マシュマロ’sエンディングノート

~At the end of a marshmallow-like life~

先週掘り出した不要品は処分完了

2019-09-30 | 終活(モノの整理、心の整理、社会的整理)
先週は、ほぼ不要品の掘り出しと、ごみ袋へ詰める作業で追われていました。
明日は家庭ごみ回収の日なので、今夜、無事マンションの集積所へ運びました。
(私が住んでいるマンションは、前日の夜からごみ出し可です)

今週の不要品掘り出し振り返り
月曜日 夕方:母が不要な服を処分していいと言い出した。
月曜日 夜 :クローゼットやタンスからはみ出していた服から、不要な服を分別して袋詰め開始

火曜日 午後:タンスやクローゼットの中の服を整理するために、一度全部出しておく

金曜日 午前:最初にまとめておいた母の不要な服を2袋ほど、無料リサイクルボックスへ持ち込む
金曜日 夜 :一度全部出した服を見た母が、あれもこれも要らないと言い出した

土曜日 午後:前日に母が不要だと言っていた服を袋詰め、クローゼットとタンスの中にあった不要品をついでに掘り出す。

日曜日 午後:母が本棚も廃棄したいと言い出したため、本棚に収納していた雑貨を全部出し、他の場所へ移動。
       本棚に入れていた雑貨を入れるスペースを確保するために、他の場所から不要品掘り出し。

月曜日 夜 :土日に出た不要品を、家庭ごみとして出す。

頑張った翌日はこんな感じ
今日はお天気の悪さと、週末一気に不要品を掘り出した疲れが出たようで、午前中は頭痛と肉体疲労でほぼ寝てました。
筋肉痛は、昨夜入浴の後にケアをしておいたので大丈夫でしたが、全身疲労はさすがに一晩では回復しませんでしたね、年齢的にも(苦笑)

しかし、一日中寝込んでいるわけにもいきません。
夕飯も作らないといけないし(昼食は作り置きがあったのでサボりました)、土日に出た不要品を捨てる作業があります。
昼過ぎくらいから、通常運転再開。
夜は、せっせと6袋分のごみ出しをしてきました。

途中、別の階の方とエレベーターで一緒になりましたが、その方も不要品がはみ出たごみ袋を持っていました。
どこのご家庭も、不要品は常に出るのですね、当たり前ですが(笑)

不要品は出来るときに全力で捨てるべし
今回の不要品処分ミッションは、母の「要らない服は捨てていい」という一言から始まりました。

いつもの母であれば、口先ばかりで実際には私に丸投げしていた、というお話はしたと思いますが、今回のように一緒にきちんと服を見ながら捨てたのは、ほぼ初めてのことです。
母にとっても、もう着ることもない不要な服が部屋を占領していることが、だんだんとしんどくなってきたようです。
しんどくなった理由は、歳を取ってたくさんの服の中から、自分が着る服を探すのが面倒になったからでしょう。
最終的には、3着ぐらいあったらいいと言い出しました(笑)

さすがに3着では、4シーズンを乗り越えられないので、季節ごとに数着ずつ残したらどうかと、提案しました。
特に冬場は、年齢的なこともあり、防寒はしっかりしてもらわないと外出できませんからね。

不要品は、同居人がいる限りその人の分も存在します。
家族であれば、個々のモノと共有しているモノが存在し、共有物は相手の許可を得ないと処分することはできません。
もし、相手と自分の意見が一致していたら問題はありませんが、相手が処分する気持ちになっていない場合は、時間をかけてその気になるときを待つ必要があります。

私の場合、延べ20年くらいはかかったかと思われますが、今回のタイミングで母が服(やその他の不要品)を、処分するというはっきりした意思を示してくれたのは、本当に助かりました。
もし、これが5年10年先に言い出したことだったら、私も不要品の袋をいくつもごみ集積所へもっていくことは、難しかったかもしれません。
いまより、もっと時間をかけて処分していた可能性があります。
ですから、今回のチャンスは絶対逃したくなかったので、全力で母の服を袋詰めしました(笑)

ただ、毎回このように全力で不要品を掘り出して処分するのは、絶対に無理です。
出来るかぎり、いつもの暮らしの中で不要だと思った瞬間に、ごみ箱へ入れるようにしています。
不要品だと判断したモノとは、絶対に向き合いません。
モノと向き合うのは、あくまでも迷っている場合のみ。
そうではないのならば、何も考えず、時間もかけず、すぐに捨てます。
そうすることで、ストレスなく不要品を処分することができますから。


先週は、なんだかんだで母の服を処分する作業に半分くらい時間を費やしましたので、今週は少し自分のために時間を使おうと決めています。
といっても、以前から計画していた、自室のマイナーチェンジなのですが。
片付けと不要品の処分は、まだまだ続きますよ(笑)

今日も不要品掘り出し実行

2019-09-29 | 終活(モノの整理、心の整理、社会的整理)
母の服を、大方処分して(まだリサイクルボックスへは持って行ってはいない)、本日は処分する予定の家具の中に入っていたものを、違う収納場所へ移動し、かなりクタクタです...

明日、筋肉痛かもしれません...
家庭ごみの袋が5つになりました。
不要品絶滅までは、まだまだ時間がかかるな。

疲れたので、今回のブログ更新はここまでです。
おやすみなさい。

今日も母の服を処分

2019-09-28 | 終活(モノの整理、心の整理、社会的整理)
4日ほど前、母が着ない服を処分すべく、45リットルポリ袋6袋分を処分することにして、昨日2袋ほど古着リサイクルボックスへ出してきたのですが、昨日の夜、母がさらに「あれも着ない、これも着ない」と言い出しました。
とにかく、捨てる気になっているうちに着手したいので、本日また母の服をポリ袋へ入れつつ、部屋の整理整頓もしました。

生活スペースができた
今までは、洋服ダンスやクローゼットやチェストからはみ出した母の服は、母が工夫して作った簡易な洋服かけにかけていました。
減らした結果、はみ出していた服は半分以下になり、今回さらに洋服ダンスの服もすべて処分することになったので、洋服ダンスがまるまる空になりました。

外にはみ出していた服が減ったことで、部屋のスペースが空くはず、と、母が作っていた洋服かけを崩して、もともとあった既製品の洋服かけへかけなおしたところ、見た目がかなりすっきりとしました。
服を減らしつつの、模様替えです。

それでも、まだ古着を入れたポリ袋を床に置いているので、足の踏み場は微妙ですが(苦笑)
また、空の洋服ダンスが鎮座しておりますので、ポリ袋と洋服ダンスを処分すれば、まだまだスペースは広がります。

勢いが付いて和ダンスにも着手
母の服がかかっていた部屋には、洋服ダンスのほかに和ダンスもあります。
古き良き時代に、嫁入り道具として定番だった和ダンス。
中の構造は、和服がきちんと収まるような作りです。
通常は和服を入れるべき場所へ、母は普通の服や雑貨を押し込んでいました(笑)

和ダンスから不要なモノと必要なモノを分別しながら不要なモノを出した結果、現在の和ダンスの中身は4分の1程度です。
母と協議をした結果、和ダンスも処分することになったので、明日はさらに不要品を分別して、和ダンスを空にする予定です。

さらに本棚を捨てると言い出した母
私の父も私も、本が大好きだったので、一時期我が家には、ハードカバーから文庫本まで、さらに私の教科書やテキストも含めたら、1,000冊以上の書籍があったと思います。

ある時、私が所有していた書籍類のほとんどを買い取りに出したため、私が所有する書籍はせいぜい20冊ほどに減ったのですが、その後また漫画を買い集めてしまったので、現在は200冊程度だと思います。

書籍が大量にあった時期に、大きな本棚を購入しました。
父がいたころは、その本棚は満杯で、さらに他の場所にも本を保管していたのですが、父が亡くなり、父の所有する書籍はすべて買い取りや古紙回収に出し、さらに私の本は自室に保管していたので、本棚は実質モノ入れになっていました。

父の亡き後、密かに自分の本を自室から本棚へ移動させようと画策していたのですが、母がトイレットペーパーや掃除グッズやその他の雑貨を収納し始めたので、ずっと用途とは違う使い方をされていた本棚。

