肝っ玉母さんとカラオケ

今日は雨降り　お母ちゃんをどこにも連れて行けないからカラオケに連れてくことにした

去年まで毎週カラオケ教室に通ってた、歌の大好きなお母ちゃんだけど今年の初めに口の中をガンで手術したから、歌えるかどうか心配だった。いつも、まさちゃんが実家に帰ったり、こちらに来た時には必ずカラオケに連れてくのが、恒例の楽しみだったんよ

でも、連れてくというのは多分まさちゃんの言い訳で、大手を振って昼間からカラオケに行けて、まさちゃんかお母ちゃんかどっちが楽しんでたのか分からないけどね、、、

今日、カラオケの店に行ったらまだ誰も居なくて、店に入ってくと５２歳のまさちゃんと８２歳のお母ちゃんを見て、受付の人がちょっととまどったように「カラオケですか～」って聞いてくれたわ。

お母ちゃん、確か１０曲くらいはレパートリーあったみたいだけど、最近なんでもよくお忘れれになるんで、歌おうと思っても曲名が出てこない困った、困った～

「う～ん、確かあじさいのなんとか、、、じゃなかったかな？」っていうけど、あじさいって言ったって見るとずら～りと曲が並んでるんよ。

あれこれかけて見て、やっと四曲ほどの曲名を思い出せた　もとも
と歌の好きな人だから、音楽が流れてくると、自然に体でリズムとって、歌いだしたよ

ガンで手術した下あごは口が開けにくいけど、お母ちゃんが大きな声でマイクを片手に歌いだした時は、ちょっと感動してしまったよ「うたえた！」って、まさちゃんも嬉しかったし、きっと本人の母も嬉しかったに違いない、いい顔して歌ってたわ

やっぱり、音楽には素晴らしい力があるんじゃないかな、、、たった一時間のカラオケだったけど、まさちゃんも、おかあちゃんもとっても満足して帰ってきた。　　音楽のパワーをいっぱいに充電してきたよ。歌の大好きなお母ちゃんでよかった、よかった