週明けの今日は晴れときどき曇り。今朝は上空に暗い空が広がっていて、薄い雲がかかっていて、雲の合間から星が瞬いているのが見えた。今朝の気温は3℃で、弱い北よりの風が吹いている。湿度があるせいか、それほど寒くは感じられなかったが、それでも風が冷たく、空気がヒンヤリと感じられた。
昨夜も流星の撮影にトライしてみたが、やはり写真には流星は写っていなかった。自宅の裏手の高台に登れば、視界が開けるので流星は写るかもしれないが、夜に外出するのは気が引ける。無理しない範囲で、星空撮影にはトライしてみたい。
今日は通常出勤のため、早朝に家を出た。週初めということもあって通勤電車の車内は比較的混んでいたように思う。新宿駅に到着してもまだ日の出の時刻を迎えておらず、まだ空は暗くて街には街灯が灯っている。職場に到着してまもなく、日が昇ってきて空が明るくなってきた。
日中は薄日が射しているものの、上空には薄い雲が広がっていてスッキリしない空模様となった。昼間の最高気温は13℃で湿度が低く、北よりの風が吹いている。日かげに入ると、乾いた空気がガラスのように冷たく、肌を刺すように感じられる。日の当たるところに出ると、日射しの温もりが感じられるものの、風が冷たくて肌寒い陽気である。
1日の仕事を終えると、既に窓の外は暗くなっている。上空には雲が広がっていることもあって、暗くなるのがいつもよりも早く感じられるのは気のせいか。明日は終日テレワークの予定としている。仕事を終えて端末をビジネスリュックサックに入れると、職場を出た。外に出ると、風が冷たく感じられた。
今日は夕食を食べて帰ることにしている。新宿駅から混雑を避けて、通勤快速電車の1本前の電車に乗り込んだ。吊革にはすぐに掴まれたが、車内は比較的混んでいる。車内で読み物を読んでいると、吉祥寺駅で前のシートが空いたので、席に座って瞼を閉じた。ふと気が付くと、電車は国立駅を発車するところだった。
立川駅で下車。コンコースからグランデュオ改札を抜けてグランデュオ立川に入る。エレベーターで7階に昇り、レストランフロア「ごちそうダイニング」に到着すると、先日、「せいろ蒸し御膳」を食べた自然食レストラン「さんるーむ グランデュオ立川店」の隣にあるオムライス・オムレツ専門店「ラケル グランデュオ立川店」に入った。
店内は入口から見て正面突き当たりに大きな鏡があって、一見するとかなり奥行きが広い錯覚を受ける。入口から見て左手に厨房があり、その右手と奥に4人掛けのテーブル席が14卓と2人掛けのテーブル席が7卓配されている。店員に案内されて、奥の4人掛けのテーブル席に座った。
ここの店員の制服はちょっとかわいい。こんなことを書くと、変なおじさんに思われるだろうが、別にそれが目当てで入ったわけでは無い。ただ、店の客はカップルや女性客が多く、自分のような男一人の客が入るのは、違和感があるかもしれない。
席に座ると、お冷やと冷水の入った瓶、メニューが運ばれてきた。お冷やを飲みながらメニューを開く。メニューは各種「チキンライスのオムライス」「ドライカレーのオムライス」「オムレツ」「十穀米のたっぷりソースのオムライス」「贅沢オムライス」「国産桜姫鶏と肉料理」「サイドメニュー」「ラケルパンフレンチトースト」「パフェ」「オムレットケーキ」「タルト&ブリュレ」「サンデー」「ソフトドリンク」「アルコール」「期間限定セットメニュー」がある。
店員を呼んで注文したのは「国産桜姫鶏と肉料理」の中から「ダブルハンバーグステーキ 十穀米付き」である。「ライス大盛」とし、更に「スープセット」を付けることにした。スープセットはドリンクとスープが付くが、ドリンクは「コーヒー」「紅茶」「オレンジジュース」「ウーロン茶」「レモネード」「黒酢ドリンク(りんご酢)」が選べるので、「ホットコーヒー」を注文することにして、食後に持ってきてもらうことにした。店員にミルクと砂糖がいるかどうか聞かれて、どちらももらうことにする。
しばらくして、最初に「スープセット」の「濃厚コラーゲンスープ(コラーゲンペプチド約1000mg配合)」が運ばれてきた。更にスプーンとフォーク、ナイフ、紙ナプキン、紙おしぼりが入ったプラスチックのケースも運ばれてきた。
まずは紙おしぼりを出すと、紙おしぼりで手指を拭く。
「濃厚コラーゲンスープ」は器の中にはコーンスープが入っていて、中央に大きなクルトンが5個が浮かべられている。スープにはスプーンが添えられている。