しかし、私が家の中をマイナーチェンジし続けた結果、トイレットペーパーも掃除グッズも他のモノも、別の場所で保管できるようになったので、現在はただ何となくモノが置かれている状態ではありました。

その状況を、母はモヤモヤしながら毎日眺めていたのかもしれません。
もともと、本があまり好きではない母でしたので、大きい本棚は母にとっては不要品でしかない。
私が、洋服ダンスと和ダンスを処分しようという話をしたため、ならば本棚もついでに、と思ったようです。

一瞬、自分の本を入れたいから、捨てない、と母の意見を拒否したのですが、数時間経過して冷静に考えたら、自室に収まる程度の冊数しか所有していないのならば、大きい本棚はたしかに要らない、と我に返りました(笑)
ですから、明日和ダンスの不要品を出した後に、本棚になんとなく入れているモノも、すべて他の場所へ移して、洋服ダンス、和ダンスとともに処分することにしました。

大型家具は業者さんへ依頼
今回、二人以上で運ばないと家の外への持ち出すことが難しい大型家具ですから、地元で評判のいい業者さんへ依頼します。
回収業者ではなく、できることは何でも引き受けてくれる“便利屋さん”なので、自治体の粗大ごみ回収に出す際の持ち出しをお願いするか、ごみ集積所まで運んでもらうかになると思います。
来週中に、連絡を取って見積もりしてもらう予定です。

家具の処分が終わった後を妄想する
洋服ダンス、和ダンス、本棚が家からなくなったら、次は模様替えです。
なるべく暮らしやすさを重視した、家具の配置を考えなければいけません。

まず、以前から移動を考えていた私の部屋の4段チェストを、洋服ダンスと和ダンスがある部屋へ移動して、和ダンスに入っている雑貨などを収納したいと思っています。
以前は、母の生活スペース兼リビングへ移動して、母が常に使う服や雑貨を収納してもらおうと考えていたのですが、服が集約されている部屋へ移動したほうが何かと効率よく暮らせそうな気がします。

本棚は母の生活スペース兼リビングに置いていたので、そこの空スペースをどうしようか考え中です。
実質、リビングは母の部屋と化しているので、母の意見を聞きながら模様替えをしていきますが、将来のことを考えたら本棚の後の空きスペースは、そのままのほうがいいかもしれません。

もし、自宅介護の必要性が出てきた場合、介護ベッドの導入も考える必要があります。
通常、モノを減らす考えを持っている方は、“かもしれない”という状況を考えてはいけないというスタンスですが、介護だけは、もし一生経験しなくても“かもしれない”という状況に備えておく必要があると思っています。
ですから、なるべく空きスペースをそのままにしておきたい気持ちがあります。

もしくは、本棚の空スペースに母が着た羽織り系の服をかけられるように、洋服かけを移動してもいいかもしれませんね。
母は、自分が使ったエプロンや羽織りモノを、自分のすぐそばにかけてしまう癖があります。
その場所は、洋服をかける仕様にはなっていませんが、フックを無理やり付けてかけています。
その癖に合わせて、洋服かけをそこに移動するのもいいかもしれませんね。

以上は、まだ妄想の段階ですが、先のビジョンがあると片付けもそれに合わせて進めていけるので、作業が捗ります。
まだ、あと数日は片付けと不要品の掘り出しに時間がかかりそうですが、母のやる気(捨てる気)が継続している今が、一気に片付けるチャンスです。
体力を消耗しますが、いやな気はしません。
それよりは、母も無意識ながら終活らしき行動をしてくれるようになったことが、とてもありがたいと思っています。
もし、私がよぼよぼになってしまってからだと、捨てることすらできなくなりますからね。


今週は、ほぼ毎日のように不要品を分別して、片付けと整理整頓をしています。
思い付いてから、すぐに行動に移したことで、勢いが付いたのだと思います。
非常に疲れますが、少し先の暮らしやすさを考えたら、頑張れます。
目標は、10月中に部屋の中が落ち着くこと。
シンプルで暮らしやすい部屋(家)に、少しでも近づくといいな、と思っています。


モノを処分するときは言葉の選択も大事

2019-09-27 | 日々の暮らし
母の不要な服を、6袋分のポリ袋にまとめておいたのですが、本日、2袋ほど無料のリサイクルボックスへ入れてきました。

残り4袋と、時間がなくて手を付けられなかった服を含めて、まだあと3~4回は行く必要があります。
一度にまとめて出したいのですが、ボックス自体があまり大きくなく、古着がすでに大量に投入されている場合は、ボックスからはみ出してしまうため、持っていく際は2袋が限界です。
もう少し大きなボックスだったらいいのに、と思いますが、リサイクル手数料も取らずに回収してくださるわけですから、文句は言えませんね。

処分できなかった私の振り返り
ようやく、母の服が適正数に近づいてきました(それでも、私の3倍くらい服を所有しています)
これまで、母自身でリサイクルショップへ持ち込んで売っていた時期もありましたが、今となっては母にその体力はなく、服も期限切れ(流行遅れやリサイクルショップの指定する経年数)で、善意で引き取ってくれるのは、無料のリサイクルボックスだけになりました。

服の場合、着用回数がゼロもしくは少なければ、誰かに譲ったり、売ったりもできますが、状態によっては捨てるしかない場合も多いです。
雑貨やインテリアも、よほど気に入ってくれる人が現れない限りは、売っても二束三文、譲ることもできない状況になれば、捨てるしかありません。

不要品で、あきらかなごみだと判断したものであれば、躊躇なくごみ袋へ入れたり粗大ごみへ出したりできます。
しかし、使っても飾ってもいないのに、不要ではない、いつか必要になるかもしれない、という思いがあると、なかなか処分に至りませんよね。

私自身も、捨てたくないと思っている不要品(主に嗜好品)がまだありますし、今まではもっとたくさんの不要品を処分せずに過ごしていました。
また、中には処分したいけれど、どうやって処分してよいかわからないモノもありましたし、今でもあります。
しかし、老後のことを考えるようになってからは、嗜好品に関してはひとつひとつと向き合って、少しずつですが処分しています。

不思議なもので、ひとつ処分することができると、数時間後、数日後、数か月後と過ぎるうちに、残ったモノを処分してもいいかな、という思いが湧いてきます。
そして、またひとつ、またひとつと処分していくうちに、あれもこれも、全部要らないかな、という気持ちになり、そこまで行くと、同じカテゴリーのモノは本当に必要なモノだけ残して、全部処分できるようになります。

そうやって、いろいろなモノを処分してきた結果、モノを処分するには、言葉の選択も重要だと思うようになりました。

処分できなくなる気持ち
そろそろ家の中の不要品を処分しないと、暮らしが圧迫されるかもしれない、と追い詰められたら、誰でもモノを減らそうと考えると思います。
圧迫といっても、それがスペース的なことなのか、精神的なことなのかは人それぞれだと思うのですが、いざモノを減らそうとしても、気持ち先行で行動すると、別の気持ちに行動を阻まれて、うまくいかないことが多いです。
それは、思い出のモノや気持ちが入りすぎているモノに対して起こりがちです。

なぜそうなるのか、考えてみたのですが、おそらく気持ちに従って処分を始めると、現実的な部分へ意識が向かず、逆の気持ち(処分したくない、まだ処分しなくても大丈夫など)が湧いてきたときに、処分しようとしていた気持ちが打ち消されてしまうようなのです。

例えば、好きで集めたフィギュアがあったとします。
大好きなフィギュアは数体ですが、同じラインや同じ作品の登場人物も惰性で集めていました。
しかし、そろそろいくつか処分しないと、大好きなフィギュアの新作が出たときに置く場所がありません。
ここは、好きなフィギュアをかっこよく飾りたいという気持ちを優先して、それほど好きではないフィギュアを処分しようと考え、手に取ります。

その時、何の感情も湧かなければいいのですが、手に取った瞬間に、今まで集めた苦労や支出した金額のことを思い出し、せっかく買ったのに、高かったのに、揃っていることに価値があるのに、高値で売れるかもしれないのに、と目の前にある“スペースが足りない”という現実から意識が逸れてしまい、処分してスペースを空けるというミッションを忘れてしまうのです。

