遥か彼方へ

行きかう年は旅人なり
いずれの年よりか、片雲の風に誘われ漂泊の思いやまず
我、前だけを見据え最期まで走らむ

ウッドデッキの塗り直し

2022年05月10日 | ガーデニング&DIY

5月8日(日)

家の事は何もヤラナイ年金爺だが、ヤルことはやる。

爺にはGWは自宅待機を余儀なくされるので、それならGW中にDIYをと。(今回から「DIY」のブログジャンルも新設し正しく位置づけよう)

 

▲ 我が家のウッドデッキ。

この部分は2年前の夏にデッキを張り替えた。昨年の4月には第一回の塗り替え。今年も塗り替えよう。

デッキは一見何事もないように見えるが、埃(ほこり)や花粉がこびりついて全体に黒ずんでくる。

 

▲ 中でも目立つのは、白くなった箇所。

 

 

▲ これは、木からにじみ出てくるヤニ・樹液だ。特に木の節(ふし)の部分から、未だに滲みでてくる。ヤニは硬化して白く残る。電動サンドをかけたがうまく除去できない。上から新たに塗りつぶすしかないようだ。

 

▲ まず、晴れ間のあった6日に、洗剤をかけて洗った。

 

 

▲ スツールものけて、ここもブラシで洗った。

ゴシ、ゴシと力を入れて全面ブラッシング。ついでに花壇のレンガも。

家内が見ている時には、特に熱心に。「ああ、疲れるなあ」と声も出して。

 

そして連休最終日の今日は、再び晴れ。この日を逃してなるまいと、ペイント作業を朝から開始。

▲ 油性塗料は、昨年の分が十分に残っていたのでそれで。

ずっとボクはペインター、カーペンターズだ。

 

▲ そして、ジャーン、出来た!!

塗り終わった。

 

 

 

▲ どうだ、見事な出来栄えではないか。

乾くのに、二日はかかるが。

これで家内もお友達を呼んで、お茶をやるにも晴れがましいだろう。そしてボクに感謝するだろう。

そしたらボクもGW後、堂々と、またお出かけができるというものだ。

 

しかし、腰がイテーな (笑)。


新緑と色彩の緑化植物園へ

2022年05月09日 | 日々の思い

5月4日(水)

 

白いハンカチ?

 

~・~・~・~・~・~・~・~・~・

 

 

▲ 地元の都市緑化植物園(無料)に行った。

緑化植物園へは3月1日に福寿草を見に行っていらいだから、2カ月ぶり。

 

あの時はまだ肌寒く入園者も多くなかったが、初夏の今は

▲ 我が同輩・高齢者でにぎわっている。

GWったって、年寄りには関係ないからな。こんなところに集うのが一番いい。

 

しかし、今日は語らいに来たわけではない。

▲ コレが目的だ。

ボクの行動は目的・手段・実行で一貫している(笑)。

いやいや、たまたま他の方のブログ記事でハンカチノキがまもなく終わると記されていたからだ。あわてて。

 

 

▲ ウン、ここだ。

3月に来た時、ハンカチノキがあることを知って、興味を持って、咲いたら見てみたいと思ったのだ。

 

 

▲ ほら、ほら、あの白いモノが・・

 

 

▲ ハンカチなのだ。

黄色いハンカチならぬ白いハンカチ。

黄色いハンカチは幸福のハンカチだが、白いハンカチは悲恋のハンカチ(中国の故事だが省略)。

木綿のハンカチは・・・長くなるから止める。

 

▲ 白いハンカチがいっぱい

ひらひらと風になびいて、落ちていく。

 

 

▲ 原産中国。一属一種で仲間は無し。いいね。究極の「世界に一つだけの花」。

 

 

▲ 白いのは花弁ではなく、2枚の苞葉。苞(ほう)とは蕾(つぼみ)を包むように変形した葉だ。

そう言われれば、葉脈のある葉のように見えてきた。いや、白いハンカチだ。

 

 

▲ 「ホラっ」と白いハンカチをほおった。

ヒラ~ヒラ~ヒラ・・

慌ててシャッターを切った。

 

ハンカチノキは2本あって、1本だけが辛うじて花を残していた。

 

次に移ったのはバラ園。

▲ 赤い大輪の薔薇。

 

 

▲ 名前はチェックしなかったが、

この赤さ、花弁の重なり・・ 見て、見て、と訴えてくるようだ。

 

ボクが、ジッと呆けたように見つめていると

▲ 「ホラっ、こんなに大きなトゲが。あーた、気をつけたほうがいいわよ」

 

