6月9日木曜日付け神戸新聞に、我が「松風地鶏」の記事が掲載されました。
名古屋コーチンの大きな写真と共に。
記事の内容は以下の通りです。
『深緑の山に、甲高く、強い鳴き声がこだましていた。おんどりが真っ赤なとさかを揺らして動き回る。小屋に陽光が差し込み、豊かな金色の羽が輝いていた。
兵庫県産「松風地鶏(まつかぜじどり)」を出荷する篠山市北部の養鶏場。純血統の名古屋コーチンを、餌や飼育面積など厳しい基準で育てている。肉の弾力や甘味が自慢だ。
「雄の場合は、半年かけて育てる。ピヨピヨ言っていたのが″声変わり″するのは、生後4ヶ月からですわ」。この道30年の河南英昭さんが語る。聞き比べると、確かに成長するほど鳴き声の調子は完成に近づくようだ。
国内で鶏鳴が響く養鶏場は、実は数少ないという。肉用の鶏は成長の早いブロイラーが主流で、生後50日ほどで出荷されるからだ。
成熟した雄をレンズ越しに見つめる。目に宿る生命力に気おされそうだ。「育てる環境には目いっぱいこだわりたい。私らは命をいただくわけやから。」河南さんの言葉に、生き物と向き合う覚悟を感じた。』
それにしても、撮る人が撮ると、いい写真が撮れるものですね。
Photo note という、写真を中心としたコーナーのようです。