けれど、処分をしないと新しいフィギュアはどこにも置けない上に、箱から出しもせずに収納の奥へしまい込む羽目になるかもしれません。
もし、飾ったとしても、その分自分が生活するスペースが脅かされる結果になるかもしれません。
そうなってしまったら、自分の生活スペースが圧迫され浸食される物語の始まりです(笑)

まあ、そうなる前に片付けなり処分なりができるようにならないといけないのですが、気持ち先行で片付けや処分を始める限りは、同じことを繰り返すのだと思います。

大事なことは自分への言葉
気持ちが壁になって、なかなか処分するまでに至らないモノに対して、私がとった行動や気持ちは、以下のようなことでした。

 ・常にモノを見る(形だけでもモノと向き合う)
 ・時間をかけてでも自問し続ける(向き合っているモノが必要か不要か)
 ・視点を変えて自問する(もし自分が今と違う立場だったらどうだろう)
 ・言葉を置き換えて自問する(不要という言葉を使わずに考える)
 ・処分しない場合にふりかかる現実的なデメリットに目を向ける(生活優先)
 ・処分した場合のメリットを明確にしておく(暮らしやすい環境を思い描く)
 ・何かしらの不便不満を感じる頻度に意識を向ける(満足できない環境になっていないか)

モノが処分できないときは、見ないようにしていたし、向き合う時間も作らず、自問することもせず、持ち続けることのメリットを考えて、処分することによるデメリットばかりを理由にして、不便不満を感じる気持ちに気が付かないふりをしていました。
その当時に処分できたものは、本当に自分が嫌いなモノやしっかりした不満の感情を持つモノと、本当のガラクタだけでしたが、モノに対する自分の気持ちや行動を少し変えたことで、処分をスムーズに進めることができるようになりました。

けれど、自分の気持ちや行動を変えることって、結構難しいですよね。
そういう時は、自分に問いかける言葉を変えてみることが大事だと思います。

自分にとってポジティブになれる言葉は、人それぞれ違います。
片付けやモノの処分が滞ったときに、書籍やサイトを参考にして行動を再開することはよくあることなのですが、きっと参考にしているのは、片付ける技術や処分する具体的な方法ではなく、自分の気持ちのブレを修正できるメンタルの持ち方だと思うのです。
私も、一時期はそういうメンタル面の在り方や、モチベーションを保つための言動を探していました。

しかし、なぜか気持ちにストンと落ちてくる言葉もあれば、なかなか共感できない言葉もありました。
その違いは、考え方の違いだと思っていたのですが、冷静に考えてみると、どれも同じことを言っているようだということに、最近になって気が付きました。

よくよく考えたら、片付けることや処分するという行為は、最終的には生活を整えることです。
生活を整えるために、ある程度規律のある空間を作り不要品を排除するという行動に、大きな違いなどなく、ただ掃除して整理整頓して不要品を捨てるという、単純作業をするだけで済むはず。
それができないのは、自分が納得できる言葉で行動を促していないからか、もしくは言葉に振り回されているのかもしれません。

片付けの本を数冊読むと、モノを処分するという行為について表現している言葉は、

「捨てる」
「託す」
「手放す」
「お別れする」
「卒業する」

などなど、さまざまです。
これに、気持ちを乗せて行動することで、片付けや処分がスムーズに進むわけですが、自分がモヤモヤするような言葉を選ぶと、モノを減らす行為にもモヤモヤしてしまいます。

大事なのは、どのような言葉を自分に投げかけたら、自身の気持ちが動くのか、ということを自覚して探すこと。
誰かからの刷り込みで覚えた言葉だけを使っていると、どこかで違和感が生まれてしまうかもしれませんから、同じことを表現している言葉でも、少し変えて自分の心に落とし込んだら、気持ちに変化が出てくると思います。

いずれは事務的行動になる
不要品を処分できなかった私も、今は時間と体力があるときは、不要品をサクサクと処分しています。
モノに対していろいろな感情が湧いたり、手に入れた経緯を思い出して、処分を躊躇することもあるのですが、自分の気持ちを、ただ処分することだけに向けて、処分する理由を何度も反すうすると、案外事務的に作業ができます。

働いているとき、何の躊躇もなく、職場の不要品をごみ箱へ捨てていました。
なぜなら、不要品が身の回りにあると、業務が捗らないからです。
ごく当たり前のことなのですが、なぜ自分の家や部屋のことになると、できないのでしょうね(笑)

しかし、自分に発破をかけて処分や片付けを続けていくと、いつの間にか事務的に動けるようになります。
不思議ですが、もしかしたらアドレナリンが出やすくなって、作業するエネルギーが発動しているのかもしれません。
もしも、自分には片付けやモノを減らすことはムリだ、と思ったら、最終手段は

“自分の家は会社だと思え”

です(笑)

かなり無茶な考えかもしれませんが、職場のモノに対して思い入れがあった試しがないです。
もし、何かしらの思い入れがあるとしたら、それはモノに対してではなく、自分がした苦労や実績や同僚や上司との会話や交流や達成したプロジェクトだと思うので、文房具や雑貨類には思い入れはないですよね?
現に、会社の文房具をいつまでも所有して、大切にしている人を見たことはないですし、大切にしている人は、勿体ないから大事に使い切ろうとしているだけで、感情はないはずですからね。

幸い、自分の家を会社だと思わなくても、モノを処分できるようになってきましたので、最終手段は使ったことがないですが、これから先も使わずに済むようにしたいものです。


今回も、なんだかクドクドと書いてしまいましたが、言葉選びについては、自分だけではなくて他人に片付けや処分を促す際にも大事です。
人のやる気を引き出すには、言葉が占める部分が大きいですから、自分自身にも他人にも、ストンと落ちる言葉を選べるように、日ごろから意識していくことが必要なのかもしれません。

現金で節約か?キャッシュレスで節約か?

2019-09-26 | 日々の暮らし
お昼の情報番組を見ていたら、とある主婦の方の節約術が紹介されていました。
この女性は、2年くらいで350万円ほどの貯金をし、数年に一回家族5人で海外旅行などに行っているとおっしゃっていました。

節約術そのものは、割と最近ではよく見聞きする方法で、特別に画期的な方法ではなかったのですが、貯金ができている理由は、節約術が途中で決してブレていないこと。
そして、節約によって家族に嫌な思いや肩身の狭い思いなど、決してさせていないということでした。
節約が中心になっているのではなく、家族が幸せに暮らせるような節約を考えて実行しており、貯金をする目的も明確にしているため、達成度合いが高いのですね。

現金派の節約術
番組で紹介されていた方は、現金で家計を管理している現金派。
毎月の出費金額をあらかじめ設定して、費目別に封筒へ小分けしておく方法です。

日々の買い物は、お財布に予算分の現金を入れ、余計な出費をしないようにするそうです。
食料品も、決めているルートを順番に回り、野菜などは袋入りは買わずに単体で買い、食品ロスを防止して、見えないムダをなくしています。
また、日用品もストックを置かず、なくなってから買いに行くようにし、ムダに消費しないようにしているとのことでした。

家計簿は、細かくつけるのではなく大きなカテゴリーに分けて、出費した金額を書き込んで管理していました。
今月は、食料品にいくら、光熱費にいくら、日用品にいくら、というように。
このやり方は、私も似たような感じですが、私の場合はもっとおおざっぱで、日用品と食料品の出費は一緒に管理しています。
だいたい同じスーパーでしか購入しないし、スーパーは趣味の雑貨などは置いていないので、生活に必要なモノというくくりで、一緒に管理しています。

この主婦の方が現金派である理由は、現金で管理しないと節約できないからだそうです。
よく、クレジットやキャッシュレス決済だと、残金がわからない分使いすぎてしまう、という方がいますよね。
この方も、そういうタイプのようで、予算が減っていくことが認識しやすい現金での管理が向いているのでしょうね。

キャッシュレス派の節約術
10月からの増税に伴う、ポイント還元事業の施行もあり、テレビ番組では上手にキャッシュレス決済を使う方法などを紹介しています。
私は、何種類もの決済方法を使ってまでは、節約してポイント還元の恩恵を受けようとは思っていないので、キャッシュレス決済は、3通りと決めています。

1つ目は、交通系ICカード。
これは、交通機関を利用して外出する際に、カード1枚ですべての支払いが完了できるようにしたいからです。
普段は常に5千円程度を、外出目的によっては1万円単位でチャージをしています。

