アルカイダ、中国への報復を指示
2009年07月15日 05:46更新
中国新疆ウイグル自治区の暴動でイスラム教徒のウイグル族が多数死亡したことを受け、国際テロ組織アルカイダは組織員に、中国に対する報復を行うように指示した。香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポストが14日、英国の危機管理コンサルタント「スターリング・アシント」の報告書を引用して報じた。
報復を計画しているのはアルジェリアを拠点としているアルカイダ系の「イスラム・アラブ諸国のアルカイダ組織(AQIM)」。AQIMは3週間前、アルジェリアの軍部隊を攻撃し24人を殺すなど、大胆な攻撃で悪名が高いテロ組織である。今回伝えられた報告書はAQIMの指示文を読んだ人からの情報を基に作成されたものだ。
アルカイダが今回初めて中国をテロ目標として提示した。同報告書は、AQIMが中国への報復を宣言した初のアルカイダ系組織であるが、他組織も中国への報復に参加すると予測した。
アルカイダと新疆ウイグル自治区のイスラム勢力は連係しておらず、アルカイダも中国内で報復攻撃を計画しているようには見えない。そのため、報復となるのは中東と北アフリカで働く中国企業と中国人労働者と分析した。特に、イエメンに拠点を置いているアルカイダ系の武装グループが親中国派のサーレハ大統領に打撃を加えるため、イエメンで働いている中国企業を攻撃目標とする可能性があると警告した。
なお、インドネシアのイスラム組織らも13日、中国内のイスラム教徒を支援するため、ジハード(聖戦)を行うようにと呼びかけた。
中国新疆ウイグル自治区の暴動の時イスラム教徒が多数殺されたということで、
国際テロ組織アルカイダが、北アフリカで働く中国人と中国企業をを標的に、攻撃するよう組織員に支持したと言う。
新疆のウイグル人との連携はないそうなので、
中国企業を攻撃する事で、中国企業のある北アフリカの国・・・・現在アルカイダと敵対している国に、打撃を与えるのが主な目的と考えられるらしい。
中国にしたら国内問題と思っていたのが、イスラム諸国で抗議デモが起こって当惑しているというところだろうけれど・・・・・
世界中の資源をあさり始めていると言われている中国だから、その分これから様々な問題を抱える事になるのかもしれない。
中国も西欧列強が此れまでやって来た、強引な手法を真似て悪辣な覇権国家になっていくのだろうか?
それとも君子の国の名に恥じない、此れまで西欧列強に蹂躙されていた国々の期待に答えて、
アメリカとは一味違う解決策を取ってくれるのだろうか?
戦前の日本も一時は、アジア人開放の希望の星と,
西欧に圧迫されていたアジアの国々から期待されていた時もあったのだった。
結局失望されてしまったのだったが・・・・・