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全館輻射熱冷暖房住宅システムの開発者・福地建装・代表取締役会長
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熱伝導率とは・・・函館市~北斗市

2006年05月07日 18時36分15秒 | Weblog
写真は連休最後の函館観光スポット、レンガ街と函館山の様子です。
連休最後の今日、日曜日は、函館も穏やかで暖かい日となりましたが、函館観光の目玉であるウォーターフロントの函館湾、レンガ街、函館山も多くの人達で賑わいました。
写真を撮った時は、ちょうど人並みが途切れた時でした。

連休も今日で終わり、明日から正常業務となりますが、今日も数通の相談メール回答のために出社しました。
今日からシリーズで、建築専門用語の解説を行います。
日本における家の温熱環境に対する意識が非常に少ないため、温熱環境に関する用語から解説しますので、一日にひとつずつ覚えて戴ければ幸いです。

今日は「熱伝導率」について解説します。
ものは、すべてが熱を伝達する特性を持っていますが、その熱を伝える量を数値にしたのが「熱伝導率」です。単位をkcalで表示しますが、1.14を掛けるとW換算出来ます。
例えば、木材の熱伝導率は0.13kcal/m℃hですが、これは「h」1時間に「℃」1度を「m」1mで0.13kcalの熱量を伝えると言う意味です。数値が大きいほど熱を多く伝える事になります。

空気、0.02・グラスウール、0.027・木材、0.13・水、0.6・ガラス、0.7・コンクリート、1.4・鉄、17.0・アルミ・200.0などとなります。ウレタン断熱材は、空気よりもっと熱の伝え難いガスを封入しているため、0.018を切るものもあります。
グラスウールはふとんと同じで、熱の伝え難い空気を含有させているため断熱材となりますが、空気の0.02を下回る事が出来ません。しかも0.6の水を含むと一気に断熱効果が下がりますが、乾燥した空気を静止し続ける事がグラスウール断熱の前提です。

グラスウールの含有した空気を床下、壁の中などで乾燥したまま維持できますか・・・
少なくとも私はその事に責任を負う事が出来ず、自らが責任の負える手法として異なる断熱方法を推奨しています。

さて、この連休は全国的に天気に恵まれ、大きな事件もなく穏やかなゴールデンウイークであったと思われます。この調子で明日からも穏やかな日々を過したいものです。
ファースの家

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