2つ目は、クレジットカード。
高額な買い物をする必要が出てきたときや、交通系ICカードが利用できない店舗で買い物する必要があるときに使います。
近所にあるドラッグストアは、交通系ICカードが使えないので、医薬品についてはクレジットカードを利用していますが、めったに買わないので、ムダ使いすることはないです。

3つ目は、近所のスーパーチェーンが発行している専用プリペイド式カードです。
食料品と日用品は、すべてこのスーパーチェーンで購入しているので、ポイントも付くプリペイドカードが便利です。

キャッシュレス決済での節約術として、出費の明細が記録される点をあげられるアナリストの方が多いですが、私自身は明細内容が節約につながる感覚はないです。
出費は出費でしかなく、たとえ予算オーバーしていても、出ていったお金を節約する術はありませんから、あくまでも出費した金額を管理できるだけのことだと思っています。

キャッシュレスで有効なのは、現金派の方が実行しているカテゴリーごとに封筒を分けておく方法を、キャッシュレス決済で実行することではないでしょうか。
チャージ式であれば、自動チャージ機能を使用せずに、月単位や週単位で決まった金額をチャージしておいて、その予算内で買い物をするようにすれば、余計な出費を抑えられます。

ただ、どうしても余った少額(999円以下の端数)を貯金することが、キャッシュレスだと難しいですよね。
そういう場合は、毎月の予算を決めた上で、最終残高の端数を四捨五入して考えてはどうでしょうか?

例えば、月のチャージ最終残高が500円以上あった場合、その500円を1,000円と考えて、次のチャージ分は1,000円分を引いてチャージするのです。
毎月の予算が10,000円と仮定して、最終残高が501円あったら、次のチャージ金額は9,000円にし、トータル9,501円にしておくのです。
499円分のやりくりが、少し辛いかもしれませんが、チャージ予定だった1,000円は、まるまる銀行残高に残りますから、結果的に節約になっているし、貯金にもなっていますよね。
それに、続けているうちに金銭感覚がわかってきて、それこそ少額のムダ使いをしなくなる効果はあるかと思います。

ポイント還元分も、使っているお店が固定されている場合は有効な節約術になるはずですが、無理にポイントを貯めようとすると、逆にムダ使いが増える結果につながるので、あくまでもポイントは普段の買い物に対してのおまけだと考えておくほうがいいと思います。

キャッシュレスでのムダ使いについては、私に関しては現金のときよりも減っている感じがします。
なぜなら、手持ちのキャッシュレス決済が使えない店舗では、欲しいものがあっても我慢するようになったからです。
そもそも、小銭が増えるのは嫌いな性質なので、現金で払ってつり銭を増やしてまで欲しいモノはありません。
最近では、現金を使う場所は行きつけのカフェと病院とイベント系に出店している飲食店くらいです。

私が現金派だったころ、今とたいして考え方は変わっていなかったのですが、つり銭の小銭を貯金箱や瓶に入れて貯金するのが嫌いだったので、小銭が出ないような買い方をしていました。
そうすると、どうしても手持ちの小銭を減らしたいので、必要のないお菓子や消耗品を買ってしまい、最終的にムダ使いをしていました。

今でも、現金で買い物をした際にもらうつり銭の小銭は、早い段階で使い切ってしまおうと、ちょうどいい値段のモノ(だいたいがお菓子)を探して購入してしまいます。
もしくは、次回の外出で現金を使うような予定が入っていたら、その時に使い切れるようにしています。
予算が決まっているようでいて、実はあいまいな出費が増えるので、最終的にはムダ使いになっています。

私のような考え方や性格の人は、キャッシュレスのみで買い物をしたほうが、ムダ使いを減らせるのかもしれません。

現金派とキャッシュレス派の共通点と節約の視点
現金派もキャッシュレス派も、“必需品以外は買うときによく考える”“なくても困らないモノは買わない”を徹底すれば、ムダ使いは減ります。
また、家事をするときの工夫も、現金派とキャッシュレス派で効果が変わるわけではありませんから、テレビ番組などで紹介されている方法は、実践しても何の問題もないはずです。

両派の違いがあるとすれば、出費するシーン、シチュエーションでの、ムダ使いに流れてしまう心理だろうと思います。
手元に現金があると、あるだけ使ってしまう可能性が高いです。
キャッシュレスは、支払いの手間がかからない分、気軽に出費しがちになります。
また、買い物をする際に、出費した後の残高に目を向けるか、出費前の残高に目を向けるかでも、節約の意識に差が出てくると思います。

出費した後の残高に目を向けると、今買うべきモノの価格が自分にとって適正かどうか、後に買うべきモノを買えるだけの費用が残るか、を考えることになると思います。
出費前の残高に目を向けると、今の所持金で買えるモノを考えて、今のうちに買えるだけ買っておこうと考える可能性があります。

節約しやすいのは前者で、使った後の残高を把握するほうが、今現在の出費を抑えることできます。
結果、次の買い物でも同じように考え、毎回の買い物で出費を抑えることに繋がります。
しかし、出費前の残高に目を向けて、残高ギリギリまで使うように買うモノを決めてしまうと、不要なモノも購入してしまう可能性があり、結果的に節約にならないでしょう。

私が思うに、節約が成功して貯金ができる人は、出費後の残高にしっかり目を向けていて、節約すべきときをしっかり把握している人であって、そういう人は現金派であろうがキャッシュレス派であろうが、節約は成功するのです。

そう考えると、私はまだまだ節約ができていないと自覚してしまいます。

節約は自分次第ということ
お昼の情報番組で紹介された、現金派の節約主婦の方は、おそらくキャッシュレスにすると、今まで自分が実行してきた節約術が崩れて、節約ができなくなる不安があるのだと思います。
しかし、私が感じた限りでは、この方はキャッシュレスであろうが現金であろうが、節約すべき行動はすべて統一されていて、支払い方法に左右される行動はひとつもありませんでした。
ただ、今まで実行してきた方法に慣れているために、現金での家計管理を継続なさっているのだと思います。

私は、現金であろうがキャッシュレスであろうが、結構いい加減にお金を使ってしまうようなところがあり、また、今すぐ困るような状況にはないため、本気で節約に取り組めていません。
しかし、老後の目標を設定したことで、少しずつですがお金をむやみに使わない暮らしにシフトできています。

節約術やお金の損得ばかりに目を向けていても、節約そのものが成功するかどうかは話が別で、節約を成功させるためには、誰のためにするのか、どんな暮らしがしたいのか、お金を貯める目的は何なのか、などのビジョンがはっきりしていることが大事です。
私も、残りの人生のビジョンを描き始めたことで、自分がすべきことが徐々にはっきりしてきた結果、不要なモノを持たないことも、節約の一環だと気が付いたので、もっと上手に節約できるように、いろいろ勉強していきたいです。


なんだか、今回は節約話を膨らませすぎたような気がしますが、今回の結論は、今後キャッシュレス生活を充実させて、節約に取り組みたい、ということです(笑)
どこまでできるかわかりませんが、心がけだけは忘れないように頑張ります!

