母が倒れて、入院しました。
救急車を呼ぶまで
午前中、体調が悪かった母はずっと寝ていました。
朝食も、置いてあったパンを1つ食べただけの様子。
私は、10時前に遅めの朝食を食べ終えて、食器を洗っていましたところ、母が起き出してきました。
母の部屋は、ダイニングキッチンの隣です。
ダイニングを通り過ぎてすぐの場所に、トイレがあります。
母は、トイレに行きたくて起き出してきました。
ダイニングに到達した途端、唸りながら立ち止まったので、サポートするために手を取り、一緒にトイレに向かうと、トイレに着く手前で、沈むようにへたり込んで、そのまま後ろ向きにゆっくり倒れました。
そのとき私は、母が身体を床に打ち付けたり、頭を打ったりしないように、支えるのに必死でした。
母は、誰が見ても“デブ体形”です(苦笑)
支えるのも、かなりの体力と腕力が必要です。
私に腕力が全くなかったら、一緒に倒れて、どこか打ち付けていたかも。
でもまあ、何とかどこも打たずに床に横たわらせて、母に呼びかけました。
母は、数秒のけいれんを起こし、一瞬でしたが意識を失っていました。
これはマズい!と判断し、救急車を呼ぶことになりました。
救急搬送されてから
救急に運ばれてから、しばらくして処置室へ案内されました。
看護師の方か、医師の方かわからないのですが、血液を検査していて結果がわかるまでに時間がかかるので、それまで待ってくれと言われました。
当の母は、処置室のベッドで寝ています。
もし、一時的な体調不良であったら、点滴で回復したりするのですが(過去、点滴で体調が回復した時は、その日のうちに帰ることができました)、今回はずっと寝ていて、自宅に帰るのはムリそうです。
担当医師も「この状態では帰すことができないので入院です」と。
そうこうしているうちに、血液検査の結果が出ました。
結果は、
極度の貧血
でした。
母は、そのまま救急病棟へ入院することに。
救急病棟は、重篤ではないけれど、様態が急変するかもしれなかったり、看護師のケアが常に必要な患者が入る病棟で、診療科の区分ができない病状の患者も入っています。
ここで検査を受けたり、様子を見ることで、最終的な診療科が決定するようです。
母の場合は、経過観察と言ったところでしょうか。
病棟に移動した直後、入院に必要な書類に記入している間、母はまだ寝ていました。
自宅から近い救急病院へ搬送してもらったので、私は母が寝ている間に帰宅し、当面の間必要な荷物を調えて、再度病院へ。
病室に戻り、看護師の方に常用している薬の説明と、帯状疱疹の塗り薬を渡し、すぐ使うモノを取り出して、母に声を掛けたところ、ゆっくり目を開けて目を覚ましました。
母に、今いる場所がわかるか聞きましたところ、病院にいるということはわかっていましたが、なぜ運ばれたのかは、わかっていませんでしたので、ことの経緯を伝えました。
目覚めた母は、点滴が効いていたのか、いつもの調子を戻しつつあり、お昼時に搬送されたために、昼食を摂っていなかったのですが、おなかが空いたと何度も言っていました(笑)
担当医の確認を取り、コンビニでおにぎりを買ってきましたよ。
これからの予定
担当医によると、極度の貧血は一体何が原因なのかを、週明けに調べるとのことです。
考えられるのは、消化器官のどこかから出血している場所があり、それが原因かもしれないということ。
内視鏡で、胃と腸を調べるそうです。
昨年に入院したときは、同じように貧血という診断で、内視鏡で調べた際に大腸ポリープが見つかりました。
原因として特定されたわけではありませんでしたが、ポリープのサイズが7ミリをこえていたため、切除する手術をしました。
そのときは、結局ポリープが原因だったかは最後まで分からず、数値も戻ったので退院した経緯があります。
今回の検査では、どのような結果が出るのかわかりませんが、もし前回と同じように原因が特定できない場合、いちばん困るのは私です(苦笑)
できることなら、原因をはっきりさせたいのですが、果たして検査で判明するのかどうか...
今までの不調はすべて貧血?
