以前から、自室のクローゼットの開閉に不満があり、とうとう付いていたローラーキャッチを外しました。
今回は、外すまでの経緯を綴ります。
入居時の違和感
我が家は、築30年越えのマンションですが、入居開始(完成)が平成元年3月で、昭和が終わった直後でした。
3月という季節がら、学生だった私はちょうど春休み中。
以前住んでいた家の立ち退きが決まったのが、確か年末か年始だったので、新しい土地、あるいは家を探す時間があまりない中で見つけた、完成間近の物件でした(自治体が用意してくれた土地はあったのですが、交通が不便な場所だったので、自力で探しました)
このころはまだ、バブル真っ盛りの時代でしたので、戸建ての立派な家や、少し高級なマンションを購入する世帯が多い中で、我が家は立退料の範囲内(多少手出し)で探していたので、平均より少し安めのマンションを探していたのですが、予算的にも適していた、現在のマンションを購入することに決まりました。
しかし、立派な家やマンションが建設される中、そこそこの金額で購入できたマンションですから、まあ、なんと言いますか、入居当初から不具合の連続でした(苦笑)
中でも、「扉」と言えるモノの建付けが、悪いこと悪いこと。
入居当初、両親の寝室として使っていた部屋のクローゼットの扉とトイレのドアは、しっかり閉まらないし(おそらく蝶番の付け方を間違えていた)、和室に付いている引き戸は閉めると隙間があるし、私の頭の中では「手抜き内装」と認定していました。
両親は入居した後に気が付いたことと、家の中が荷物で溢れていたので、修繕(というか内装のやり直し案件ですが)の業者を呼ぶのが恥ずかしいなどといい放置状態で30年以上、扉が閉まらない状態で生活してきました。
結局最近になって、やはりちゃんと閉まるようにしたいと思い、私がでたらめな修繕をして、部屋の体裁を繕う事態になっています(苦笑)
そんな感じだったので、私が使っている部屋のクローゼット扉も、正直開け閉めの違和感がありました。
自室クローゼットの問題点
自室のクローゼット扉が大きいことも原因なのですが、とにかく開け閉め時に扉に振動が起こるし、閉めたときもなんとなくきちんとしまっている感覚がありませんでした。
それもそのはず、実は上下にあるローラーキャッチの下部分が、まったくハマっていなかったのです(苦笑)
どうりで、きちんと閉まっていないような感じがしたわけですね。
しかし、上のローラーキャッチはきちんとハマっていたので、まあ、仕方がないと思い、そのままの状態で使い続けていました。
その後、確か10年以上前だったと思いますが、クローゼット上部のローラーキャッチが緩んで外れる事件が(笑)
これはいかん、と自分で付けなおししたのはいいのですが、外れた原因が建具の亀裂だったので、同じ場所にネジを入れることができず、瞬間接着剤とネジ部分をずらすことで、応急処置をしたのを覚えています。
そんな事件?もあり、ますます扉の開閉に違和感が出つつも、今日の今日までそのまま使い続けていましたが、実は最後の違和感として、1ヶ月前くらいから感じていたことがあります。
それが、今回ローラーキャッチを外すきっかけになりました。
扉の震えが止まらない(苦笑)
自室クローゼットの扉は、観音開きになっています。
大きいと言いましたが、横幅は1m30cmくらいなのでいいのですが、問題は高さにあります。
この扉、高さが天井まであり、いちばん上は脚立を使わないと手が届きません。
当然クローゼットの中の、上部収納部分も脚立を使わないとモノの出し入れができないので、上部収納には日ごろ使わないモノを入れて使うしかありませんでした。
現在は、いちばん上の収納には何も入れずに、わずかに残した小物インテリアを、見える位置にだけ飾っていて、服を下げるスペースと、その下にまた収納する空間があるので、その2か所にだけモノを収納しています。
モノを取り出すときは、当然左右どちらかの扉か、あるいは両方の扉を開けますが、1ヶ月前くらいから、右側の扉を開ける度に、扉が小刻みに震えて、震える音も余韻を残すので、少しイライラしていました。
この現象は、最近始まったわけではなく、以前から感じてはいたのですが、特にここ1ヶ月くらいはその音にイライラを覚えるようになったので、この震える原因は何だろう?と考えて、たどり着いた答えがローラーキャッチだったのです。
そしてローラーキャッチは取り外すことに
最初に説明したように、我が家は昭和の終わりに施工が始まり平成の初めに完成したので、当然家の中のパーツは昭和に生産され、発注されたモノ。
ですから、今よりも性能がよろしくはなかったであろうことが想像できますし、築30年も経てば当然劣化もしてきます。
ローラー部のくいつきが悪くなっていても、当然かなと思いますので、それは仕方がないとして、扉の震えは間違いなく大きさから来ています。
扉の縦幅が長いために、ローラーキャッチから扉が離れる瞬間の負荷が扉全体にかかって振動となって、それがいつまでも震えて、震える音(ビーーーーーンという感じ)もいつまでも余韻を残してしまっていました。
この音、今まではなんとなくやり過ごしていたのですが、どうにも我慢の限界だな、と思ったので、本日ローラーキャッチを全て外すことにしました。
今、自室のクローゼット扉は全く固定されていない状態で閉めています。
おそらく、風圧がかかると勝手に開きます(苦笑)
ただ、開閉時に感じていた開け難さは無くなったので、もっと早くに外しておけばよかったと、後悔しています。
もしかしたら扉も要らない?