▲ バラ園の開花状況は、まだまだだ。

それでも、あと1~2週間したら。見事な咲きぶりになっているのでは。

さて、ウチのバラたちは・・

順調に開花の時を待っているよ。お披露目は近いかな。

 

 

▲ 新緑にあふれる林の中で佇(たたず)む女性

何かを撮っているようだ。

 

▲ クリスマスローズだった

薄黄色のローズが、うつむき加減でまだ咲いていた。

キミの季節はもう終わったよというのは忍びない。がんばってくれ。

 

 

▲ あの女性が、今度は上に向けて撮影中

どれ、どれ。

 

 

▲ お、おっ、これは

葡萄(ぶどう)ではないよ。

 

 

▲ セイヨウトチノキの花が咲いているじゃないか

標札も確かセイヨウトチノキとなっていたが、赤が見事過ぎてベニバナトチノキかもしれないが。

 

 

▲ ま、セイヨウトチノキ=マロニエと、しておこう。

マロニエといえば、お茶の水に勤めていたとき明大そばの、マロニエ通り

今頃、赤い花を付けていたっけ。懐かしいね。

 

今度は

▲ 若い女性がスマホで木に向かって

なにやら撮っている。

 

 

▲ 大きな葉に、薄黄色で一部オレンジ色の花

 

 

 

▲ いい色だね。

好きなバニラ色にオレンジが混じって。

 

 

▲ ユリノキ

何の花に似ている? ユリ? チューリップ?

英語名はチューリップツリーで、和名はユリノキだが。

明治時代にこの樹が渡来したときチューリップは殆ど知られていなかったために、ギリシャ語由来の学名Liriondendronの Lirion(ユリ)dendron(木)から「ユリノキ」と訳したそうだ。

 

うむ、「秋の黄葉が美しい」とあるね。確かに、この大きな葉が黄葉すれば綺麗だろう。

 

▲ 秋になったら、また見させてもらうね。

 

それでは、緑化植物園はここらへんで。また近いうちに来てみよう。

 


奥秩父の南天山に登る~山アプリを試す

2022年05月07日 | 山旅

5月3日(火)

 

▲ 法印の滝

 

~・~・~・~・~・~・~・~・

予報どうり朝から晴れ。

明るい空を見ると、昨日の悲観的な現状認識も吹っ飛んで、ルンルンに。

 

▲ 駐車スペースを出発。7:45AM

早朝に到着した群馬ナンバーの方も出発。

 

 

▲ 駐車場のすぐ近くの鎌倉橋のたもと

ここが、南天山(なんてんさん)への登山口だ。

登山届のポストも左下にある。YAMAPの登山計画をアプリ発信すれば登山届になるのだが、まだやり方不勉強なので、紙で提出。

群馬の方は、スローペースで行くので先に行ってくださいとボクに言われた。やはり同行者はいないのだ(笑)。下で写真をバチバチ撮っておられた。

 

 

▲ 杉が林立する登山道の右下は、中津川に流れ込む鎌倉沢の渓谷になっている。

 

そのうち、渓谷に下りて行って

▲ この鎌倉沢に沿って歩くことになる。

鎌倉沢は、滑るような平の岩面になっていて、黒光りが美しい。

 

▲ 滑り岩のアップ

おそらく、ボクが体験した中では一番きれいな沢になるのでは。

 

いくつか小滝を過ぎて、圧巻の滝はやはりこれ。

巻頭にアップした

▲ 法印(法円)の滝

 

 

▲ 最初の分岐点へ来た

左に直進すれば、そのまま鎌倉沢・ガレ場に沿って上昇の【沢コース】。

ここから沢を右に横切って、尾根の稜線を登っていくのが【尾根コース】。

急な斜面にはなるが、頂上への距離が短くなる尾根コースを行く人が多いようだ。

ボクも尾根コースで登って、下りで沢コースを辿ってくる予定だ。

 

 

▲ 杉林の稜線を、つづら折りしながら登っていく。

 

 

▲ スミレが少しばかり群生しているところもあった。

既に装備している三つ目のアプリ、Googleレンズによれば、これはタチツボスミレだろう。

 

時計回りの沢コースと交わる頂上への分岐点を越えたところで、

出た!

▲ アカヤシオ

半月ほど前のレポで紹介されていたが、まだ残っていた。

かなり落ちてはいたが、まだ幾らかは咲いていた。ラッキー!

