼酎が入ったグラスが運ばれてきた。グラスには氷がたっぷりと入っていて、しかもキンキンに冷えている。黒ホッピーの瓶もよく冷えていた。


続いてお通しが運ばれてきた。お通しは「茄子とキュウリの梅肉和え」である。


まずはグラスに黒ホッピーを入れる。


紙おしぼりで手と指を拭き、添えられたマドラーで少しグラスの中の焼酎をかき混ぜると、まずは独り乾杯。久しぶりに飲む黒ホッピーの味は少々苦く感じられたが、それが胃袋を逆に刺激して、腹が減ったと脳に働きかけるようである。さっそく箸を取ってお通しの「茄子とキュウリの梅肉和え」を食べることにした。


茄子とキュウリは大きめにカットされていて、歯応えがあって美味しい。梅肉ソースのほんのりとした酸味が茄子とキュウリにからみあって、さっぱりとした味わいである。お通しを食べてしまうと、メニューを眺めた。店員を呼んで追加の料理を注文する。注文したのは「おまかせ鮮魚三種盛」と「焼きとり盛り合わせ」である。焼きとりは塩で焼いてもらうことにした。
しばらくして「おまかせ鮮魚三種盛」が運ばれてきた。刺身には空の醤油小皿と醤油差しが添えられている。


醤油小皿に醤油を注いだ。醤油もキンキンに冷えている。


刺身は日替わりで、「マグロの赤身」「サーモン」「カンパチ」の刺身が3切れずつ、大根のツマの上に敷かれた大葉の上に載せられている。「カンパチ」の刺身の上には食用菊が添えられている他、2色のトサカノリとおろしワサビが皿に載せられている。


おろしワサビを醤油に溶かしながら刺身を食べる。厚めにカットされた「カンパチ」はもちもちとした食感で、白身の魚の旨みが口に広がった。ワサビのツンとした風味がアクセントになっていて、食べ応えがあって美味しい。「サーモン」はトロリとした食感で、脂身は少ない分、サッパリとした味わいである。サーモンの濃厚な旨みが感じられた。「マグロの赤身」はやや筋があるものの柔らかく、濃厚な味わいが美味しい。
刺身を食べてしまうと、大葉で大根のツマを巻くようにして、醤油に浸けて食べる。ダイコンのシャキシャキとした食感がみずみずしく、大葉の風味がアクセントになっている。トサカノリを食べ、食用菊も食べてしまった。食用菊の苦みが口の中に広がり、それをホッピーで洗い流すようにして飲むと、グラスの中が空になってしまった。

店員を呼んでホッピーのナカを注文する。
運ばれてきた焼酎もまたキンキンに冷えたグラスに入っていて、氷がたっぷりと浮かんでいる。


これに瓶の中の黒ホッピーを全て注いだ。ちょうどホッピーの瓶1本でグラス2杯分楽しめる。


ホッピーに口を付けるか付けないかといったところで、「焼きとり盛り合わせ」が運ばれてきた。「焼きとり盛り合わせ」は底の浅い長方形の升に盛られている。左からなんこつ串、つくね串、もも串、ねぎ間串、ぼんじり串の順に並べられていて、カットレモンが添えられている。


カットレモンを搾ると、さっそく焼き鳥を食べながらホッピーを飲むことにした。なんこつ串は5切れほどが串に刺さっている。コリコリとした食感のなんこつは塩が旨みを引き出してるように思われて美味しい。注文して今更だが、なんこつはあまり好きでは無かったが、今日は格別に美味しかった。
つくねはふんわりとした食感で旨みと香ばしさが味わえた。もも肉はジューシーで鶏の旨みが美味しい。ホッピーもグングンと進んだ。ねぎ間は鶏肉の歯応えにネギがジューシーな味わいで美味しい。口に入れるとネギの香ばしさが鼻腔に広がって、それだけでホッピーが進む。最後にぼんじりを食べる。プリプリとした食感のぼんじりは淡泊な味わいで、塩がその旨みを引き立てている。ぼんじりの旨みを味わいながら、ホッピーを飲んだ。

お通しを入れると3品の料理だったが、ずいぶんと食べた気がした。ホッピーもあと僅かである。ここで〆のご飯ものを注文する。注文したのは月替わりの釜飯である。8月は「うなぎ」の釜飯とのことなので、これを注文することにした。ちなみにご飯の大盛は出来るか聞いてみたところ、「それはできません」とのことだった。
料理を注文してまもなく釜飯とお新香、お椀としゃもじが運ばれてきた。釜飯は小さい鉄釜が民芸コンロに載せられている。「コンロの中の火が消えたら、良くかき混ぜてお食べください」とのことである。


火が消えたところで、釜の蓋を開けた。中にはご飯の上にうなぎの小片が6切れほどとミツバ、レンコンが散らされている。


しゃもじでかき混ぜて、釜飯を茶碗によそった。釜飯の中のご飯は茶碗2杯分くらいのご飯がある。


ご飯を食べる。


国産米を使用しているという釜飯は、ご飯が艶々としていて美味しい。炊きたてのご飯にうなぎの淡泊な旨みが絡まって、なかなかの食べ応えである。ウッカリしていたのは汁物が無いことだった。味噌汁をあわせて注文すれば良かったのだが、もういいかという気になっていた。1杯目の釜飯を食べてしまうと、お新香で、残ったホッピーを飲むことにした。
お新香は浅漬けのキュウリとダイコンが2切れずつとニンジンが1切れである。


口に入れると、みずみずしい浅漬けの野菜はパリパリとした食感で美味しい。ほんのりと塩味がきいた浅漬けはそれだけでしっかりと酒の肴になる。ホッピーを飲み干す頃にはお新香は無くなってしまっていた。
釜の中の釜飯をお椀に全てよそうと、釜飯をかき込むようにして食べて完食。美味かった。満腹、満足である。

店員を呼んで会計をすることを伝えると、荷物を持って入口脇のレジに進む。しばらく外で酒を飲むのを控えていたこともあって、だいぶ酔ってしまったようだ。足が千鳥足になっているのを感じて、少し慎重に歩く。レジで代金をクレジットカードで精算すると、店を出た。
南の空には少し膨らんだ半月が明るい光を放っているのが見えた。立川駅から電車に乗ろうとすると、中央線は吉祥寺駅での人身事故で運転を見合わせているところだった。ホームで電車を待っていたが、とにかく蒸し暑くて汗が額から噴き出すように暑い。しかも酒を飲んだ後ということもあって、頭が痛いほどである。

しばらくして、下りの電車がホームに滑り込んできた。電車に乗って隣駅の日野駅に向かう。日野駅から家まで歩いてくると、風呂に入る気にもならずに、そのまま寝てしまった。


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