
202年気長足姫命神功皇后が幡を立て、278年、後に八幡神となる誉田別命応神天皇が天照大御神、月読神、天忍穂耳命を祀った本宮山山頂から、高千穂のある祖母山まで、三重ように見える山々。山あいを流れる大野川、右岸の戸次荘を大雀命仁徳天皇が見護りました。

難波津に 咲くやこの花 冬ごもり
今は春べと 咲くやこの花
313年
大鷦鷯尊が即位して仁徳天皇となられた際、その治世の繁栄を願って詠まれた歌とされています。

間の山は内山。554年そこで時を過ごしていた大兄皇子のもとへ、天台より蓮城上人が千手観音を携えやって来ました。大兄皇子は後に橘豐日命用明天皇となり、その蓮城寺に千体仏を供え、坂ノ市に585年萬弘寺を建立。596年からは子の豐聡耳命聖徳太子が萬弘寺大伽藍を建立しました。

大野川戸次から本宮山に入る夕日

戸次の東には九六位山。山頂に591年聖徳太子の師、日羅上人建立圓通寺。