 

 

▲ うん、えんじゃない。

 

 

▲ いいねー

 

と感嘆していると、まもなく

▲ 頂上スペースのガレ場が見えてきた。

 

 

 

▲ 南天山山頂 1483m 

誰もいません。ボクが今日最初の到達者に間違いない。

山頂は狭いが、眺望はよろしい。スマホ電波(ドコモ)も入ってきた。

先ずは、山アプリ「AR山ナビ」を使ってみての、山の同定だ。

 

▲ 正面の東方向

あれは、誰だって分かるわな。百名山、ギザギザ山の両神山。

 

▲ 山ナビをかざして

山の地形図と併せた山名を出す。

実際の山と少しずれるので、方角調整を何度もやってみた。

ここはこんなものかな。

右手に武甲山が出てくるので、そちらの方向にスマホを少し向けて

 

▲ 東から、南東方向の写真

 

 

▲ その方向の山名は

武甲山、大持山・・雲取山 と山名が出てくるが、正しく合っているのか、よく分からん(笑)。

 

 

▲ さらに南方向へスマホを向けるが

 

 

▲ 甲武信ケ岳やら金峰山やら登った山名が出てくるが

どの山影を言い当てているのか、分かりにくいねえ。

まあ、いいか。面倒になってきたし(笑)。

 

▲ 更に南から西へ回すと

もういい、アプリが無くても分かる。

雪を抱いた浅間山が遠くに見える。

 

 

▲ お昼にしよう。

おにぎりセット。これだけはローソンで買ってきたが、お目当てのちらし寿司・チキンセットは無かった。きのう調達分だから少し硬いな。山男はグチャグチャ言わない。

 

アプリ操作をごちゃごちゃやっていて、頂上には1時間10分もいた。途中で二人の方が登ってきて食事して、ボクより先に下りていった。

ボクもそろそろ下りなくては。

▲ 下山開始。11:30AM

ここで、電波が通じるのだからよかろうと、もう一つの本命山アプリ、YAMAPをスタートさせた。

うん、うん、自分の位置が計画コース上に照らし出されている。

 

▲ 登って来るときは見落とした、沢コースと尾根コースの分岐点標識も見つかった。

ここは直進すればよい。

少し進んでから、YAMAPで位置確認をしてみる。OK、正しいコース上にボクはいる!

やはり安心だね。

 

▲ 通行止め標識

尾根コースはここで中断して、左下へ下りて行けば沢コースへ入るのだ。

 

沢コースを下りていって、最初の分岐点まで戻ったときのYAMAP表示は

▲ 右上の南天山頂上からYAMAPを起動させて、左へ尾根をずっと進んでヘアピンになっている中断箇所から、沢コースにそってここまで下りてきたというわけだ。青線で辿ってきた道のりが示されている。有料プレミアムにすると、何時ごろにGOALするかまでご丁寧に表示してくれるらしい。

 

 

▲ 気に入った沢コースを下り続ける。

 

 

▲ 駐車場に再び戻ってきた。13:50PM

他に2台のみだ。

 

 

▲ YAMAPも下りは全部青線になって。

距離と標高の関係も、頂上から下って尾根を歩いたときはフラットで、そこからほぼ一直線に下りてきた感じが表れている。

 

「終了」を押したらこんなのも出て。

上りは2時間半ほど要したが、下りも同じか。

「すれ違ったユーザー数 1人」とは? 群馬の方がYAMAPを使っていると言っていたから、頂上で会ったときに認識されたのだろう。「すれ違った回数 3回」というのは、カウントの仕方が? 下りで1回のみすれ違いがあったが。

 

反省点は、

▲ 登山口でスタートした時点で、「活動を開始」を押せば良かったのだ。スマホ電波が入らなくとも、GPSの衛星電波?磁気?は降り注いでいるのであって、YAMAPアプリ自体を起動させておけば、GPS位置機能は稼働するというもんだろう。

スタート時点でスマホ充電は100%充電だったが、GOAL時点で57%まで落ちていた。登山もIT化ていうか依存を強めるのであれば、充電器を携帯していなければヤバイね。

 

 

▲ お疲れさん。

 

もう一つの学習ていうか、気づき。

【ストックの効用】

▲ 前回の坪山登山で、片方のストックの止め具を無くし、かつ長さ調節機能がバカになった。で、片方のストックだけで長さ調節しながら、登り降りをしてきた。つまり実質1本ストックだけの山行。下りの後半で、左脚が痛くなってきた。初めて。利き腕の右手でストックを持っていたからだろう。右脚は体重分散が出来たが、逆に左脚に負荷がかかったのだろう。ボクは、両手でストックを持って、脚への重力負荷を登りでも下りでも軽減するようにしてきた。1本ストックはアカン。逆に言えば、ストックは脚・膝への負荷を軽減してくれることが明らか。高齢者の皆さん、面倒がらず2本ストックで登山しましょう。ヨーキクンですら、だからね。