結局、扉のローラーキャッチは不要品だったということになるのですが、そもそも扉自体が要らないかもしれないな、と思っています。
というのも、クローゼットの位置が、部屋のドアと垂直の位置にあり、しかも部屋のドアはクローゼット方向へ内開きになっているので、どちらかが開いていると、どちらかを閉めなければなりません(でないとぶつかってしまうので)
このことについても、30年以上前から不満に思っていたのですが、改善する術も思いつかず、リフォームするにもはっきりしたビジョンがなかったので、結局問題を放置しています(苦笑)
せめて、クローゼットの扉を外してしまえば、ストレスも軽減されると思うのですが、クローゼットの中に埃が入りやすくなってしまうのも好きではないので、今どうすべきか悩んでいるところです。
ピンポイントリフォームをお願いする場合は、引き戸にするか折り畳み式の扉にしたいと思っていますが、ロールスクリーンの設置という方法もありますね。
また、上部の収納とその下の収納部分を分けて扉を付けるようにすれば、使い勝手もよくなるような気がします。
とまあ、いろいろと妄想はするのですが、今はあまり費用をかけることができないので、現状のままなんとかする方法を模索しているところです。
本日は、クローゼットのローラーキャッチを取り外した話を綴りました。
生活していると、どうにも違和感がある場所というのが出てきます。
それは、暮らし始めた当初は感じていなくても、経年劣化や自分が歳を重ねたことによる感じ方やライフスタイルの変化がもたらす感覚です。
今も、違和感を感じる場所はたくさんありますが、これからの暮らしを快適にするためにも、身体と頭が働くうちに、徐々に違和感を解消していきたいです。
今回は、外すまでの経緯を綴ります。
入居時の違和感
我が家は、築30年越えのマンションですが、入居開始(完成)が平成元年3月で、昭和が終わった直後でした。
3月という季節がら、学生だった私はちょうど春休み中。
以前住んでいた家の立ち退きが決まったのが、確か年末か年始だったので、新しい土地、あるいは家を探す時間があまりない中で見つけた、完成間近の物件でした(自治体が用意してくれた土地はあったのですが、交通が不便な場所だったので、自力で探しました)
このころはまだ、バブル真っ盛りの時代でしたので、戸建ての立派な家や、少し高級なマンションを購入する世帯が多い中で、我が家は立退料の範囲内(多少手出し)で探していたので、平均より少し安めのマンションを探していたのですが、予算的にも適していた、現在のマンションを購入することに決まりました。
しかし、立派な家やマンションが建設される中、そこそこの金額で購入できたマンションですから、まあ、なんと言いますか、入居当初から不具合の連続でした(苦笑)
中でも、「扉」と言えるモノの建付けが、悪いこと悪いこと。
入居当初、両親の寝室として使っていた部屋のクローゼットの扉とトイレのドアは、しっかり閉まらないし(おそらく蝶番の付け方を間違えていた)、和室に付いている引き戸は閉めると隙間があるし、私の頭の中では「手抜き内装」と認定していました。
両親は入居した後に気が付いたことと、家の中が荷物で溢れていたので、修繕(というか内装のやり直し案件ですが)の業者を呼ぶのが恥ずかしいなどといい放置状態で30年以上、扉が閉まらない状態で生活してきました。
結局最近になって、やはりちゃんと閉まるようにしたいと思い、私がでたらめな修繕をして、部屋の体裁を繕う事態になっています(苦笑)
そんな感じだったので、私が使っている部屋のクローゼット扉も、正直開け閉めの違和感がありました。
自室クローゼットの問題点
自室のクローゼット扉が大きいことも原因なのですが、とにかく開け閉め時に扉に振動が起こるし、閉めたときもなんとなくきちんとしまっている感覚がありませんでした。
それもそのはず、実は上下にあるローラーキャッチの下部分が、まったくハマっていなかったのです(苦笑)
どうりで、きちんと閉まっていないような感じがしたわけですね。
しかし、上のローラーキャッチはきちんとハマっていたので、まあ、仕方がないと思い、そのままの状態で使い続けていました。
その後、確か10年以上前だったと思いますが、クローゼット上部のローラーキャッチが緩んで外れる事件が(笑)
これはいかん、と自分で付けなおししたのはいいのですが、外れた原因が建具の亀裂だったので、同じ場所にネジを入れることができず、瞬間接着剤とネジ部分をずらすことで、応急処置をしたのを覚えています。
