政府が仮置き場に国有林の無償貸与を決めたことによって、児玉教授が即座に提言されています。政治家がやるべきことですが、これもお母さんたちのような力が必要と思われます。25日の講演より抜粋。
林野庁は国有林への仮置き場を提案しました。私どもが前から申し上げているような人口バリア型の保管の概念でして、放射性物質を隔離して保管してやっていく。この方法というのは、一つは隔離保管する容器がすごく問題になります。コンテナのようなものを早く開発して、やっていただきたい。ステンレスのコンテナが今一番いいと思うのですが、12フィートにするか20フィートにするか、基準となるものを定めて、いろんな所に置かれている物をいれて、地下水に接しないように浅い所に置くということが基本になっております。浅い所に置いて、上と下の水の管理をする。もう一つは、すごく大事なのは、この施設は見学可能、出てくる水質などはチェックできるというようにする。世界でもバリア型の処分はごく当り前になっております。
森林地帯に造る時には、是非考えていただきたいことがあります。それは、福島の復興というものを考える上で、日本の林業と合わせていくということで、かつてなく、一方で良い条件も生まれています。21世紀に入ってバイオマスでは、20世紀はバイオエタノールを作るということはやったんですが、2002年のイラク戦争の後などでは、木材をそのまま燃やすペレット市場というのができてきて、それがヨーロッパで大変革が起こって、例えばフィンランドでは一時エネルギー源は森林資源が34%になっています。
チェルノブイリなど、放射性物質が降った所では焼却灰のモニタリングというのも普通に行われております。日本の焼却炉のかなりのものは、重金属対策がかなり進んでいる。700度以上で燃やしますが、セシウムは気化します。気化して上がった廃棄物を急激に冷やして200度以下にする。そうしますとセシウムなどは大体火灰として析出します。それを今度はバームフィルターで対策します。もう1サイクル回しますと、大気汚染などでやっているエコ町作り。最近の実験では99.99%セシウムが除けますから、一つの焼却処理というのが非常に大事になります。
ところが環境省などで今の基準で間違っているのは、セシウムをなるべく濃いので回収したいんだけど、8000ベクレルとか1万5000ベクレルなど、いろんな濃度の問題で、総量として回収するという議論がまったくできていない。バイオマスとかの焼却所とかを汚泥の燃焼炉などを森林地帯に造る時に上手く造って、そこでセシウムを回収する。そしてたまったものを先程の人工バリア型の処分場などに置くという形でやっていくことが鍵になります。
日本の林業というのは1979年以降衰退してきています。今回の福島の除染から、これをバイオマス発電で転換を計れないか。
・山林の汚染地域、一定の地域につき1カ所、バイオマス発電所を造る。
・そこにセシウム除去、それから、排気放射線流量のチェックができる瓦礫汚染燃焼炉を造る。
・林道を整備しペレット市場を助け、我が国の林業の再生の拠点とする。
・復興には森林発電の電力をかぎとする産業を津波被災地に創る。
・海寄りの低線量で、かつ、丘状で、丘状というのは津波安心地、津波にやられない所で、幼稚園や学校付きの新規若者向け住宅を造る。
こういうことをやらないと、やっぱり本当の若い人たちが帰ってくる、安心な地域作りというものが出来ないんじゃないかと思います。
林野庁は国有林への仮置き場を提案しました。私どもが前から申し上げているような人口バリア型の保管の概念でして、放射性物質を隔離して保管してやっていく。この方法というのは、一つは隔離保管する容器がすごく問題になります。コンテナのようなものを早く開発して、やっていただきたい。ステンレスのコンテナが今一番いいと思うのですが、12フィートにするか20フィートにするか、基準となるものを定めて、いろんな所に置かれている物をいれて、地下水に接しないように浅い所に置くということが基本になっております。浅い所に置いて、上と下の水の管理をする。もう一つは、すごく大事なのは、この施設は見学可能、出てくる水質などはチェックできるというようにする。世界でもバリア型の処分はごく当り前になっております。
森林地帯に造る時には、是非考えていただきたいことがあります。それは、福島の復興というものを考える上で、日本の林業と合わせていくということで、かつてなく、一方で良い条件も生まれています。21世紀に入ってバイオマスでは、20世紀はバイオエタノールを作るということはやったんですが、2002年のイラク戦争の後などでは、木材をそのまま燃やすペレット市場というのができてきて、それがヨーロッパで大変革が起こって、例えばフィンランドでは一時エネルギー源は森林資源が34%になっています。
チェルノブイリなど、放射性物質が降った所では焼却灰のモニタリングというのも普通に行われております。日本の焼却炉のかなりのものは、重金属対策がかなり進んでいる。700度以上で燃やしますが、セシウムは気化します。気化して上がった廃棄物を急激に冷やして200度以下にする。そうしますとセシウムなどは大体火灰として析出します。それを今度はバームフィルターで対策します。もう1サイクル回しますと、大気汚染などでやっているエコ町作り。最近の実験では99.99%セシウムが除けますから、一つの焼却処理というのが非常に大事になります。
ところが環境省などで今の基準で間違っているのは、セシウムをなるべく濃いので回収したいんだけど、8000ベクレルとか1万5000ベクレルなど、いろんな濃度の問題で、総量として回収するという議論がまったくできていない。バイオマスとかの焼却所とかを汚泥の燃焼炉などを森林地帯に造る時に上手く造って、そこでセシウムを回収する。そしてたまったものを先程の人工バリア型の処分場などに置くという形でやっていくことが鍵になります。
日本の林業というのは1979年以降衰退してきています。今回の福島の除染から、これをバイオマス発電で転換を計れないか。
・山林の汚染地域、一定の地域につき1カ所、バイオマス発電所を造る。
・そこにセシウム除去、それから、排気放射線流量のチェックができる瓦礫汚染燃焼炉を造る。
・林道を整備しペレット市場を助け、我が国の林業の再生の拠点とする。
・復興には森林発電の電力をかぎとする産業を津波被災地に創る。
・海寄りの低線量で、かつ、丘状で、丘状というのは津波安心地、津波にやられない所で、幼稚園や学校付きの新規若者向け住宅を造る。
こういうことをやらないと、やっぱり本当の若い人たちが帰ってくる、安心な地域作りというものが出来ないんじゃないかと思います。