 

▲ クルマで休憩して。

 

さあ、出発。再び道の駅・大滝へ30分ほどで到着。

 

▲ 併設の温泉に入って。

 

6時過ぎに、温泉内の食事処へ出向いた。

▲ 家族連れが多い。

 

 

▲ 冷やし蕎麦と、わらじカツ。1050円。

やはり、これしかないよね。

 

道の駅の駐車場は、夜中になっても満杯(バン、乗用車)。みなさん車中泊だ。へー、元気だね。

平和日本、万歳!!

 

翌朝11時ごろに帰宅。

2泊3日の山旅。総走行距離183km

 


奥秩父へ~南天山登山で、登山口で前日泊するも・・

2022年05月04日 | 山旅

5月2日(月)

今日は一応平日。年金生活者には平日であろうが休日であろうが関係ないが。少しは道路が混んではいないのではと、山旅へ出発することに。

 

▲ 生協で食料を簡単に(弁当)調達。

天気は、午後遅くに雨が予想されている、そんな空模様だ。

 

秩父へ向かう道は、確かにいつもよりは混んでいるが、渋滞するほどではない。秩父市街を通り過ぎて、奥秩父へ進む。

▲ 道の駅・大滝温泉に到着。午後1時半。

 

 

▲ 昼飯を食べずに来たので、早速食事処へ。

 

 

▲ 味噌カツ丼定食

秩父へ来たら、これしかない。

 

昼食を終えると、更に秩父の深部へ向かって出発。

ダム湖・中津峡を横目で見ながら

▲ 道は非舗装の一本道へ。

 

 

▲ 登山口前の駐車スペースにたどり着いた。15時。

正式の駐車場ではなくて、空きスペースだ。

どこにクルマを停めるか迷った。

 

▲ なぜなら、横は30mほどある崖だ。

 

 

▲ 黒のクルマの所に停めたかったが。

なぜなら、崖への境には樹木があって、バックしそこなっても樹木が落下を防いでくれる。

しかし、この先客が居るため、後方の砂利山横に停めた。

地震があったら路肩が崩れるのでは・・とかボクにしては珍しくロクな想像をしない。

 

▲ 駐車スペースの手前、右側に登山口がちょこっとあった。

登山口の左上方を見ても、樹木で鬱蒼としていて、イヤな感じ。

「熊出没注意」の表示もあるし・・

 

▲ 目指す南天山(なんてんやま)標高1483mへの絵地図。

実に単純な山道だが。

なんとなく、防御的になっているのにはワケがある。

南天山なんて、極めてマイナーな山。なんでこの山を選んだのかはもう忘れたが、登ることになっていたので(笑)、他にもう適当な山が無いので。そのくせ、誰にも初めから終わりまで逢わないのでは・・一人道に迷ったら大丈夫かと心配している。

しかし、一番不安要因は、ここに来て分かったのだが、電波が来ない。スマホ・ネットが使えない。おまけに山あいのため、衛星放送も入らない。全くの陸の孤島、奥秩父だ。

 

それはともかく、今回は次の二つの山アプリの有効性を試してみるのも大きな目的だ。

 

【ヤマップ】

来る前に入会してきた(無料)。

そして、登山計画も入力してきた。

 

 

▲ ジャーン! これ。

期待しているのは、これを予め入力しておけばYAMAPのGPS機能で、現在計画ルートのどこを歩いているのかリアルタイムで示してくれるのだ。昭文社地図とコンパスだけで登るのはもう古い。登山もIT化が必要だ!

この機能があれば、昨夏の秋田の和賀岳で道に迷って、這(ほ)う這(ほ)うの体で戻るような過ちは・・無いはずだ。ソロ登山の強い味方になってくれるはずだ。

しかし、スマホ電波が届かないのでは・・どうなるのだろうか。

もう一つのアプリ導入は

【AR山ナビ】

「山にかざせば名前がわかる」という謳い文句だが。(無料)

 

 

▲ お茶畑の散歩道でかざしてみたが・・

なんか山がずれているような・・

ま、実際に頂上でかざしてみなければ、有効性はわからんだろうと。

 

明日の山行に幸あれ。(夜中に崖くずれがないように)