スプーンでスープを掬って口に運ぶ。舌触り滑らかなスープはドロリとしている濃厚なコーンスープである。コーンとクリームの甘みが感じられて美味しい。クルトンのカリッとした食感がアクセントになっている。スープを飲み干すと、再びお冷やを飲んだ。
スープを飲み終わったのを確認したかのようにして、「ダブルハンバーグステーキ」と「十穀米ライス大盛」が運ばれてきた。
「ダブルハンバーグステーキ」は楕円形の鉄板の上にハンバーグが2つ並べられていて、片方に和風ソースがかけられており、もう片方のハンバーグにはクリーム入りのデミグラスソースがかけられている。ハンバーグには半分に割ったジャガイモが1個分とコーン、クレソンが添えられている。
「十穀米ライス大盛」は平皿に盛られている。なかなか盛りがいい。
プラスチックのケースの中から紙ナプキンとナイフとフォーク、スプーンを出すと、ハンバーグを食べることにした。
最初にハンバーグをカットして断面を見てみる。
長さ9cm、幅7cm、厚さ2cmほどの小判形のハンバーグはビーフ100%と少量のつなぎで作られており、ハンバーグ種をハンバーグ種で包む「包餡製法」でふっくらジューシーに焼き上げられている。断面からは肉汁が滴り落ちてソースに絡み、かなり美味そうである。
さっそく、1個のハンバーグを4等分にカットして口に運ぶ。和風ソースのかかったハンバーグは、醤油ベースのソースの旨味がハンバーグに絡んで美味しい。やや酸味が感じられるソースはさっぱりとした味わいで、肉汁が微妙に絡んでライスが進んだ。一方、デミグラスソースのかかったハンバーグは、甘くて旨味が濃いソースが肉にたっぷりと絡んで濃厚な味わいである。クリームのコクがハンバーグにアクセントを与えていて、なかなかの食べ応えである。
ハンバーグを食べながら付け合わせの野菜を食べる。ハンバーグに彩りを添えているクレソンはほんのりとした苦みとシャキシャキとした食感が美味しい。料理にもアクセントを与えていて、なかなかの存在感である。
ジャガイモは身が詰まっていて、ホクホクと甘くて美味しい。ソースを絡めると、ソースの旨味にポテトの甘みが合わさって、食べ応えがある。ボリューム感もあって美味しかった。
夢中でハンバーグとライスを交互に食べてしまった。見ると鉄板の上には和風ソースとデミグラスソースが溜まっている。これを残らず食べるには、ちょっとマナー違反かもしれないが、鉄板の上にご飯を載せて、ソースを絡めて食べてしまうのが一番良い方法と思われた。これこそ男一人客の特権でもある。
平皿に残ったご飯を鉄板の上に載せて、ソースとコーンを絡めるようにかき混ぜる。ナイフとフォークをスプーンに持ち帰ると、チャーハンのようになったご飯を掬っては口に運んだ。ツブツブ食感のコーンは甘くて美味しい。2つのソースが絡んだライスは、形容しがたい美味しさで、食べ応えがある。鉄板の上に2、3切れほど残したハンバーグにかぶりつきながらライスを食べた。気が付くと、鉄板の上は綺麗に空になった。
お冷やを飲んで、少しホッと息をついていると、食後のコーヒーが運ばれてきた。コーヒーカップの載ったソーサの上にはスプーンとミルク、スティックシュガーが1本載せられている。
まずはコーヒーをブラックのまま飲む。
優しい苦みのコーヒーは、ソースまみれの口の中がサッパリするかのように美味しい。食後にデザートを注文すれば良かったなと少し、後悔しつつも、その代わりに甘いコーヒーを楽しむことにして、添えられたミルクとスティックシュガーを注ぎ、あらためてコーヒーを飲む。
甘いコーヒーは気分も上がる。なんだか店の居心地も良くて、すっかりリラックスしてしまった。
コーヒーカップが空になると、お冷やを飲む。ちょっと落ち着いたところで、荷物をまとめると伝票を持って席を立った。入口脇のレジに進んで、代金を精算する。
店を出てエレベーターで1階に下りると立川駅改札を抜けて、中央線下りホームに降りた。ちょうど高尾行きの電車が滑り込んでくるところだったので、この電車に乗って帰宅の途につく。
隣の日野駅で下車して、駅の改札を抜けた。駅の西側のロータリーに出たところで空を見上げると、上空には白くて薄い雲が広がっていたが、雲を透かすようにして暗い空が見える。今晩もふたご座流星群の撮影にチャレンジしてみようかと思っていたが、すっかりその気分は失せてしまった。北よりの風が冷たく、手先がかじかむように感じられた。