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試し撮り(@PENTAX K-3 MarkⅢ)(星空編)

2023年01月01日 | 写真


令和5年元旦の日の今日は晴れ。今日は9時に起床した。カーテンを開けると、上空には雲ひとつ無い清々しい青空が広がっていて、日射しが燦々と降り注いでいる。窓を開けると、身をすくめるような冷たい空気が室内に流れ込んできた。風はほとんど無く、塵ひとつ無い透き通った空気が肌を刺すように冷たく感じられる。遠くから鳥の鳴き声が聞こえた。
日中は快晴で、上空には目も醒めるような澄んだ青空が広がっていた。昼間の最高気温は12℃で、東よりの風が吹いている。湿度が低く、空気はカラカラに乾いている。風が冷たく感じられるものの、日射しの温もりが心地よく感じられた。

日が傾いてくると、西の空から綿をちぎったような雲が流れてきた。東の空には白い半月が浮かんでいる。
日が沈むと、東の方から急速に夜の帳が下りてきて、暗い空に星が1つ2つ見え始めた。

今日はかねてから準備していた星空撮影に挑戦することにした。デジタル一眼レフカメラ「PENTAX K-3 MarkⅢ」高倍率ズームレンズ「TAMRON AF18-250mm F/3.5-6.3 Di II」デジタル一眼レフカメラ用GPSユニット「リコー O-GPS2」を装着する。デイパック三脚ケーブルスイッチヘッドランプレンズヒーターモバイルバッテリー、マスキングテープを入れて、自宅の近くの高台に出かけた。
昼間の気温の余韻もあって、日が沈んでもそれほど寒くは感じられない。ただ、だいぶ周囲は暗くなっているので、ヘッドランプを点灯させてカメラのセッティングを行う。東光寺緑地の西側は住宅地になっているが、緑地の辺りにはLEDの街灯が1つ灯っているだけで、周囲はかなり暗い。そのLEDの街灯すらも避けて、草地の上に三脚を立てた。

写真の撮り方は、ずいぶんとイメージトレーニングをしておいたのだが、辺りが暗いこともあって、いろいろと慌ててしまう。そこで、ホームページアストロレーサーの設定のメモをアップしておいた。このメモスマホで表示させながら作業を行ったこともあり、比較的スムーズにセッティングが出来た。
正面右手には立日橋があり、ちょうど北東方面を望んでいる。左手には立川駅周辺の市街地の光が見えた。
(焦点距離18mm/F3.5/15s/ISO100)


市街地を入れて撮ると市街地の光で星が見えづらいので、市街地の光をなるべく減らして、星景写真の撮影にトライしてみた。
(焦点距離18mm/F3.5/33s/ISO100/アストロレーサーTYPE2)


すると、星も市街地も流れてしまい、市街地がぶれぶれになってしまう。ちなみに星を拡大すると流れているのが確認できるが、それほど目立たない。
更に上空にレンズを向けると、空にはいくつもの星が瞬いているのが見える。アストロレーサーの動作モードをTYPE1に戻して撮影してみた。ぎょしゃ座のカペラ、おうし座のアルデバランだろうか、明るい星が見えていた。
(焦点距離18mm/F3.5/34s/ISO100/アストロレーサーTYPE1)


やがて東の空にオリオン座が昇ってきた。
(焦点距離39mm/F4.5/41s/ISO100/アストロレーサーTYPE1)


オリオン座の中心の三ツ星から少し右下に視線を移すと、ほのかに小さな星が3つ並んでいるように見える。これはオリオン座大星雲という星雲である。肉眼での視認はかなり厳しいが、望遠レンズを使って撮ってみると、その姿がよく見える。一応、TYPE1で撮っているので、星は点状になって取れるはずなのだが、拡大すると冒頭の写真のように少し星が流れているのは、自分の操作がまだまだ甘いからか。
(焦点距離250mm/F6.3/42s/ISO100/アストロレーサーTYPE1)


今日の月は月齢が8.7ということで、半月を少し膨らませたような姿を天頂付近に見せている。
(焦点距離250mm/F8/1/125s/ISO125)


月の西側に明るく光る星は木星だろうか。写真を撮ると、ひときわ明るく光る星の周囲には肉眼では見えない星がいくつもあるのが分かる。
(焦点距離250mm/F6.3/32s/ISO105/アストロレーサーTYPE1)


星を撮ってると、吐く息が白く見えた。気温がぐっと下がってきていて、手がかじかむようである。1時間ほども粘った後に、機材を片付けて帰宅した。


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