今回の入院以前から、母が調子の悪い日は、大体立ち上がって数歩、歩き始めたときに、全身の倦怠感や意識が少しもうろうとする感じでした。
見た目だけだと、糖尿病による血糖値の低下なのか、貧血なのか、頭痛なのか、判断がつきません。
ただ、今回の極度の貧血という診断に、今までの調子の悪さは、すべて貧血が原因だったのか、と思えてきました。
先日、脳神経外科で、脳の血管が細すぎるという診断結果を知らされましたが、それももしかしたら貧血が原因の可能性があります。
貧血になると、血液の循環がうまくいかずに心臓にも影響が出て、心臓から脳へ運ばれる血液や酸素が少ないと、脳の血管が細くなる場合もある、という説明もありました(うろ覚えなので、医師が言った言葉そのままではありません)
いろいろな診察結果を総合すると、母の体調は貧血さえ解決できたら、ある程度は元気になるのでは?と思い始めています。
もし、内視鏡検査でも原因がわからないとなった場合は、セカンドオピニオンも視野に入れておかなくてはならないかもしれませんね。
とにかく、今回の検査で貧血の原因がはっきりしてほしいと、切に願っています。
入院セットを準備しておこう
家族の入院というのは、バタバタしますね。
何度も経験してはいますが、手続きや揃えるモノを覚えているつもりでも、何か忘れています。
母の年齢になると、いつどうなるかわからないため、昨年の入院以来、母の入院セットを準備して、クローゼットへ入れておきました。
備えあれば憂いなし(笑)
今回の入院準備は、すこし楽でした。
災害避難セットも大事ですが、高齢の方と同居していらっしゃる方は、入院セットを備えておくこともお勧めします。
私が用意しておいた入院セットは、以下のような感じです。
・パジャマ上下 1セット
・下着 3枚
・フェイスタオル 4枚
・大人用紙おむつ
・プラスチックコップ(飲用)
・割りばし、プラスチックのスプーンとフォーク
・ビニール袋
これらのモノを、1泊できるくらいのボストンバッグへ入れて、クローゼットに入れておきました。
大人用おむつですが、必要ないと思っている方でも、治療の過程でトイレに行けなくなる場合がありますので、準備しておいた方がいいです。
フェイスタオルが、少し多いように感じますが、バスタオルを入れるとスペースを占領してしまうためと、洗濯が大変なので、フェイスタオルを数枚使うことで、バスタオルを使わずに済むようにしています。
本格的に入院が決まった際に改めて用意するのは、以下のモノです。
・入れ歯クリーナーと入れ歯ケース(入れ歯ではない人は歯磨きセット)
・シャンプー、コンディショナー、ボディーソープ、洗顔ソープ
・ウェットティッシュ
・ティッシュ
・クシやブラシ
・眼鏡など
・服用中の薬
これらのモノは、消費期限が気になるモノや、長期間使用していないと品質が変化しがちなモノ、そして日常的に使用していて、備えておけないモノです。
入れ歯やメガネは、入院セットへ入れてしまったら、普段の生活が不自由になってしまうので(笑)
クシやブラシもそうです。
入院セットに、いつものモノとは違うモノを入れていてもいいですが、使い慣れたモノの方が入院中は安心感があると思いますので、なるべく日常的に使用しているモノを、入院中も使ってもらうため、セットへは入れていません。
家族が健康なのに、入院に備えておくなんて、そんな失礼なことできない、とお思いの方は、避難セットの内容を少し変更したらいいと思います。
紙おむつ以外は、避難セットに少し似ていますから。
非常食や水は必要ありませんから、それらと紙おむつを入れ替えて病院へ持っていけば、準備が簡単です。
また、衛生用品(キズ用塗り薬や絆創膏など)も、入院には不要ですね。
だって、病院に入院するのですから、手を切ったりしたら看護師さんに頼めば解決です(笑)
ただし、ソロキャンプ並みの避難セットを用意している方は、減らすモノがかなりあるかもしれませんので、いま一度中身のご確認をお願いします(笑)
今回の母の入院ですが、命に別条がなくて何よりでした。
