米政府、パキスタンの核兵器に懸念強める 武装勢力の活発化で
2009年05月05日 08:16 発信地:ワシントンD.C./米国
パキスタン・スワト渓谷から住民4万人が避難、和平協定は崩壊寸前
2009年05月06日 17:12 発信地:ペシャワル/パキスタン
関連情報パキスタンの政治情勢
【5月6日 AFP】パキスタンでイスラム原理主義組織タリバン(Taliban)が勢力を拡大していることを受け、スワト渓谷(Swat)では5日の時点で、住民ら4万人以上が避難している。パキスタン政府は50万人分のテントを準備しているという。同地区では政府側とタリバン側との衝突が起きており、政府が武装勢力との間に結んだ和平協定は崩壊する懸念が高まっている。
同地区の情勢悪化により、パキスタンのアシフ・アリ・ザルダリ(Asif Ali Zardari)大統領は滞在中の米ワシントンD.C.(WashingtonD.C.)で5日深夜、6日に行われるバラク・オバマ(Barack Obama)米大統領との初会談を前に、「山1つがあるグループや他のグループに乗っ取られても、わが政府は崩壊しない」と米CNNに述べるなど弁明に追われた。
一方、米政府は、タリバンと国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)系の武装勢力がパキスタンの存在を脅かしているとして懸念を強めている。
地元政府高官らによると、5日深夜、政府側とタリバン側が再び衝突し、スワト地区の中心都市ミンゴラ(Mingora)では、タリバンが夜間禁止令を破り、政府関連施設を占拠したという。
スワト地区の中心都市ミンゴラ(Mingora)では、人びとが家畜などを連れ軽トラックなどに乗り急ぎ避難する姿が見られている。(c)AFP/Lehaz Ali
パキスタンの情勢は、文字通り風雲急を告げると言う事になっているようです。
政府側の4万人以上の住民が避難を余儀なくされていると言う事です。
政府は50万人分の避難用のテントを用意していると言う事で、大丈夫だと言いたいのでしょうけれど、50万人も避難せねばならなくなるかもしれないと思っているという事でもあるのでしょう。
又タリバンに、核兵器を押収される恐れも有るらしく、政府は絶対大丈夫と言っているらしいのですが、もしタリバンに押収されたらどうなるかと心配する米国に、核兵器の格納場所を、教えて米軍に押収される事を恐れて、パキスタン政府は米軍にも核兵器のあるところを隠しているらしく、そこでも確執が生じているらしいです。
アフガニスタンのみならず、パキスタンの国民まで大変なことになっているようです。
よい加減にアメリカは戦争を終結させるわけには行かないのでしょうか?
こんな戦争に参加する為に、麻生政権は一生懸命憲法をないがしろにする前例作りに励んでいるのでしょう。
採算にも合わないし危険極まりないと言う事が判明していると言うのに、
原子力発電所をまだ造り続けようとしていたり、
折角有る平和憲法を改悪しようともくろんだり、
それだけでなく改定が待ちきれず、なし崩しにして、米軍に協力しようとしたりと、今の政府要人の頭の中はどうなっているのか、凡人には分かりにくい限りです。