「台風一過の・・・」とはよくいいますが、台風が過ぎ去って天候は回復しても、台風で被った災害はつづいています。
今回の台風14号、事前に報道されていたほどの猛威は振るわなかったようですが、各地で災害が発生しています。
泉八小がある樅木地区でも、以前お伝えしたとおり、停電、断水、道路崩落など、いわゆる「ライフライン」にも様々な被害が出ました。この3連休も復旧に取組まれていることと思います。
電気はほとんど復旧しているようです。
水はいち早く地域の方々が協力してパイプを繋ぎ、山から引いてこられています。
道路は、道路を覆っていた土砂や倒木は素早く撤去されましたが、崩落した部分の復旧は時間がかかるのではないでしょうか。
道路が失われたことで孤立されているお宅もあります。子供たちも神楽の練習で大変お世話になっている方のお宅です。
道路が崩落して車で通れないので、手鍬で山に道を開き、山道を歩いて避難先から家の様子を見に行かれたと聞いています。昨日は泉支所の車が、食料やブルーシートを運んできたとおっしゃっていました。
郵便配達の方も、車で入れないところは歩いて配送されているそうです。
幸いにも人的な被害はうかがっていませんが、観光や産業なども打撃を受けられています。
週末、山を下りて市内(平野部)でいろんな方と台風の様子についても話をしましたが、市内の平野部では、雨も風も事前に予想されていたほどひどくなかったということもあり、今回の台風14号に対する思いに「温度差」のようなものを感じました。
以前の7月豪雨(人吉や球磨村、坂本など球磨川流域に甚大な被害をもたらした豪雨)で復興支援をしていた時、被災された方が「生活の不安もあるが、『忘れられる』のがこわい」と語っておられたのを思い出しました。
樅木の被害はニュースなど報道に乗ることはありませんが、このブログを見ていただいている方にだけでもお伝えできればと思って、今日はこの記事を書きました。
思いをうまく伝えられないもどかしさも感じています。
災害対策には「自助」「共助」「公助」が大切だとよく聞きますが、今回の台風14号で学校に避難してこられた方々の様子や、台風が去ったあと、いち早くご近所で協力して動かれる様子を拝見して、樅木の「自助」「共助」の底力はすごいと本当に感じました。
学校には何ができるのかな? 何をしなければならないのかな? 考えさせられました・・・
まずは子供たちの「笑顔」をしっかり守っていくことかな・・・
前回、「クラフト教室」の様子を配信しましたが、事前に作成し予約配信の設定していたことをうっかり忘れていました。台風の直後で、被害にあわれた方々や復旧に取組まれていた方々の中には不快に感じられた方もおられたかもしれません。失礼しました。
