衆議院の解散が正式に決まった。
衆議院:本会議で解散 8月30日投開票へ
これから40日に及ぶ死のロードが始まる。
鳩山民主党代表がちょっと高揚しておられるようだったけれど、
体を大事にされないと、民主党が勝っても、肝心の時健康を害していたら、今心に描いておられる諸改革も、行う事ができなくなるかのも知れない。
そんな事が気にかかるような最悪の季節の総選挙である。
自民党の高齢の議員には、今度の選挙に出ないことに決めている人が大勢有るそうである。
若返りの為には、暑いさなかの選挙にも、メリットもあったのかもしれない。
此れが麻生総理のしかるべき時だったようだが、麻生総理のしかるべき時とは、どういう基準によって選ばれた日だったのだろうか?
鳩山邦夫総務相が、郵政社長再任拒否のことで頑張っておられるうちに、
西川社長の方を断罪していれば、自民党も今ほどの苦境にはならなかったかもしれないのに、
以前に、郵政改革の見直しが、念願だったと言っていながら、
反対派に簡単に屈して国民を失望させた麻生総理。
中川氏達は麻生総理に圧力をかけて、自民党にとって唯一の起死回生のチャンスを潰していながら、今の自民党の不人気を、麻生総理一人の所為にして、何とか誤魔化そうと企んでいたようだけれど、今回は総理の決心の前に、力技で捻じ伏せられたようである。
今回は、麻生総理は万難を排して、遂に信念を貫き通された。
しかしながら日本で一番暑い時期に、40日間もの日程の選挙期間を設定し、
誰がなんと言っても頑として変えず、自分の意志を貫き通すとは!
人の迷惑というものに対する想像力が、全然無い人なのだろうか?
麻生総理の今回の頑張りにだけは、ほとほと感心するけれど、
完全に頑張る場所を間違えておられるような気がする。
麻生総理にもう少しの判断力があったなら、あの不惜身命の粘り強さも生きてきて、
もしかしたら日本の為に働くことも出来られたかもしれないのにと思うと、ちょっと残念な気もする。
時期的な問題、周囲の反対もものともしない、稀有なくらいの?力を総理就任以来初めて発揮されて、
麻生内閣は今日解散総選挙に打って出られたのだった。