買い出しと、お試しと、買い残し

2019-09-25 | 日々の暮らし
あと少しで10月。
本日は、近所のスーパーの割引日で、9月はこれが最後です。
10月からは消費税が10%になりますから、割引のこの日に、少しだけ多めに日用品を補充しました。

補充した日用品
補充したのは、

 ・トイレットペーパー
 ・全身シャンプー
 ・ニベアクリーム
 ・食器用洗剤

以上4品。

補充と言っても、それぞれ1つか2つです。
大量に買うと、持ち帰るのが大変ですから。
日用品10%の消費税は、家計には痛いですが、ストックを置きすぎるのが好きではないので、10月以降は消耗する日用品はムダ使いしないように心がけます。

日用品以外には、米を補充。
私が買う無洗米は特売をしないので、割引日に多めに買っています。
あとは、食料品とお弁当を昼食用に買いました。

お試しで買った全身シャンプー
これまで、試してみたいと思いながら、ずっと買わずにいた全身シャンプー。
今回、増税前に試し買いをしてみました。

この全身シャンプーは、低刺激で乾燥肌やアレルギーを考えた商品なので、結構お値段が高いのですよね。
これまで、ボディソープの安いモノを買うようにしていたのですが、最近なにかとお肌のトラブルが起こるので、思い切って買ってみた次第です。
まだ、使いかけのボディソープがあるので、そちらを使い切ったらシフトします。

全身に使えるので、洗髪もOKなのですが、こちらにシフトするのは、なかなか勇気が必要です。
現在使っているシャンプーとコンディショナーの組み合わせが、今のところ一番自分の髪質には合っているので、もう何年も同じモノを使っています。
金額的にも、業務用を購入しているので、普通に購入するよりは安く抑えられているのですが、今回思い切って一度替えてみることにしました。
ただし、まだシャンプーもコンディショナーもストックがあるので、試し始めるのはかなり先のお話です。

増税前の買い残し
増税前に買っておこうと思っていて、結局買わずにいたモノがいくつかあります。
まだ、数日ありますが、その買い残しは増税後もしばらくは買わないと思います。

その買い残しに、靴と服があります。
情報バラエティーやニュースでは、バーゲンセールの方が増税前の今買うよりも安くなるはず、という見解なのですが、服にしても靴にしても、気に入って自分に似合うモノを徹底的に求めると、安くてもなかなか購入に至りませんよね。

私の場合は、黒いパンプスと秋冬に着られるワンピースが欲しいのですが、現在買うのを保留しています。
ワンピースは、気に入ったものが見つかれば即買いたいのですが、なかなか買い物に出る機会がありません。
黒いパンプスは、実はセレモニー用に欲しいのです。

3か月前くらいに、持っていた黒のパンプスでバイトの面接へ行ったのですが、その時インソールがボロボロになっていることに気が付きました。
外見は大丈夫でしたが、たいした回数も履いていないのに、インソールがボロボロになっているということは、保管状態が悪かったためです。
インソールだけ取り換える方法もあるのですが、もともと履き心地があまりよくなかったので、捨てました。

しかし、黒のパンプスはその1足しか持っていなかったので、だれかの葬儀に行くことになった場合に、履く靴がありません。
ただ、黒のパンプスは普段は全く履く機会がありません。
持っていたほうがいいとは思いますが、靴は履かずにいると見えない傷みが進みます。
もし、今慌てて購入して、いざ必要になったときにどこかしらが傷んでいたら、と思うと買うのを躊躇してしまいました。

しかし、そういう思考になるということは、今は買うべき時じゃないのかもしれません。
今回は、自分の感覚を信じて、購入を控えることにしました。

節約生活のために試したいこと
節約生活をするうえで、いろいろ実行している人がいます。
例えば、よく買い物へ行くスーパーやお店の商品の底値を調べたり、消耗品については何日で消耗するかをメモしていたり、皆さん、かなりマメに調べたりメモを取ったりしています。

私は、そういうことがとても苦手で、先を見越した買い物も下手です。
安い時にまとめ買いをする場合に、この先どのくらいの期間で消費できるかを考えられませんし、計画的に買い物をすることも苦手です。
ただ、ストックがたくさんあることが嫌いなので、まとめ買いの数もさほど多くありません。

しかし、10%への消費税増税ともなると、少し真剣に節約を考えるべきかと思っています。
今まで、100円に対して8円を支払っていたモノを10円も払うとなると、この2円はかなり大きいですよね。
もっとも、今までも増税が施行されるたびに、買い控えするようにはしていたのですが、今回は私も稼ぎが無い状態ですから、本気出さないと大変なことになってしまいそうです。

とはいえ、苦手なことをしても長続きはしないでしょうから、ひとまずは、余計なモノには手を出さないことを、当面の目標にしたいと思っています。
今使っているモノは、本当に必要があって使っているか?をジャッジするために、一度ストックなしで過ごし、潜在している、なくても困らない日用品や、惰性や習慣で買っていたと思われるモノは、一旦買うのをやめてみます。

買うのをやめてみて、やはり必要と感じたら買うのを再開すればいいと思いますので、とにかく当面は“買わない”ことをテーマに過ごしていきます。

まだ、9月は数日間残っていますが、必要なモノだけを買う練習を始めて、10月の増税に備えたいと思います。

ようやく母の服を処分するときが来た

2019-09-24 | 終活(モノの整理、心の整理、社会的整理)
長年、処分をしてほしいと思っていた母の服を処分する目途が、ようやく立ちました。

ことの経緯
始まりは、昨日の夕方に交わした会話です。

「そろそろ、ここにかけている服(かけっぱなしで何年も着ていない)を捨てない?」(byマシュマロ)

今までの母は、ここで

「まだ着られる」
「一度も着ていないから、着る」
「勿体ない、誰かもらってくれないかな?売れないかな?」

と、処分することを頑なに拒否する言葉を並べ立てていました。

しかし、昨日の母は

「そうね、もう着ないから。要らないね」
「今から(処分する服の仕分けを)やろう」

青天の霹靂でしょうか(笑)
普段の母は、捨ててもいいと言いながら、なかなか取り組むまではしてくれず、私に丸投げして、あなたの好きにしなさい、というばかりでしたが、今回はきちんと自分で判断するというではありませんか。

これは、もう二度と訪れないチャンスです!
大げさではありません。
これを逃したら、また、グズグズと私に丸投げしてしまいます。
本当に全部捨てていいなら、容赦なく捨てますが、中には母がまだ着ている服も混ざっていますから、やたらと捨てることはできないのです。

母がやる気になっているこの時を、逃してはいけません。
私は、見たいドラマを見ることもせずに、母の不要な服の仕分けを、母と一緒にすることにしました。

まるで流行の地層
まずは、クローゼットに入りきれずに外にかけていた服を、一着ずつ見て、捨てるか着るかを判断することにしました。

一枚一枚、私が手に取り母に見せます(母は、椅子に座っています)
見た瞬間、母が「要らない」といったものを、容赦なくビニール袋へ。

母の判断基準は、

 ・現時点で好みかどうか
 ・嫌いな生地かどうか
 ・半袖や五分袖、七分袖は要らない
 ・着ると重たい
 ・ファッションが年齢に合わない(古い)
 ・サイズが合うかどうか

大量にかかっていた服は、そのほとんどが10年以上、あるいは20年以上前に買ったモノ。
中にはいい生地で仕立てられている服もありましたが、どうしても流行おくれ感が否めません。
私が見ても、絶対これから先着ることはないだろう、と思えるモノばかりです。

特に、バブル期の流行がちらほら見え隠れする服は、いまさら誰が着るのだろうか?と。
ちなみに、母の年齢だとバブル期は40代後半でしたので、ワンレン、ボディコンではなくて、ハイソサエティ風なデザインのモノです。
たとえると、皇族の方が、公務でどこかにお出かけになるときに着用するようなデザインの服ですね。
このころ、シロガネーゼとか田園調布に家を建てることがステイタスになっていった記憶があります。

思い出話は、どうでもいいのですが(笑)
手に取る服は、高度経済成長期あたりの服からバブル期、バブル崩壊後から現在まで、とにかくあらゆる時代の流行服が我が家で放置されていました(笑)

高度経済成長期は20代~30代だった母は、それなりに若い感じの服が多かったですが、バブル期以降は、母の高級志向が見て取れます。
決して高価ではないけれど、上品でかっちりとしたデザインが多かったです。
バブル期は、中流くらいの家庭も多少は品質のいい服を買う傾向にありましたから、母もその一人だったのでしょう。

そんな、ファッションの歴史を見るかのように、母の服を手に取るたびに、この人(母)はどれだけ服を持てば満足だったのだろう?と思う反面、ファッションの変遷というのは、面白いものだな、と感じました。

母の嗜好の変化
今回処分決定した母の服ですが、あくまでも昔に処分することができずに放置していたモノばかりですから、母がいかに服ばかりを所持していたか、考えただけでもうんざりします(苦笑)

それらの服を買わずに我慢して貯蓄に回していれば、今頃もう少し贅沢に暮らせたかもしれないのに、と思いつつ、まあ自分もそれほど高級なモノは買っていないけど、買っては捨てていたのだから、根っこは同じかもしれません。
唯一違うのは、私は着られなくなったり、年齢や時代で似合わなくなったり、破損や汚れがあったら躊躇なく捨てる性質だということくらいですね。

