寅さんで有名な帝釈天の近く東京葛飾区白鳥の裏通りでの出来事。
私は40代前半、京成電鉄系列の京成自動車学校の教官時代、真夏の路上教習中でした。
教習生56歳の某大手会社の工場長さんを指導中、左脇道から目の前に自転車が
飛び出し私は補助ハンドル補助ブレーキで衝突避けました。
自転車の方もビックリ自転車を車の前に倒して
アロハシャツを脱ぎ上半身裸になりボンネットを拳で叩きながら教習生に
「俺を殺す気か!降りて来い!」と凄い勢いで怒鳴り教習生は震え硬直し謝っていました。
両肩背中も見事な龍の刺青の30代、普通の人ではなく浅草の某一家と暴力団名を名乗っていました。
私はすぐ車から降り今教習中で教官の私に責任がある事を伝え、脅かしたのは悪った
と謝りながら、
そちらが左右確認しないで路地から飛び出した事を告げてもこんな理屈が分かる相手
ではなく、私に掴み掛りそうでした。 (前歴、自衛隊最強の空挺特殊隊員10年間)
その頃私は趣味で毎日ボデイビル(パワーリフテング)の大会を目指して運動に頑張っていました。
自衛のため応戦しようと仕方なく裸になり相手に正面に立ちました。
教習生も降りてきてお金を包みながら渡そうとしたので、私は強くそんな事をしてはダメと戒めました。
相手は私のボディビルダーの身体をみて勢いがなくなり「何だオメーの身体は!」とビックリ。
少し前出ると逃げながら30メートル向こうで怒鳴っていました。
私はトラブルの為に渋滞している車のドライバー達に頭を下げながら自転車を脇道にかたずけ
教習を続行しようとしたら後ろからトラックの運転手がきて手をたたきながら
「教習所の先生よ!映画でも見られない、凄い感動した!」と言われ恐縮し凄く恥ずかったです。
その後怖い思いをさせてしまった教習生の工場長は無事免許を取得、先生は命の恩人だと
何回か食事をご馳走になりました。長い教習時代のこれも一つの思い出です。
(身体を鍛えた若き空挺時代)
この時トレニングはベンチプレス100kg、10回を10セット、10トントレーニング。
スクワット15okgを10回5セット、ハーフで230kg,30回
東京大会ベンチプレスは162.5kgで準優勝でした。
当時( 体重80kg、胸囲120cm)京成ドライビング時代
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