’09衆院選:投票まで34日 鳩山・民主代表「次官会議は廃止」 ◇子ども手当、11年度から満額
民主党の鳩山由紀夫代表は26日、新潟市内での街頭演説で、政権交代が実現した場合、各省庁の事務方トップに当たる事務次官で構成する「事務次官会議」を廃止する考えを明らかにした。首相と各閣僚が参加する閣議の前に開かれ、事前調整で実質的に政策が決定されてきたことから、閣議の形骸(けいがい)化を避け、政治主導にするのが目的。鳩山氏は同日、新潟県三条市内で記者団に「官僚支配の政治を作り上げた一つの元凶だ」と強調した。
また鳩山氏は26日、同県燕市の街頭演説で、子ども手当について「(政権獲得後)2年目からは中学卒業までの子ども1人当たり月2万6000円を支給する」と述べ、1万3000円の半額支給は初年度の10年度だけとし、11年度からの満額実施を明言した。これまで、満額実施は所得税制の扶養控除などを改正する12年度からとする方針だったが、1年前倒しした。同党は、これらの政権運営構想を盛り込んだ衆院選マニフェスト(政権公約)を27日午後に発表する。
鳩山氏は新潟市での演説で事務次官会議に関して「閣議で閣僚が決定するすべては事務次官会議で練られたものを一言一句変えてはならないことになっている。冗談じゃない」と指摘し、「全閣僚が閣議で大いに議論し、国民のための政策を作り上げる」と述べた。
また、民主党独自の政策を実施するための財源を生み出す「無駄遣い排除」を行う場として「行政刷新会議」の創設を表明。「今行われている事業を一つ一つ点検し、アニメの殿堂(国立メディア芸術総合センター)などというものが入り込む余地がない予算を国民と一緒に作る」と述べた。行政刷新会議には、各省庁に対して情報提供を求める権限を与える方針だ。【佐藤丈一】
麻生総理の相変わらずの失言に、選挙の公示日も待たず、
民主党の勝利はもう既定のことになったような錯覚を、感じさせられる今日この頃である。
閣議で閣僚が決定するすべては事務次官会議で練られたものを一言一句変えてはならないことになっていたそうだけれど、
それでは鳩山さんでなくても、「冗談しゃない!」と言いたくなるような話である。
民主主義と言うのは、国民が選んだ人が政治を行うもののはずなのに、
そんな慣習がずっと続いていたと言う。
此れまでの政治家は国民の負託を、何と考えていたのだろう?
大臣と言うのは、単なる高給が貰える名誉職で、仕事は官僚がしてくれるものとでも思っていたのだろうか?
事務次官会議を廃止することを言いだされたことに、
鳩山代表の本気を感じさせられるような気がした。
無事民主党政権が誕生し、鳩山代表が元気で首相の座に就かれる日が待たれる。