さて、母に服を見せながら、ふと、この人(母)は今の年齢になって、実はとてもシンプルに物事を考えられるようになったではないか?と感じました。
それは、母の嗜好です。

手に取る服のほとんどは、デザインや色使いが個性的だったり、やたらと上品な雰囲気だったりしたのですが、母は自分が買ったにもかかわらず、それらを見せると

「なに、その変な服、着ない着ない」

というのです。
当時は流行だったり、高級志向だった母の好みだったりしていたはずなのですが、79歳にして「変な服」とのたまうではありませんか(苦笑)

たしかに、私の感覚だと絶対に買わない服ばかりなのですが、好んで買ったはずの母が顔をしかめるのは、なんだか不思議ですよね。

結局、母が残した服は、

 ・シンプルな色使いとデザイン
 ・今の体形でゆったり着られる
 ・ニットではない
 ・軽い
 ・生地がチクチクしない

歳を重ねたことで、いろいろな制限(体形、肌質、着心地など)が増えて、シンプルにならざるを得ない状況になったのかもしれません。
あれほどファッションに気を遣って、体面を気にして、やたらと見栄えのいい服を買い集めていた母ですが、ここ数年は服を買い足していませんし、後年になって買った服はシンプルなモノばかりですから、ずいぶん前からシンプル志向にはなっていたのですよね。
ただ、捨てることができなかっただけなのだと思うと、もっと早く自分の嗜好に気づいてほしかった、という気持ちと、これから先の人生は、服に振り回されることなく暮らせそうだと、ほっとする気持ちが同時に湧きました。

45リットル袋が6つ分
母が買っていた服は、とにかく重たいモノが多くて、袋いっぱいにすると重たくて持てないので、6つに分けて入れていきました。
今、服をかけていた部屋に置いてありますが、定期的に無料のリサイクルボックスへ入れに行きます。

ただ、まだ仕分けしていない服がもう少しだけ残っています。
こちらは、時間と体力がなかったので、後日仕分けするのですが、私の感覚だと全部流行遅れなので要りません(笑)
残った服も、結構重たいので、持っていくのが大変そうです。

しかし、半分以上は処分することが決まったので、気持ち的にはすっきりしています。
残りの服も処分が決まったら、部屋を有効に活用できるようになります。
まだ、洋服ダンスの処分なども考えないといけないので、すぐには着手できませんが、部屋の使い道を考えるのが楽しくなりそうです。


ずっと片付けのネックだった母の服が、やっと減らせたのは少し奇跡に近いかもしれません(笑)
将来、私が一人になったときに処分するのでは、あまりにもつらい数の服でしたから、母がその気になってくれて、よかったです。
次は、母が使用している棚の整理をさせてほしいと思っていますが、いつになるか?
いいタイミングを、見逃さないようにしないといけませんね。

キャッシュレス・ポイント還元

2019-09-23 | 日々の暮らし
10月からの消費税増税に絡み、前回はプレミアム付商品券について、私なりの考えや対応についてお話ししましたが、今回は、同じく政府主導で始まるキャッシュレス・ポイント還元について、私なりの考えを綴っていきます。

キャッシュレス・ポイント還元事業とは
「キャッシュレス・ポイント還元事業は、2019年10月1日の消費税率引上げに伴い、需要平準化対策として、キャッシュレス対応による生産性向上や消費者の利便性向上の観点も含め、消費税率引上げ後の9か月間に限り、中小・小規模事業者によるキャッシュレス手段を使ったポイント還元を支援するものです。」(経済産業省公式サイト キャッシュレス・ポイント還元事業専用ページより引用)

私なりに要約しますと、キャッシュレス化を進めたいが、増税により消費が落ち込むだろうから、消費活動を促すためにも販売側がキャッシュレス決済に限りポイントを還元する対応をした場合に、政府が支援します、ということでいいでしょうか?

キャッシュレスが進むのはおおむね歓迎
個人的には、キャッシュレス化が進むことに対して全く抵抗はありません。
ただ、やはり決済アプリやカードの種類が多すぎるため、自分が所持している交通系ICカードやプリペイドカードの使用が可能な店舗を把握する手間が面倒です。

最近は、私もキャッシュレス決済を選ぶことが多くなりましたが、その反面、自分の手持ちのカードが使えるかどうかわからない店舗での買い物は、全くしなくなりました。
おかげで、ムダ使いが少し減っているので、まあ、それはそれでいいのですが(苦笑)

そもそも、小銭が出ないという点で、私はキャッシュレスを好んでいるのですが、どうしても現金が必要な場面が、医療系です。
診療代はもちろんのこと、調剤薬局での薬購入も現金のところが多いです。
大きな総合病院は、クレジット決済もできるようになってきましたが、長く経営している個人病院では、当分キャッシュレス化は無理な気がしています。

病院の場合は、自分が健康である努力をすれば、頻繁にお世話になることもありませんが、公共の施設や文化的施設がいまだに現金なのは、政府や自治体がもう少し努力してくれないだろうか、と思います。
私は、美術館や博物館へ行くのが好きなので、旅行先の見学施設などが現金払いのみだと、少し不便を感じます。
自動販売機も古い機種がまだ多いため、現金しか使えない場合が多く、そういう自動販売機では、緊急事態ではない限り、飲料を買わなくなりました。

私は、少しでも手間を簡略化したり、時短できる方法があれば、どんどん使っていきたい人間ですから、このポイント還元事業で、キャッシュレス化が少し進んでくれることを期待しています。

ポイント還元の恩恵は期待しない
キャッシュレス化は賛成でも、今回のポイント還元は、自分にはあまり関係ないと思っています。

以前、私はポイント下手であることをお話ししましたが(過去記事参照)、今回のポイント還元も、もれなく使いこなせないだろうと思っています(笑)

まず、私が使っているキャッシュレス決済が、今回の還元事業に参加しているかどうか。
そして、そのポイントが果たしてどれくらい貯められるのか。
余計な買い物をしないように努力している最中の私が、生活費の面で恩恵を受けられるほどのポイントを、果たして貯められるのかどうか。

どう考えても、ポイントが中途半端に貯まり、生活が潤うほどのポイント数にはならない未来しか想像できません(苦笑)
ポイントが中途半端に貯まると、使い道に困ります。
数百ポイントを買い物の足しにすることはできますが、そういうポイントに限ってめったに買い物しない店舗だったりメーカーだったりします。

私の場合、いい例が家電量販店のポイントです。
最近の家電量販店は、家電以外にも飲食料品や日用品や雑貨を扱っており、そこそこ安い商品もあります。
自宅の近くにあれば、頻繁に利用すると思うのですが、現実は車で数十分かけていく場所にあるため、家電品以外の買い物はしません。
10万越えの買い物であれば、ポイントも多く付きますが、家電自体は頻繁に買うことがありません。
結局、ポイント使用期限が来ても、買い物すべき状態が発生せず、多くのポイントを流すことになります。

また、いつも同じ家電量販店で買い物をしておらず、設置工事が必要な家電は信用の面で専門店へお願いしていますから、いつまでたってもポイントが貯まりません。

ポイントをためて使うために、いつも同じお店で買い物をすれば、私のポイント下手問題は解決するのでしょうが、そもそもほしいものが同じ店に売っていないので、ポイントを貯めること自体ムリなのです。

実際、今使っているキャッシュレス決済で店舗ポイントが着実に貯まっているのは、近所のスーパーだけ。
スーパーのポイントだけは、何度も金券に引き換えているので、還元されている実感があります。
そのほかのキャッシュレス決済は、スズメの涙程度しかポイントが貯まっていませんから、使うこともできません(苦笑)

私は増税で損をする人
前回お話しした商品券しかり、今回お話ししたポイント還元しかり、私が何かしらの恩恵を受けることは極めて少ないことが実感できます。
こうなると、消費活動に制限をするしかありません。

私が大金持ちであったなら、何も気にせず、ポイント還元やプレミアム付商品券に頼らずとも消費活動を積極的にすることができます。
しかし、収入がない現実を考えると、とにかくムダな買い物は一切しないで、日用品や毎日の食費も、できるだけ安く買えるように努力するのみです。

