「気づいた人には責任がある」と、映画監督が言っていた。今回連載4回目なので、
前から気になっていたフレーズ。女性の監督で、苦労をしてきた方だ。
私自身すべての状況でそう思うわけではないが、
基本的にはそのように思っている。
世の中万能の人はいないが、優れた人が前にいると、気後れすることはある。
私も、時として自信喪失に陥ることがある。
それでも、自分に判断できたり、ちょっと頑張れば対応可能かなと思うことはある。
そんな風に気づいたときは、できる範囲で動き出してほしいと思う。
もちろん、「できる範囲」で良いのだ。
「できる範囲で」と言っても、信じてもらえないのはこちらの力不足なのだろう。
「できる範囲はできる範囲」で、まったく言葉通りなのだが、
その、「言葉」を受け入れてもらえなければそれまでである。
多くの人が、力の出し惜しみをしていると思うことが多く、残念に思うことが多い。