エトケンのブログ はじめの一歩

マイペースでのジョギングと街中散歩、食べ歩きが楽しい。

熊野古道 その3 熊野本宮大社へ

2018-07-24 19:50:26 | 旅行記
7月15日8時発、ホテルから送迎バスで紀伊勝浦駅。
荷物を駅のロッカーに預け、路線バスで「権現前」へ、40分ほどで到着。
熊野速玉大社に参拝します。
熊野速玉大神(クマノハヤタマノオオカミ)と熊野夫須美大神(クマノフスミノオオカミ)が主祭神。

午前中でも相変わらずの暑さ・・・

神門をくぐって拝殿でお参り。すると中から外国語のすてきな合唱が・・・周りの人達も聞き惚れてます。
終わると盛大な拍手・・・御神木「梛」なぎの木にもご挨拶。

ご朱印を頂いて、摂社の神倉神社に向かいます。

熊野速玉大社から山沿いを歩いて20分。リュックを背負った背中は汗ビッショリ。
宮崎駿監督が立ち寄った神倉小学校の立派な木造体育館を見ながら入口に到着。
(後日、監督から残してほしいという手紙が送られたそうです。)

さて、階段です。

垂直の岩階段、538段あるそうな・・・登るの大変・・・やっとの思いで途中の広場で一休み、水分補給。
すると80歳過ぎと思われるオジサンが休憩中。「ここから先はなだらかになるよ」とのこと。
ご挨拶してまた登り始めます。確かに楽になりました。木蔭も涼しい。
本殿が見えてきました。大きな岩・・・

ご神体の「コトビキ岩」、凄い迫力・・・パワースポットです。

そして振り返ると・・・

新宮の街並みと海、美しい。
お参りして帰ろうとすると岩の横に途中の広場にいたオジサンが???いつの間に???
挨拶すると「岩の横に上がってみなさい」とお声を掛けて頂きました。岩を斜めに登ると巨岩三体としめ縄、地面には白石。
小さな榊の枝が祀られてました。神秘的・・・感動です。
このオジサン、もしかして神様???ご挨拶して下山です。

新宮駅から本宮大社へ。熊野バスで約1時間。ひたすらバスです。新宮川に沿って山道をクネクネ。

熊野本宮大社到着。凄い日差し・・・焦げそう。時間は12過ぎ、お昼ですね。
今日のお昼は、念願の「めはり寿司」。

鳥居横、新しく建てられた「瑞鳳殿」1階、もうで餅で有名なお店「茶房 珍重庵 」。でもめはり寿司やお蕎麦もあります。
めはり漬けの葉っぱにご飯を包んだおにぎり。暑いときには食べやすい。
と、その時、窓越しに見覚えのある中国人の親子???北山村から同じルートだったんだぁー。どうやって調べたんだろう???
さて、この瑞鳳殿、H23年の台風被害で再建されたそうで、H26年9月に再建。八咫烏をイメージしたデザイン。

奥の休憩室が高床式になってます。床上浸水対策???とっても綺麗な休憩室でした。
元気が出たところで本殿に向かいます。しかし、また階段・・・もう足がガクガク。

門をくぐると神殿前で太鼓の奉納。

暑い日差しの中、若い女性の太鼓師たちが勇壮な太鼓を披露、周りからも拍手喝采。良いタイミングで参拝出来ました。

御朱印を頂き、伊邪那美命の荒御魂がお祀りされている産田社、そして、かつて熊野本宮大社があった大斎原へ。

ここは徒歩10分ほど。強力な日差しを浴びながら歩きます。

大斎原は撮影禁止、風が違います。何だか神の領域を感じました。

さて、三重県の伊勢神宮から始まった御朱印の旅、1冊目が長野県の諏訪大社で終わり、二冊目は島根県の出雲大社から熊野の大斎原まで。
自分的には、十分満足できたので御朱印はこれで終わりにしようと思います。
15時20分発の熊野交通の特急バスで紀伊勝浦駅。温泉で汗を流して、美味しいマグロを食べて、今回の熊野古道の旅はお仕舞。
19時55分発、横浜YCAT行の夜行バスに大慌て乗り込み、午前5時に横浜駅到着。いやいや、ハードな旅でした。
でも、いろんな意味で、心に残る旅でした。

熊野古道 その2 那智の火祭り

2018-07-21 10:49:20 | 旅行記
7月14日、今日は那智の扇祭り(火祭り)。夏に行われる熊野那智大社の例大祭で、毎年同じ日に行われています。
ホテルの送迎バスで紀伊勝浦駅へ8時20分到着。今日も良い天気。
今日は混雑すると思ってお昼ご飯を調達、めはり寿司のお弁当屋さんはまだ開いてなくて仕方なくコンビニへ。

熊野交通の悠遊フリー切符(3000円)を握りしめ、8時55分発の那智山行きのバスへ。思っていたほど混んでません。
大門坂で下車、ちょっとだけ熊野古道を歩きます。

石畳が美しい、でも暑い。なるべく木蔭をゆっくり登ります。でも風が気持ち良い。

それにしても今日は暑い、途中のお茶屋さんで一休み。遠くに那智の滝が・・・梅とレモンのかき氷・・・生き返ります。
元気が出たところで、石段を一歩ずつ。熊野那智大社に到着。