そんな事件?もあり、ますます扉の開閉に違和感が出つつも、今日の今日までそのまま使い続けていましたが、実は最後の違和感として、1ヶ月前くらいから感じていたことがあります。
それが、今回ローラーキャッチを外すきっかけになりました。
扉の震えが止まらない(苦笑)
自室クローゼットの扉は、観音開きになっています。
大きいと言いましたが、横幅は1m30cmくらいなのでいいのですが、問題は高さにあります。
この扉、高さが天井まであり、いちばん上は脚立を使わないと手が届きません。
当然クローゼットの中の、上部収納部分も脚立を使わないとモノの出し入れができないので、上部収納には日ごろ使わないモノを入れて使うしかありませんでした。
現在は、いちばん上の収納には何も入れずに、わずかに残した小物インテリアを、見える位置にだけ飾っていて、服を下げるスペースと、その下にまた収納する空間があるので、その2か所にだけモノを収納しています。
モノを取り出すときは、当然左右どちらかの扉か、あるいは両方の扉を開けますが、1ヶ月前くらいから、右側の扉を開ける度に、扉が小刻みに震えて、震える音も余韻を残すので、少しイライラしていました。
この現象は、最近始まったわけではなく、以前から感じてはいたのですが、特にここ1ヶ月くらいはその音にイライラを覚えるようになったので、この震える原因は何だろう?と考えて、たどり着いた答えがローラーキャッチだったのです。
そしてローラーキャッチは取り外すことに
最初に説明したように、我が家は昭和の終わりに施工が始まり平成の初めに完成したので、当然家の中のパーツは昭和に生産され、発注されたモノ。
ですから、今よりも性能がよろしくはなかったであろうことが想像できますし、築30年も経てば当然劣化もしてきます。
ローラー部のくいつきが悪くなっていても、当然かなと思いますので、それは仕方がないとして、扉の震えは間違いなく大きさから来ています。
扉の縦幅が長いために、ローラーキャッチから扉が離れる瞬間の負荷が扉全体にかかって振動となって、それがいつまでも震えて、震える音(ビーーーーーンという感じ)もいつまでも余韻を残してしまっていました。
この音、今まではなんとなくやり過ごしていたのですが、どうにも我慢の限界だな、と思ったので、本日ローラーキャッチを全て外すことにしました。
今、自室のクローゼット扉は全く固定されていない状態で閉めています。
おそらく、風圧がかかると勝手に開きます(苦笑)
ただ、開閉時に感じていた開け難さは無くなったので、もっと早くに外しておけばよかったと、後悔しています。
もしかしたら扉も要らない?
結局、扉のローラーキャッチは不要品だったということになるのですが、そもそも扉自体が要らないかもしれないな、と思っています。
というのも、クローゼットの位置が、部屋のドアと垂直の位置にあり、しかも部屋のドアはクローゼット方向へ内開きになっているので、どちらかが開いていると、どちらかを閉めなければなりません(でないとぶつかってしまうので)
このことについても、30年以上前から不満に思っていたのですが、改善する術も思いつかず、リフォームするにもはっきりしたビジョンがなかったので、結局問題を放置しています(苦笑)
せめて、クローゼットの扉を外してしまえば、ストレスも軽減されると思うのですが、クローゼットの中に埃が入りやすくなってしまうのも好きではないので、今どうすべきか悩んでいるところです。
ピンポイントリフォームをお願いする場合は、引き戸にするか折り畳み式の扉にしたいと思っていますが、ロールスクリーンの設置という方法もありますね。
また、上部の収納とその下の収納部分を分けて扉を付けるようにすれば、使い勝手もよくなるような気がします。
とまあ、いろいろと妄想はするのですが、今はあまり費用をかけることができないので、現状のままなんとかする方法を模索しているところです。
本日は、クローゼットのローラーキャッチを取り外した話を綴りました。
生活していると、どうにも違和感がある場所というのが出てきます。
それは、暮らし始めた当初は感じていなくても、経年劣化や自分が歳を重ねたことによる感じ方やライフスタイルの変化がもたらす感覚です。
今も、違和感を感じる場所はたくさんありますが、これからの暮らしを快適にするためにも、身体と頭が働くうちに、徐々に違和感を解消していきたいです。