新緑の季節になって2週天気よく野球をしたら腕の皮がむけた。真っ黒である。仕事帰りの夕ぐれに、車の窓を全開にすると、涼しい風と、田んぼと草のにおいと、おけらの「ジ~」と鳴く声が飛び込んで来る。自分が死ぬ時はこの時間で、このにおいと風と音の中でが、いいかなぁと思う。それ位好き。そばに家族がいてくれれば上出来だ。その草むらの中に溶けるように入って、消えて行きたい。いつになったら気持ちが浮上しだすのか、いつまでめそめそしてるのか、夏の風になったら変わるのか、秋の風になったら変わるのか、何分、見当もつかない。