主祭神は熊野夫須美大神(くまのふすみのおおかみ、イザナミノミコト)
あらら、工事中・・・でも拝殿の前に、扇神輿と大松明が置かれていました。

拝殿横にある御神木。護摩木を持って、大クスの胎内くぐり。
幹が空洞化していて、護摩木(300円)を持って通り抜けることが出来ます。平重盛の御手植えだそうです。
 
隣にある、青岸渡寺にもお参り、西国三十三ヶ所の第一番札所。

遠くに滝を見ながら歩いていくと、朱色の美しい三重の塔と那智の滝、定番スポット。

三重の塔は300円で上に登れます。EV有、風が気持ち良くて滝壺まで見えました。
山道を5分ほど下って那智の滝の入口、飛瀧神社。

ここから人が増えてきました。外国人も沢山。

両側の森の中に人が沢山、火祭りの場所取りですね。

滝が見えてきました。
落差133m、銚子口の幅13m、滝壺の深さ10m、平時の水量が毎秒約1トンと言われている、落差日本一の滝。

社務所の横から奥へ、入口で「延命長寿の水」を頂いて、お滝拝所の舞台にあがるとミストシャワー。
たっぷりマイナスイオンを浴びて、社務所へ戻ります。
クライマックスとなる御滝本神事(大松明に点火)見学のため、私たちも崖を登って森の中へ。
コンビニのおにぎりを食べながら待つこと1時間30分、十二本の大松明が下りてきました。
その後、神官さんを先頭に氏子さん達、関係者の行列が社務所の方へ。
あれ、その中に見覚えのある女性が2人。北山村の筏下り一緒になった謎の中国人の親子・・・なんで???
さあ、滝前で大松明に点火、始まりました。
1本重さ50キロもある大松明、担ぎ棒を腹帯に差した持ち手が、階段を上り下り、松明を振り回して歩きます。

凄い迫力、私たちのいるところまで大松明の熱さが・・・

十二体の熊野の神々を御滝の姿に表した高さ6mの十二体の扇神輿、動くたびに小刻みに揺れてます。
そして、滝前に扇神輿が並んで、神事の後お祭りも無事終了。

帰りは、那智山から臨時バスで紀伊勝浦駅。送迎バスでホテルに着いたのは午後5時過ぎ。
那智の火祭りは、勇壮で凄い迫力、素晴らしい体験でした。

熊野古道 その1 北山村筏下り

2018-07-21 09:09:11 | 旅行記
7月12日、夜23時05分発 横浜YCATを出発。
南紀勝浦行きの夜行バス。超ハードな熊野古道の旅がスタートです。
バスは3列独立シート、ガラガラだと思ったら、ほぼ満席・・・連休前かぁー。
ブランケットをはおり、靴を脱いで座席を倒して足を延ばすと・・・ちょっと足先が詰まる・・・中途半端な広さ???
バスがスタート、凄く揺れます・・・約8時間、寝たような、眠れなかったような・・・

朝7時前、予定通りに熊野市駅に到着。駅前は、とっても綺麗。日差しが眩しい。でも首が痛い・・・夜行バスは60過ぎにはちょっときつい。
お店はみんな閉まってます。持参したおにぎりを駅前広場で食べ、Tシャツ・短パン・ゴムぞうりに着替えて北山村のバスを待ちます。

9時10分、北山村営バスに乗込み、おくとろ公園へ。乗客は私たちと途中から乗り込んだ地元の叔母さん、そして怪しい中国人の親子???
この叔母さんと運転手さんの地元言葉の世間話を聞きながら、山道を1時間。方言が楽しい。10時10分、やっと到着です。

受付を済ませ、待合室で荷物を預けて出発です。お客さんは40人ぐらい、出発地点まで5分ほどバスに乗り、階段を下って筏に乗り込みます。
一つの筏に4人ぐらい乗って、4台ぐらいが連結して流れて行きます。

先週の雨で水は多め、一昨日まで増水で中止していたそうで乗れたのはラッキーです。

スタートはなだらかな流れ、4人ぐらいの筏師さんが巧みに竿を操ります。

急流では両手で手摺に摑まらないと落ちそうです。川の水がくるぶしぐらいまで流れてきます。
冷たくて気持ち良い・・・中央の板張りの椅子もビッショリ。

でも、なだらかな所では、丸太に腰かけて足を流れの中へ・・・

周りの岩、森、空気、そして静けさ。約1時間の筏下りは最高に癒されます。

筏下りが終わり、お昼は「おくとろ温泉」内のレストラン、1200円のバイキング。
生ビールで乾杯して、お腹が空いてたのでガツガツ食べちゃいました。
帰りのバスは、15時15分。ちょっと温泉で汗を流して、再度熊野市駅へ。
JRきのくに線で新宮駅経由の宇久井駅17時16分着。
今日から二日間お世話になるのホテルの送迎バスで「休暇村南紀勝浦」に17時45分到着。
いやいや、長い一日でした。明日は那智の火祭りです。