マジンガー通信

多分500万人に1人くらいの割合でしか役に立たないシトロエンC4にまつわるお話など。

FAQ(ハイテンションver.)

2008年03月11日 | 車好き話
今週末、F1が開幕します。
以前にWRCの記事も書きましたが、私は専らF1好きです。
F1好きだと殆どの人が体験をしていると思うのですが、決まって質問をされます。
”F1の何処が面白いの?(同じ様な車が)同じ所をグルグル回っているだけなのに”
本当に何で好きなんだろうと思う時があります。

翻って最近、サンクス限定らしいですがフェラーリ・フォーミュラカーシリーズII
というミニカーが発売されました。
個別に好きな車はありますが、私はフェラーリに対して憧れも無ければ妬みもなく、
正直、どうでも良いというのが印象なのですが、
それでもこのラインナップを見ていると感慨深いものがあります。
あの車は遅かったけど本当に格好良かったとか、笑える程ヘボかったとか。
それを繊細な感覚というのかマニアックと呼ぶのかは言い方の問題でしょうが、
少なくとも商品化されてコンビニに並べられるだけの個性はあるって事なんでしょうね。

私がF1を好きになり始めた幼少期、2つのシーンを思い出します。
1つは父親のガレージで読み漁っていたカーグラフィックに載っていた、
坂を駆け上がるニキ・ラウダ駆るマクラーレンの後ろ姿、
もう1つは習字の帰りにふとテレビを見たらやっていたモナコグランプリで
コートダジュールの海岸線を疾走するゲルハルト・ベルガーのフェラーリ。
前者には常規を逸するまでの精密感と”我こそ力なり”と言わんばかりの力の塊感、
後者はコートダジュールの青と深紅のマシーン、タイヤと路面の黒のハイコントラストな世界。
実は車もF1も好きという人は意外と少ないのですが、
私がそうなのはそういった目線で見ているからの様な気がします。
(見た目の美しさではスポーツプロトタイプに勝る物は無いですが)
そして私がF1のシーンの中で一番好きなのは開幕のスタートが切られる前の空気感。
達成感と希望と不安がない交ぜになって整然と並ぶ英知の結集たるマシーンの群れ。
それは直ぐそこにまで迫っています。
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