まだ検査があるので、安心はできませんが、結果が出るまでは気楽に過ごそうと思います。
救急車を呼ぶまで
午前中、体調が悪かった母はずっと寝ていました。
朝食も、置いてあったパンを1つ食べただけの様子。
私は、10時前に遅めの朝食を食べ終えて、食器を洗っていましたところ、母が起き出してきました。
母の部屋は、ダイニングキッチンの隣です。
ダイニングを通り過ぎてすぐの場所に、トイレがあります。
母は、トイレに行きたくて起き出してきました。
ダイニングに到達した途端、唸りながら立ち止まったので、サポートするために手を取り、一緒にトイレに向かうと、トイレに着く手前で、沈むようにへたり込んで、そのまま後ろ向きにゆっくり倒れました。
そのとき私は、母が身体を床に打ち付けたり、頭を打ったりしないように、支えるのに必死でした。
母は、誰が見ても“デブ体形”です(苦笑)
支えるのも、かなりの体力と腕力が必要です。
私に腕力が全くなかったら、一緒に倒れて、どこか打ち付けていたかも。
でもまあ、何とかどこも打たずに床に横たわらせて、母に呼びかけました。
母は、数秒のけいれんを起こし、一瞬でしたが意識を失っていました。
これはマズい!と判断し、救急車を呼ぶことになりました。
救急搬送されてから
救急に運ばれてから、しばらくして処置室へ案内されました。
看護師の方か、医師の方かわからないのですが、血液を検査していて結果がわかるまでに時間がかかるので、それまで待ってくれと言われました。
当の母は、処置室のベッドで寝ています。
もし、一時的な体調不良であったら、点滴で回復したりするのですが(過去、点滴で体調が回復した時は、その日のうちに帰ることができました)、今回はずっと寝ていて、自宅に帰るのはムリそうです。
担当医師も「この状態では帰すことができないので入院です」と。
そうこうしているうちに、血液検査の結果が出ました。
結果は、
極度の貧血
でした。
母は、そのまま救急病棟へ入院することに。
救急病棟は、重篤ではないけれど、様態が急変するかもしれなかったり、看護師のケアが常に必要な患者が入る病棟で、診療科の区分ができない病状の患者も入っています。
ここで検査を受けたり、様子を見ることで、最終的な診療科が決定するようです。
母の場合は、経過観察と言ったところでしょうか。
病棟に移動した直後、入院に必要な書類に記入している間、母はまだ寝ていました。
自宅から近い救急病院へ搬送してもらったので、私は母が寝ている間に帰宅し、当面の間必要な荷物を調えて、再度病院へ。
病室に戻り、看護師の方に常用している薬の説明と、帯状疱疹の塗り薬を渡し、すぐ使うモノを取り出して、母に声を掛けたところ、ゆっくり目を開けて目を覚ましました。
母に、今いる場所がわかるか聞きましたところ、病院にいるということはわかっていましたが、なぜ運ばれたのかは、わかっていませんでしたので、ことの経緯を伝えました。
目覚めた母は、点滴が効いていたのか、いつもの調子を戻しつつあり、お昼時に搬送されたために、昼食を摂っていなかったのですが、おなかが空いたと何度も言っていました(笑)
担当医の確認を取り、コンビニでおにぎりを買ってきましたよ。
これからの予定
担当医によると、極度の貧血は一体何が原因なのかを、週明けに調べるとのことです。
考えられるのは、消化器官のどこかから出血している場所があり、それが原因かもしれないということ。
内視鏡で、胃と腸を調べるそうです。
昨年に入院したときは、同じように貧血という診断で、内視鏡で調べた際に大腸ポリープが見つかりました。
原因として特定されたわけではありませんでしたが、ポリープのサイズが7ミリをこえていたため、切除する手術をしました。
そのときは、結局ポリープが原因だったかは最後まで分からず、数値も戻ったので退院した経緯があります。
今回の検査では、どのような結果が出るのかわかりませんが、もし前回と同じように原因が特定できない場合、いちばん困るのは私です(苦笑)
できることなら、原因をはっきりさせたいのですが、果たして検査で判明するのかどうか...
今までの不調はすべて貧血?
