荒海や 佐渡によこたふ 天河
芭蕉がこの句を詠んだのも新暦に直せば1689年の8月24日頃。19年に一度の同じ月夜。今頃の天の川は、夜半前に西から北の高空を通って、北東の空に「よこたふ」ように流れます。初夏、新暦7月7日頃は、夜半過ぎに東に出て、午前3時頃に真上から南の空にかけて立つように流れます。旧暦七日は上弦の月夜。夜半頃沈み、沈み際は桂色の舟に見えます。
夕星も 通ふ天道を いつまでか 仰ぎて待たむ 月人壮士
秋風の 清き夕に 天の川 舟漕ぎ渡る 月人壮士
天の原 行きて射てむと 白真弓 引きて隠れる 月人壮士
黄葉する 時になるらし 月人の 桂の枝の 色づく見れば
天の海に 月の舟浮け 桂楫 懸けて漕ぐ見ゆ 月人壮士
天の海に 雲の波立ち 月の船 星の林に 漕ぎ隠る見ゆ
芭蕉がこの句を詠んだのも新暦に直せば1689年の8月24日頃。19年に一度の同じ月夜。今頃の天の川は、夜半前に西から北の高空を通って、北東の空に「よこたふ」ように流れます。初夏、新暦7月7日頃は、夜半過ぎに東に出て、午前3時頃に真上から南の空にかけて立つように流れます。旧暦七日は上弦の月夜。夜半頃沈み、沈み際は桂色の舟に見えます。
夕星も 通ふ天道を いつまでか 仰ぎて待たむ 月人壮士
秋風の 清き夕に 天の川 舟漕ぎ渡る 月人壮士
天の原 行きて射てむと 白真弓 引きて隠れる 月人壮士
黄葉する 時になるらし 月人の 桂の枝の 色づく見れば
天の海に 月の舟浮け 桂楫 懸けて漕ぐ見ゆ 月人壮士
天の海に 雲の波立ち 月の船 星の林に 漕ぎ隠る見ゆ