スパイスコラム

陸の孤島から、せめて一振りのスパイスを!!

一炊之夢

2020-10-13 08:18:52 | 言葉
今年も稲穂が頭を垂れた。

昔から、米をつくるには八十八の手間がかかるとも、米一粒汗一粒とも言われた。
農業をかじった身としては、お米を実らせるための途轍もない時間と苦労を、改めて思う。

一方で「一炊之夢(いっすいのゆめ)」という言葉もある。
(一炊とは元々は粟(あわ)を炊く意)
唐代、立身出世を願うある青年が、ある町で出世が叶うという枕を借りて寝た。
すると、よい妻を娶ったうえ、栄耀栄華を極める夢を見たが、夢から醒めるとまだ粟すら炊き上がっていない短い時間であった、という物語から。

人生は儚く、人の世の栄華は束の間、という事だ。
さりとて、栄華があった人は、まだ良い。
枕を探しに行く旅に出るべきだと思う。

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又兵衛

2020-10-13 07:36:28 | 地域
飲食店ウォッチング。

九州百名山制覇を目指すS氏が、五ヶ瀬向坂山登頂からの帰路、何の反省会かは皆目解らぬが久留米に寄るというので、急遽文化街の帝王N氏にも声をかけて、獅子の会久留米勝手支部内山歩会プロジェクトチーム臨時役員会。

当地では餃子で超有名老舗繁盛店を超久しり振りに覗いた。

相変わらず満席で、活気溢れ、スタッフは駆けずり回っていた。
昔お世話になった女将さんの姿は見えず(引退か?)、オーダーしたものが出てくるのが遅く、焼鳥がそう遅い時間帯でにないのに売り切れで、反面以前はグチャグチャに盛られていた餃子はきちんと整列し、この時代故SNSで知って来店する一見さんが増えているという情報もある。

何か少しずつ変化が起きているのかもしれない。

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リアリスト

2020-10-13 06:44:20 | 情報
ファーマータナカの今日の風の格言。

The pessimist complains about the wind; the optimist expects it to change; the realist adjusts the sails.
(悲観的な人は風について不満を言う。楽観的な人は風向きが変わることを期待する。現実的な人は帆を調節する)
~ by William Arthur Ward

思えばある時は大仰な悲観主義者、またある時は間抜けな楽観主義者だった。
現実から目を背けてきた結果が、コレだ…。

William Arthur Ward は、アメリカ人の中で最も格言が引用された作家のひとりと言われる。
(画像はタンキーの家 ,ホイアン,ベトナム 2019/03/01)

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