しかし、長い目で見たときに、短期的なお得政策に乗って慌てて消費活動をした結果、不要な買い物をしてしまっては、のちのち不要品を溜め込む結果になりかねません。
何の支援も還元も受けずに必需品のみを購入することは、今は馬鹿正直に消費税10%を支払うこととなり、出費も多くなりますが、将来的に不要品を処分する必要もなくなる点では、決して損だけをしているとは思えません。

負け惜しみに聞こえるかもしれませんが、結局ムダをそぎ落とした生活が、私の目指すところですから、目先の得に踊らされる必要がないだけです。

増税で金銭的な損をしても、暮らしの損はしていない。
私は、そう思っています。


消費活動は、個人の生活スタイルや考え方で違いますが、何かしらの得があるなら全部乗っかってみよう、という考えは、実は自分の生活スタイルを崩してしまう可能性を秘めています。
もし、得を取ったために生活スタイルが悪いほうへ流れてしまいそうだったら、潔く得を避けることも必要なのではないかと思っています。
なかなか難しいですが、自分の生活スタイルをしっかり固めて、消費活動へ反映させたいものですね。

プレミアム付商品券

2019-09-22 | 日々の暮らし
あと1週間ほどで、消費税が10%へ引き上げられます。

飲食料品は、8%据え置きの軽減税率適用ですから(一部除外品あり)、前回の5%から8%へ引き上げられたときのように、駆け込み購入の必要がありませんが、日用品でめったにセールをしない商品については、今月中に購入したほうがいいとのこと。
買っておくべき日用品は、我が家の場合何かな?と考えましたが、ストックをたくさん置いておくことが嫌いなので、いつもと同じ買い物になりそうです。

そういえば、電池のストックがあと単3が2本、単4が2本になってしまったので、これを機に充電式を買っておこうかと考えています。
充電式を買うとなると、種類ごとに何本必要かを調べないといけませんね。
その作業、結構大変かもしれません(苦笑)
リモコンだけで、いくつあるでしょうか?
今は、部屋のライトもリモコンで操作しますから、結構な数になりそうです。

駆け込み消費
今回の消費税増税は、飲食料品に軽減税率が適用されることもあり、増税前の駆け込み消費が伸びていないそうですね。

個人的には、本当に必要としている日用品以外は、増税を機に買わないようにしたらいいのではないかな?と考えています。
例えば、洗剤類はマルチに使える商品を1つだけを買うようにするとか、シャンプー、コンディショナー、ボディソープを、全身シャンプー1本に変更するとか。

しかし、そうなると我が家の日用品に不要タグをつけなければいけません。
電池の数と同じように、なくても暮らしに影響がないモノを洗い出す作業は、結構時間がかかるでしょうね。
できるかどうかわかりませんが、せめて不要タグのリスト作りくらいはしてみようと思います。

私の場合、いかにモノを減らしていくかを考えながら生活していきたいわけですから、日ごろ買っていたモノを今後買わないようにするほうが、節約につながると思うので、駆け込み購入は現在ストックがなくなっている日用品くらいですね。

プレミアム付商品券
住民税非課税者や3歳未満の子育て世帯の負担緩和と消費下支えのため、という名目で政府がプレミアム付商品券の発行と販売をします。

この商品券、手に入れる(購入する)には各自治体への事前申し込みが必要で、さらに購入引換券が届いてから、販売指定店や郵便局で購入するという、少し面倒な流れとなっています。

対象者が購入できるのは、額面が1冊5,000円の商品券綴りを最大5冊まで。
販売価格は4,000円で、実質は1冊購入につき1,000円の支給です。
上限5冊を購入すれば、5,000円が支給されることになります。
1冊につき500円券が10枚で、500円ずつ使うことが可能ですが、つり銭は出ませんから、税込み価格が商品券と同額の買い物をするか、額面以上の買い物をして額面からオーバーした金額分をプラスして支払う必要があります。
また、使用できる店舗が決まっているため、もし使用不可店で買い物をするつもりでいた方は、残念ながら使えないことになります。
そして、商品券には使用期限があり、期限内に使い切ってしまわないと実質的な損となります。

プレミアム付商品券の問題点
我が家には、すでに申し込み用紙と説明文書が届いています。
対象者は、我が家では年金受給者の母のみ。
私は、今年度まで住民税を課税されているので、対象外です。

申込はまだしていませんが、九州7県では申し込みが2~3割程度とのこと。
原因は、まず商品券を手に入れるまでの手順が面倒くさいこと。
加えて、生活困窮家庭には、1冊4,000円を出すことすら難しい経済状況だという意見があるそうです。

たしかに、購入するまでの流れが面倒ではありますが、おそらくそこは大した問題ではありません。
商品券を普通に購入して、使用する分にはいいでしょう。
しかし、今回のプレミアム付商品券は、使用期限が決まっている上に使える店舗が指定され、さらにつり銭が出ないように買い物をするのは、使い道に制限がかかりすぎです。

あと、私が個人的に感じている問題点は、4,000円を出さないと1,000円の支給を受けられないということ。
1,000円の支援を受けたければ、4,000円の支出をしなさいと言われているようで、ならば1,000円の支援は拒否するから、4,000円は貯蓄します、という気持ちになる人も少なからずいるように思えます。

さらに、この1,000円分は、結局私たちの税金が世の中を廻っているだけということ。
今回の対象者は、住民税非課税者や幼い子を持つ家庭ですが、その対象者さえ、消費税や所得税を支払って生活しているわけです。
もし、子どもたちの服を10,000円分購入して、10%の消費税1,000円を支払ったら、結局のところ自分の財布の中で1,000円が出入りしているだけ、ということになりませんか?
税の使い道が違う、ということは理解していますが、市民の財布には税の使い道など関係なく、いったい家計の中でどのくらいの収支があるのかが重要ですから、1,000円程度の支援では、本当の支援にはならないと思います。

商品券を使うシーン
通常、全国百貨店の商品券は、つり銭も出ますし使用期限もありません。
デパートでしか使えませんが、デパートではそれなりの金額を使いますから、理にかなっていると思いますし、上乗せ分がないので、商品券とはいえお札と同じです。

しかし、今回政府が発行するプレミアム商品券は、いつ、どこで、どの程度の額面を使うか、という想定が甘いと思います。
1枚の額面を500円に抑えてはいますが、実際は100円程度(税込みで108円か110円)の買い物を頻繁にする人も多いのではないでしょうか?
また、4,000円の買い物をする場合には、レジで500円券を8枚切り取って支払いに使うことを考えると、現金1,000円4枚で支払うか5,000円でつり銭をもらう方が効率的で、キャッシュレス化を進めようとしている政府が考えたアイデアとしては、お粗末な気がします。

5,000円の消費を促すために、1,000円を支給してくれるという商品券事業ですが、自分が日ごろどのように消費活動をしているかを冷静に考えると、5,000円の買い物をするのは、結構覚悟が必要です。
私は金持ちではありませんから、5,000円の買い物を簡単にはできないのです。
ケチだとか、倹約だとかではなく、自分が買おうとしているモノが、自分にとって本当に5,000円の価値をもたらしてくれるのかどうか、5,000円を支払ったら暮らしが豊かになるのかを重視したいのです。

しかし、1,000円を支給してくれるからという理由で、とりあえず4,000円で商品券を購入したとして、その5,000円分の商品券で買いたいモノが、使用期限内で見つかるかどうか。
もし、買いたいモノが使用期限内に現れなかったら、最終的には日用品や食料品の購入に充てるくらいしかできません。

一見、日用品や食品で使えるのだから助かるではないか、と感じますが、実際は5,000円の商品券を期限内で消費することに必死なだけです。
そのようなお金の使い方を、私は“ムダ遣い”と呼びます。
商品券を消費するためだけの買い物など、私はしたくありませんし、対象者の母には今後も何かと大きな出費を想定しておかなくてはならないので、5,000円の消費も慎重にしてもらいたいと思っています。

お金の使い方は自分で決めたい
今回のプレミアム付商品券は、利用可能な店舗で使えますが、そもそも商品券という存在は、現金と同じ価値があっても、現金ではありませんから、使い道が限られます。

例えば、コンサートのチケットや公共の乗り物チケットは購入できません。
しかし、私のように好きなアーティストのライブへ行くことにお金を使いたいと思っている人にとっては、商品券よりも現金(キャッシュレス含む)が大事です。
また、ライブ会場周辺で使える商品券ではない場合も、はっきり言って宝の持ち腐れです(苦笑)

