岩手の国道も凍結解除=18路線中17路線を再開-金子国交相
金子一義国土交通相は28日の閣議後記者会見で、建設を凍結していた岩手県の国道106号都南川目道路(盛岡市)について、凍結を解除すると発表した。費用対効果が低いとして国交省が一時凍結した国道18路線のうち、17路線の工事再開、1路線の中止が正式に決まった。
国道106号都南川目道路については、同省東北地方整備局の第三者委員会が、事業継続を妥当とする結論を22日にまとめた。同省は同委の意見通り、4車線から2車線に計画を変更してコストを抑える。(2009/07/28
KOALA 都市創生交通ネットワークさんが
宮崎 鹿児島の国道3路線、建設凍結解除という記事にも書いておられるように、
宮崎 鹿児島の国道建設予定の所は、費用対効果が少ないと言う事で、3月に凍結したばかりなのに、7月には凍結解除していたのでした。
今回の岩手の国道については何月に凍結していたのかは知らないのですが・・・・・
民主党に政権が移る見込みが濃くなった今、
そして、民主党が此れまでの税金の無駄遣いを改める為に、予算を見直すと発表した今、
無駄だからと言う事で、自民公明の与党自らが凍結を決めていた国道建設を、
衆議院解散した今、急遽凍結解除するというのは、どういう了見でしょう。
話は変わりますが、3年ほど前、滋賀県で同じような事がありました。
栗東に新幹線の新駅を造るかどうかを県民に問う意味合いを持つ選挙でもあった、
知事選挙の直前に、国松前滋賀県知事は、新幹線建設に急遽ゴーサインを出したのでした。
その選挙で新幹線新駅建設反対を公約しておられた嘉田知事が当選され、
新幹線建設中止を打ち出された時、計画変更による損害を受けたと言う事で、
滋賀県はJRから莫大な金額の、損害賠償を請求されたのでした。
国松前知事が自分が負けた時は、損害賠償を請求される事を承知の上で、
選挙の直前に敢えて新幹線建設に、ゴーサインを出したと言う事は、
何を意味するでしょう?
国松前知事は滋賀県(滋賀県民)に損害を与えても、
JRに幾らか(もしかしたら彼がそれまでに貰った賄賂分?)払わせようと、目論んだ事になるのではないでしょうか?
此れは県知事として、明らかに背任行為であると思います。
話を戻しますが、衆議院解散後で、この先政権がどうなるか不明の今、
国道建設に急遽ゴーサインを出すと言う事は、
選挙に負けた時新しい政権が、費用対効果の少ない国道建設を続行するように仕向ける事によって、今の内閣は何を企んでいるのでしょう?
新政権を発進させる事で、ごった返している隙に、工事をやり遂げる事で業者を喜ばせる為か、
新政権が再び凍結を表明した時は、工事業者に損害賠償を払わせようと企んでいるのかもしれません。
いずれにしても、国民に損害をもたらす事を敢えて強行している、
極めて無責任な行政姿勢ではないでしょうか。
やっぱり自民党は、国民の為の政治をする積りは、皆無であったと言う事なのかも知れないと、
改めて疑心暗鬼を心に生じさせられたニュースでした。