遥か彼方へ

行きかう年は旅人なり
いずれの年よりか、片雲の風に誘われ漂泊の思いやまず
我、前だけを見据え最期まで走らむ

ところざわサクラタウンへ

2021年12月14日 | 一般旅

埼玉県南西部の所沢市が、角川書店グループとの共同プロジェクトとして立ち上げた「ところざわサクラタウン」を見に行ってきた。

 

この奇怪な多面体の建物が、サクラタウンのランドマークになっている。

あの隈研吾の設計によるもの。多面的、多様的な物事の捉え方が重要になっていく時代の流れを表そうとしたようだ。

 

 

さあ、その建物「角川武蔵野ミュージアム」に入っていこう。

アニメミュージアム、動く浮世絵等のイベントもあるのだが、今回は4F,5Fでの「本棚劇場」他の展示物だけを見て来よう。スタンダードチケット1200円が必要だ。

 

 

本棚劇場へ向かう。

エディットタウン

本の街をイメージ。世界を読み解く「9つの文脈」にそって約2.5万冊の本が並ぶ。館内であればどこでも閲覧できる。

 

 

「男と女のあいだ」という文脈でも、関連本が並んでいた。

 

 

「話を聞かない男、地図が読めない女」・・往年のベストセラーだな。読めなくったってもうナビがある。

「父という余分なもの」・・おお、深いなあ。

「なぜペニスはそんな形なのか」・・そこまでいくか。(笑)

 

 

そして本棚劇場へ。

高さ約8mの巨大本棚にかこまれた空間。

 

 

 

約5万冊の書籍を所蔵。

みなさん、この空間に入ると

ワーっと歓声を上げて、見上げる。

 

「本と遊び、本と交わる」をコンセプトとしたプロジェクションマッピングを時間ごとに上映する。

これは緑の樹を表したプロジェクション。

昨年のNHK紅白では、この本棚劇場でYOASOBIが「夜に駆ける」をライブ歌唱した。

 

 ~

 

特別展示が二つあった。

「武蔵野3万年のレシピ」という展示があった。

 

「太古の昔から人が住み現在1000万人が暮らす『武蔵野』を改めてみつめ再定義していくための場所です。武蔵野の土地、文化、自然、そして未来を探っていきます」との趣旨。

角川の雑誌『武蔵野樹林』と連動した展示。

 

武蔵野は、JR中央線を中心沿いに、東京23区西部から埼玉西部までを含む(元は)広大な原野。

国木田独歩は『武蔵野』で、都市からそう遠くない、人間の生活圏と自然が入り交じる田園地帯として、新時代の”武蔵野”を描き出そうとして、そのイメージが明治以降定着したとか。

 

 

どこかで見たような、雑木林だな (笑)。

 

 ~

 

俵万智展も。

 

SNSで「いいね」の数を競い合うのではなくて、たったひとつの「いいね」のために歌をつくることを、問いかけたのだとか。

俵万智の35年にわたる歌業の中から時代を代表する約300首を厳選、展示し彼女の言葉の世界をめぐる展覧会。

 

「手紙には愛あふれたり その愛は消印の日のそのときの愛」

はい、解釈は自由です。

同郷の俵万智さん、がんばってね。

 

 

お腹空いたな。

隣りの「EJアニメホテル」へ移動。

6Fまで上がって

ここで、ランチとしよう。

 

ビーフシチューセット 2200en で。

 

現地、所沢の野菜

 

 

ビーフシチュー

デミグラスソースがいい味。

 

デザートは別注で

ブックケーキ

チョコレートの表紙でミルククレープをくるんだ「本」ケーキ。

 

 

チョコレート表紙を開けると

ミルククレープの層が。

これ実際に1枚、1枚めくれた。2枚ほどめくりながら食べてみたが、あとは面倒になって切り取って食べた。(笑)

 

 

はい、おいしゅうございました。

 

休憩室にはツリーの飾りつけ。

 

ということで

メリークリスマス to you all !

 

 

 



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