先日、リアルにライブへ行っていたのですが、その際に、以前に抽選会で当たったタクシーチケットを使用して、ライブ会場から駅まで移動しました。
正直なところ、普段はタクシーを利用しないので、使い道がないままタクシーチケットをムダにしてしまうのではないかと思っていました。
たまたまライブがあったので、通常地下鉄かバスを使って移動するところを、タクシーを利用してタクシーチケットを消費した次第です。

貰い物ですし、ムダにしたところで誰も困らないのですが、とりあえず使用期限内だったため、いつもより贅沢感を味わおうと、半ば無理やりにタクシーに乗りましたが、タクシーチケットを消費するための行動であったことは否めません。
目的が明らかに“タクシーチケットを消費するため”の行動で、タクシーチケットを持っていたために、自分の消費行動を制限されてしまった例です。

本来、自分が所持しているお金の使い道は、自分で決めることが当たり前ですし、その権利を有しています。
しかし、お金に代わる何か(商品券や金券)を所持している場合、どうしても使い道が制限され、自分の消費意欲とは別のところで使わなければなりません。
はっきり言って、窮屈ですよね(苦笑)
お金の使い方くらい、私の自由にさせてくれ、と思います。

商品券や金券でも、上手に使いこなせる人はいいのですが、私はこれまで生活してきた中で、商品券や金券は本当に使い道が思いつかなくて困ることばかりでした。
たまたま、誰かにお祝いをすることになれば、商品券を使ってお祝いの品を購入することもできますが、私の場合、商品券を消費するために買うモノを探していたので、購入したモノには満足することがなかったです。

私にとって、商品券や金券はムダ使い促進アイテムであって、自由に買い物ができるアイテムではないということなのでしょうね。


消費活動には、それなりの意味がないとムダ使いになります。
商品券は、買い物する際に便利なアイテムかもしれませんが、商品券を使うために何かを買うことには、意味がありません。
今回のプレミアム付商品券は、1,000円の得ばかりに目を奪われると、結局ムダ使いをするだけになってしまう可能性がありますから、申請の有無は慎重に決める必要があると思いました。

処分することは魂を解放してあげることに繋がる

2019-09-21 | 日々の暮らし
昨日、カルディで買いたいモノがあったので、店舗があるショッピングモールへ、買い物へ行ってきました。
カルディも他の店舗も、店頭がすっかりハロウィンに(笑)
まだ9月ですが、関連商品が毎年増えていっているように感じます。

カルディでは、コーヒーの試飲を配ってくれているすぐそばが、目玉商品や期間限定発売のオリジナル商品の陳列場所で、今はかわいらしいハロウィンキャラクターのお菓子やコーヒーやジュースが並んでいました。

いい感じの箱
その中で、少し心惹かれる箱菓子がありました。
使い捨ての箱ではなく、中身(クッキーかな?)を出したら、収納として再利用できるしっかりした作りの箱で、おそらく木製だと思います。
木彫り風のようなデザインで、色はカラフルなのですが、紙ヤスリなどで塗装を削って、違う色を塗りなおして、ビンテージ品っぽく傷や汚れを付けたら、いい感じになりそうです。

思わず、手に取ってじっくり見てしまいました。
以前の私なら、間違いなく購入している商品です。

余計なモノは手に取るべからず
ハロウィンの箱菓子を手にして、はっ、と思い出し、すぐに陳列棚へ戻しました。
今回は、ティーバッグの紅茶と食材の調達がメイン。
シーズン行事グッズは、もう買わないと決めているので、結果的にハロウィングッズに転用できるパッケージは、手に取ったらいけないのです(苦笑)

結局、買ったのは、アールグレイのティーバッグ、豆乳サンドビスケット、メープルシロップ、ランチョンミート、マスタード、ココナッツミルクの6点です。
カレー粉も欲しかったのですが、いつもの場所で見当たらなかったので、今回は買いませんでした。

ウキウキ気分になるデザインがたくさん
ハロウィングッズは、かわいらしいモノが多くて、目を引きます。
映画のモンスターズインクに出てきそうなキャラクターのマスコット商品も多く、好きな方がいろいろ買い集めるのは、とても理解できます。

私もつい、箱菓子を手に取ってしまいましたが、結局買っても空き箱の利用方法が思いつかずに捨ててしまうことは目に見えていますからね。
今後も、ハロウィングッズやクリスマスグッズなどは、絶対に買いません。
ただし、お菓子だけなら買います(笑)
こういう機会に、自分を甘やかして、マシュマロやクッキーやチョコレートを、いつもより多めに買ってしまいます。

このお菓子も、中身は普通のお菓子であるにも関わらず、ハロウィンのパッケージになっているだけで、手に取ってしまう自分がいます。
普通のお菓子を魅力的に見せるパッケージを考えている方は、素晴らしいデザインの才能があるのでしょうね。
あまり好きでもないお菓子ですら、つい手に取ってしまいますからね。
まんまと、戦略に乗せられてしまう自分がいます(笑)

行事グッズはエンドレスに欲しくなる
以前は、季節の行事に関するグッズや、おまけ付き食品を買っていました。
主に買っていたのは、正月、バレンタイン、豆まき、桃の節句、端午の節句、ハロウィン、クリスマス。
これらの行事に関連したグッズは、かわいいモノやお洒落なモノが毎年数多く出ます。

集めだすと、毎年新しいグッズを買い足してしまうループに嵌ってしまいますが、その行事が過ぎると必ずと言っていいほど、片付けや収納時に邪魔になります。
以前の私なら、次から次へと買ったグッズは、行事ごとの箱を作って、グッズを買うたびに入れていっていましたが、今は行事に関連したグッズは、すべて処分しました。

ヨーロッパでは有名なクリスマスマーケットも、間もなく始まりますが、ネットやテレビの情報番組で見ると、ステキなクリスマスオーナメントやグッズが紹介されて、飾る場所もないのに欲しくなります。
行事に関するグッズは、何か人の心を引き付ける力があるのかもしれませんね。

もともとは、信仰に関連した行事が多いので、お守りや願い事をかなえる媒体として、信仰を広めていく活動につなげていたのかもしれません。
たまに、SNSで「宗教上の理由で〇〇を買った」という投稿を見かけます。
その意味は、大好きなタレントやキャラクターのグッズだから、無条件で買った、ということなのですが、信仰という意味では、共通する部分がありますよね。
そう考えると、行事に関連したグッズが欲しくなることは、当然の気持ちなのかもしれません。

集めたら古いモノから処分するのが鉄則
ただ、集め続けるとモノが増えすぎて、どこかの時点で収納崩壊が起こりますから、どこかで見切りをつけて、古いものから処分していく必要が出てきます。

日本の寺社仏閣では、お炊き上げという行事もあり、魂が宿った古いモノを燃やして、その燃やした煙が空に昇ることで、宿っていた魂を天にお返しする、という意味合いがあります。
お正月に購入した縁起物やお守り、一年間の行事で使用した道具等の役割が終わったら、お炊き上げをします。
よくよく考えると、このシステム?は、非常に合理的に思えます。

神社やお寺でモノを購入する場合、ご利益があるモノを持つことで、家内安全や健康を願うわけですが、その力は永遠ではありません。
つまり、いつかは役割を終えるモノ。
役割を全うしたのならば、速やかに手放してあげることが本来の流れと考えると、モノに宿った魂を開放してあげるという意味では、お炊き上げは必要不可欠な行事です。
同じように、家の中にあるモノも役割を十分果たしたのなら、お炊き上げの意味合いを込めて処分すれば、暮らしを心地よく循環させることに繋がるような気がします。

もし、どうしても思い入れがあって、処分することを迷ってしまうモノがあったら、まずそのモノは十分に役割を果たしたか?と考えることも、モノを処分するうえで有効かもしれませんね。


何かに夢中になって、グッズを集めることは悪いことではありませんが、もし、今グッズが溢れて手に負えない状況ならば、それは、すでに役割を終えたグッズを解放してあげる時期が来たということ。
それに気が付くには、やはり常にモノときちんと向き合うことが大切です。
役割を終えたモノが見つかったら、速やかに手放せるように、日ごろから準備をしておきたいです。