楽天ブログで「ファーマータナカのデイリーリポート」を始めたこともあり、こちらは随分長い間更新から遠のいてしまっていた。
お伝えしたい情報は山程あるのだが、1ブログをきちんとまとめようとすると、ついつ筆が遅くなってしまうのだ。
そこで、肩肘張らずに、短文でも書きこんでいくのもアリかと、ちょこっと書いてみることにした。
(かと言って長続きするとも限らないが・・・)
【世界で加速する「勝者総取り」の流れ】
米国の所得者の上位1%が獲得する所得の割合は、大恐慌と第2次世界大戦の後に低下したが、1970年代後半から突如上昇し始めた。一方、中間所得者の多くにとっては、賃金は伸び悩んできた。
米国では1976年から2007年にかけて、所得全体の伸びの58%を上位1%の層が手にした。それだけではない。この傾向は加速しているように見える。この数字は、ビル・クリントン大統領の下で見られた1990年代の景気拡大期には45%だったのに対し、続くジョージ・ブッシュ大統領の下では2002年から2007年にかけて65%に上昇した。
そして、大金持ちの中の超大金持ちは、それ以上にうまくやってきた。1990年から2005年にかけて、所得全体に占める上位1%の取り分が2.3%増えたが、そのうち丸2%は上位0.1%の人たちの懐に入ったのだ。
(2011年6月30日付 英フィナンシャル・タイムズ紙)
格差社会が当たり前のように言われる昨今、格差とは所得階層の中間近辺あるいはそれ以下の人たちと、頂点近辺の人たちとの関係であったが、近年、少なくとも米国では、最も劇的な格差の広がりが生じているのは、頂点にいる人たちとそれ以外のすべての人たちとの格差だというお話。
お伝えしたい情報は山程あるのだが、1ブログをきちんとまとめようとすると、ついつ筆が遅くなってしまうのだ。
そこで、肩肘張らずに、短文でも書きこんでいくのもアリかと、ちょこっと書いてみることにした。
(かと言って長続きするとも限らないが・・・)
【世界で加速する「勝者総取り」の流れ】
米国の所得者の上位1%が獲得する所得の割合は、大恐慌と第2次世界大戦の後に低下したが、1970年代後半から突如上昇し始めた。一方、中間所得者の多くにとっては、賃金は伸び悩んできた。
米国では1976年から2007年にかけて、所得全体の伸びの58%を上位1%の層が手にした。それだけではない。この傾向は加速しているように見える。この数字は、ビル・クリントン大統領の下で見られた1990年代の景気拡大期には45%だったのに対し、続くジョージ・ブッシュ大統領の下では2002年から2007年にかけて65%に上昇した。
そして、大金持ちの中の超大金持ちは、それ以上にうまくやってきた。1990年から2005年にかけて、所得全体に占める上位1%の取り分が2.3%増えたが、そのうち丸2%は上位0.1%の人たちの懐に入ったのだ。
(2011年6月30日付 英フィナンシャル・タイムズ紙)
格差社会が当たり前のように言われる昨今、格差とは所得階層の中間近辺あるいはそれ以下の人たちと、頂点近辺の人たちとの関係であったが、近年、少なくとも米国では、最も劇的な格差の広がりが生じているのは、頂点にいる人たちとそれ以外のすべての人たちとの格差だというお話。