今朝のフジテレビ「サキヨミ」でだったかと思うが、新型インフルエンザの話で面白い事を言っていた。
「新型インフルエンザを恐れてマスクを着用し、又大勢の人が行列をしてマスクを買いあさっている状況などが、海外で報道されている。
それを見た人達が、このインフルエンザを『日本インフルエンザ』と呼んでいる。」との話であった。
もともと弱毒性と言う事が分かっているから、
諸外国では日本人ほど神経質になってはいないのだろう。
どうして日本人はこのインフルエンザに限って、ここまで神経過敏になってしまったのだろう?
噂によると(これもテレビでチラッと言っていたのだけれど)
インフルエンザを発症した生徒が、他の生徒に
「お前の所為で・・・・」という事でいじめに会っていると言う。
インフルエンザにかかった生徒の通う学校の校長先生などが、涙を流さんばかりの記者会見をしたりしている映像を見た生徒たちが、
初めにインフルエンザにかかった生徒を、責任者として憎むと言う事になったらしい。
何故校長先生が、其処までナーバスになられたかと言ったら、
きっと、その学校が有る自治体(府県)全域に休校措置が取られると言う、
重大な事態になる事が分かっているからであろう。
つまり、「我が校の生徒の所為で、ご迷惑をおかけします。」と言わねばならない羽目になったと思ったからではないだろうか。
日本国民が此処まで新型インフルエンザを恐れているのも、
同様の理由によるのではないだろうか?
自分が発症したら、学校名が出されるとか、会社名が出されるとかで、
所属団体に迷惑をかけることになったら一大事、と言う恐怖心が、
新型インフルエンザを恐れる恐怖心の中の、かなりの部分を占めているのではないだろうか?
もし罹ったとしても、これまでに流行っていたインフルエンザと、同じくらいの病状になるだけと分かっているのに、
これまでのインフルエンザは冬のさなかでもそんなにまで神経質になってはいないのに、この暖かい季節に此処まで大騒ぎするというのは、別の理由があると言っても過言ではないのではないだろうか?
もしかしたら、計らずも自分がインフルエンザに罹った時、
マスクもしていないし、全然何も対策をしていなかったと報道されるような事になったりしたら、
世間の目はいっそう厳しくなるかもしれないから、
せめてその攻撃だけでも受けずに済む為の予防策として、
マスクだけは手に入れたいと、血眼になっているのかもしれない。
これもテレビで話していた事だけれど、
「手も消毒し、マスクもきっちりかけていた人が、インフルエンザに罹り、
其処までやっていなかった人が、罹らずにすんでいたと言う事例もあった。」と言うことであった。
気にして気弱になっていると、免疫力が完全な状態で働かなくなると言う事があって、こういう事例も出るのではないだろうか?
何事においても、のんきにのびのびしている方が、本人の持てる能力を存分に発揮できると言うものではないだろうか?
何処から考えても、政府のインフルエンザ対応策は、やっぱり大げさすぎる。
県内に一人でも罹患者が出たら、県内の全県立高校を、発症地との距離にかかわらず、総て休校にするなど、全く形式的な対応を地方は要請されているらしい。
国民の迷惑を無視して、対策と称する大げさなだけで、不必要で実効性があるとも思えない対応を、自治体の長に要求する事が間違いの元だったのではないだろうか?
ところで日本政府が諸外国も呆れるほどの、大げさな対応を続けている理由は、何処にあるのだろう?
「麻生政権は国民の安全をを此処まで最重要課題として取り組んでいます。」と言う宣伝がしたいが為の、大げさな対応だったのではないだろうか?
先日から麻生総理自らから、テレビに顔を出して、インフルエンザの対応について語っておられるようであるが、
「総選挙がなかったら、麻生さんはテレビに出てたかな~」と、バラエティー番組でも、出演者が呟いていた。
其処まで国民の健康に気を使っている政権が、どうしてMOX燃料と言う、通常のウランの250倍もの放射能を持つ燃料を、わざわざ輸入して地元の心配も無視して、強行させたりするのだろう?
本当に危険な事には目を瞑り、何でもないことを大げさに言い立てて国民を脅し、
国民の安全に気を使っている振りをするという、姑息な手段に終始する麻生政権。
総理が、足掻けば足掻くほど信用は失墜して行っているが、
せめて郵政対策で、西川社長の再任阻止という、鳩山総務相の頑張りを、
麻生総理は今度こそ腰砕けにならず、終わりまで支えて欲しいものである。