今回の入院以前から、母が調子の悪い日は、大体立ち上がって数歩、歩き始めたときに、全身の倦怠感や意識が少しもうろうとする感じでした。
見た目だけだと、糖尿病による血糖値の低下なのか、貧血なのか、頭痛なのか、判断がつきません。
ただ、今回の極度の貧血という診断に、今までの調子の悪さは、すべて貧血が原因だったのか、と思えてきました。
先日、脳神経外科で、脳の血管が細すぎるという診断結果を知らされましたが、それももしかしたら貧血が原因の可能性があります。
貧血になると、血液の循環がうまくいかずに心臓にも影響が出て、心臓から脳へ運ばれる血液や酸素が少ないと、脳の血管が細くなる場合もある、という説明もありました(うろ覚えなので、医師が言った言葉そのままではありません)
いろいろな診察結果を総合すると、母の体調は貧血さえ解決できたら、ある程度は元気になるのでは?と思い始めています。
もし、内視鏡検査でも原因がわからないとなった場合は、セカンドオピニオンも視野に入れておかなくてはならないかもしれませんね。
とにかく、今回の検査で貧血の原因がはっきりしてほしいと、切に願っています。
入院セットを準備しておこう
家族の入院というのは、バタバタしますね。
何度も経験してはいますが、手続きや揃えるモノを覚えているつもりでも、何か忘れています。
母の年齢になると、いつどうなるかわからないため、昨年の入院以来、母の入院セットを準備して、クローゼットへ入れておきました。
備えあれば憂いなし(笑)
今回の入院準備は、すこし楽でした。
災害避難セットも大事ですが、高齢の方と同居していらっしゃる方は、入院セットを備えておくこともお勧めします。
私が用意しておいた入院セットは、以下のような感じです。
・パジャマ上下 1セット
・下着 3枚
・フェイスタオル 4枚
・大人用紙おむつ
・プラスチックコップ(飲用)
・割りばし、プラスチックのスプーンとフォーク
・ビニール袋
これらのモノを、1泊できるくらいのボストンバッグへ入れて、クローゼットに入れておきました。
大人用おむつですが、必要ないと思っている方でも、治療の過程でトイレに行けなくなる場合がありますので、準備しておいた方がいいです。
フェイスタオルが、少し多いように感じますが、バスタオルを入れるとスペースを占領してしまうためと、洗濯が大変なので、フェイスタオルを数枚使うことで、バスタオルを使わずに済むようにしています。
本格的に入院が決まった際に改めて用意するのは、以下のモノです。
・入れ歯クリーナーと入れ歯ケース(入れ歯ではない人は歯磨きセット)
・シャンプー、コンディショナー、ボディーソープ、洗顔ソープ
・ウェットティッシュ
・ティッシュ
・クシやブラシ
・眼鏡など
・服用中の薬
これらのモノは、消費期限が気になるモノや、長期間使用していないと品質が変化しがちなモノ、そして日常的に使用していて、備えておけないモノです。
入れ歯やメガネは、入院セットへ入れてしまったら、普段の生活が不自由になってしまうので(笑)
クシやブラシもそうです。
入院セットに、いつものモノとは違うモノを入れていてもいいですが、使い慣れたモノの方が入院中は安心感があると思いますので、なるべく日常的に使用しているモノを、入院中も使ってもらうため、セットへは入れていません。
家族が健康なのに、入院に備えておくなんて、そんな失礼なことできない、とお思いの方は、避難セットの内容を少し変更したらいいと思います。
紙おむつ以外は、避難セットに少し似ていますから。
非常食や水は必要ありませんから、それらと紙おむつを入れ替えて病院へ持っていけば、準備が簡単です。
また、衛生用品(キズ用塗り薬や絆創膏など)も、入院には不要ですね。
だって、病院に入院するのですから、手を切ったりしたら看護師さんに頼めば解決です(笑)
ただし、ソロキャンプ並みの避難セットを用意している方は、減らすモノがかなりあるかもしれませんので、いま一度中身のご確認をお願いします(笑)
今回の母の入院ですが、命に別条がなくて何よりでした。
まだ検査があるので、安心はできませんが、結果が出るまでは気楽に過ごそうと思います。