【スバル インプレッサ 新型発売】燃費とバリューをアップ…開発竹内氏「レガシィを超えた」 | レスポンス (ニューモデル、新型車のニュース)
-12月20日、富士重工業は、新型スバル『インプレッサ』シリーズを発売した。開発を担当したスバル商品企画本部の竹内明英氏は、新型インプレッサの開発について「狙いはバリューを高めることです。従来のインプレッサの延長線ではない」と語る。
また、これまでのインプレッサに用意されていたスポーツモデル「WRX」は、それぞれ別な車として進化させることが決まっている。セダンを「G4」、5ドアハッチバックを「スポーツ」とし、新たなキャラクターとして登場した新型インプレッサの開発の狙いについて竹内氏に聞いた。
●バリューフォーマネー
「最近のユーザーは、“バリューフォーマネー”ということで価値にこだわります。同じ値段であれば質感の高いものが選ばれていて、自動車でも必ずそうなると考えました。このセグメントの車だから、こういう質感とか装備というところに安住することなく、1クラスも2クラスも上のものを感じさせようと、コンセプトワードを“New Value Class”としました。Cセグメントのクラス感を打破する、“これがインプレッサなの!”と感じて頂ける質感とかクオリティを狙っています」
…具体的な目標は?
「Cセグメント並ではダメということで、社内でいうと『レガシィ』ですね。レガシィを超えられる質感を目指しました。インテリアでは、見栄えだけでなく触った感じも大切です、ソフト素材を採用して内装の質感を高めました、また、分かりやすい商品として、オーディオや空調など、各セクションが独立して機能しやすくなっている“シンプルイズベスト”としたのが質感のこだわりです」
●プライオリティをつけた商品開発
「商品面では“ショッピングプロセスを考えた分かりやすい商品”を目指しています。商品としてまず話題にしてもらうことが最初の段階です。全体のスタイリングを見てもらって感動してもらう、その次に見るのがカタログです、“サイズ”、“燃費”、“値段”、そこでの話題性をもたせた魅力があるのか重要となってきます」
「次のステージで、ディーラーに足を運んでもらったとき、最初にどこ見るところフロント周りを見ると思います。フロントドアを開けて、センターコンソールの上を確認したり…。と、そういうストーリーをたてて、開発のプライオリティーを明確にしてきたところが、3代目と4代目で開発方法を変えたところです」
…4ドアと5ドアのターゲットの違いは?
「このクルマはグローバル商品なので、4ドアセダンに乗って頂いているのは特に北米では20代後半から30代のキャリアウーマンです。そういった女性ですから、デザインと乗り味の元気のよさのほか、友達をもてなす時の後席の広さ感が求められています。一方、5ドアハッチバックは中高年の男性で欧州では特にそうなる。男性が実用的に使える“使える5ドア”を醸し出すデザインに仕上げています」
「日本はどうかというと、セダン市場は厳しい状況ですが、女性に乗って頂けるバリューを両モデルにあたえることによって、“奥さんにも納得してもらう”という旦那さんも買いやすい状況を作り出し、一般的にわかりやすい商品としました」
●燃費を向上、レガシィを超えた走りの質感
「性能面の開発の狙いは明確で“燃費”です。“燃費”と“ファントゥードライブ”の両方バランスさせるべく、上を目指して開発をやってきました。開発においても優先順位をつけ、この技術は“燃費に効く”、この技術は“走りに効く”ということを必ず考えて判断してきました」
「走りの質感も、乗り心地と走行安定性では、欧州車に引けをとらないものに仕上がったと思います。“レガシィを超えた”そこまで言っていいと思います。もちろん“次のレガシィはもっとすごいぞ”ということになりますが(笑)。このインプレッサが新中期計画“モーション5”第一弾のクルマとなり、今後、このクルマを基本に各モデルのポジショニングを明確にしていくことになります」
というわけで本日スバルの新型インプレッサが発売になりました。4代目の特徴は新型インプレッサは、エンジンを自然吸気エンジンに一本化、CVTやアイドリングストップ機能の搭載により、1.6リットルモデルのJC08モード燃費は17.6km/リットル(10・15 モード:20.0km/リットル)、2.0リットルはJC08モード燃費17.2km/リットル(10・15モード:18.2km/リットル)と、従来モデルと比べ燃費性能を向上させていること。そしてWRXは別のクルマとして今回からシリーズから切り離されるなどいろいろありますね。全体的に質感が向上し、旧型レガシィの正常進化版とも言える内容になっていますね。
今回のクルマはスバル車の中堅として非常に力の入ったものになっています。なんとなく初代レガシィのクラスレスな感じがこのクルマにはあると思います。この新型は世界中で売れる気がします。
-12月20日、富士重工業は、新型スバル『インプレッサ』シリーズを発売した。開発を担当したスバル商品企画本部の竹内明英氏は、新型インプレッサの開発について「狙いはバリューを高めることです。従来のインプレッサの延長線ではない」と語る。
また、これまでのインプレッサに用意されていたスポーツモデル「WRX」は、それぞれ別な車として進化させることが決まっている。セダンを「G4」、5ドアハッチバックを「スポーツ」とし、新たなキャラクターとして登場した新型インプレッサの開発の狙いについて竹内氏に聞いた。
●バリューフォーマネー
「最近のユーザーは、“バリューフォーマネー”ということで価値にこだわります。同じ値段であれば質感の高いものが選ばれていて、自動車でも必ずそうなると考えました。このセグメントの車だから、こういう質感とか装備というところに安住することなく、1クラスも2クラスも上のものを感じさせようと、コンセプトワードを“New Value Class”としました。Cセグメントのクラス感を打破する、“これがインプレッサなの!”と感じて頂ける質感とかクオリティを狙っています」
…具体的な目標は?
「Cセグメント並ではダメということで、社内でいうと『レガシィ』ですね。レガシィを超えられる質感を目指しました。インテリアでは、見栄えだけでなく触った感じも大切です、ソフト素材を採用して内装の質感を高めました、また、分かりやすい商品として、オーディオや空調など、各セクションが独立して機能しやすくなっている“シンプルイズベスト”としたのが質感のこだわりです」
●プライオリティをつけた商品開発
「商品面では“ショッピングプロセスを考えた分かりやすい商品”を目指しています。商品としてまず話題にしてもらうことが最初の段階です。全体のスタイリングを見てもらって感動してもらう、その次に見るのがカタログです、“サイズ”、“燃費”、“値段”、そこでの話題性をもたせた魅力があるのか重要となってきます」
「次のステージで、ディーラーに足を運んでもらったとき、最初にどこ見るところフロント周りを見ると思います。フロントドアを開けて、センターコンソールの上を確認したり…。と、そういうストーリーをたてて、開発のプライオリティーを明確にしてきたところが、3代目と4代目で開発方法を変えたところです」
…4ドアと5ドアのターゲットの違いは?
「このクルマはグローバル商品なので、4ドアセダンに乗って頂いているのは特に北米では20代後半から30代のキャリアウーマンです。そういった女性ですから、デザインと乗り味の元気のよさのほか、友達をもてなす時の後席の広さ感が求められています。一方、5ドアハッチバックは中高年の男性で欧州では特にそうなる。男性が実用的に使える“使える5ドア”を醸し出すデザインに仕上げています」
「日本はどうかというと、セダン市場は厳しい状況ですが、女性に乗って頂けるバリューを両モデルにあたえることによって、“奥さんにも納得してもらう”という旦那さんも買いやすい状況を作り出し、一般的にわかりやすい商品としました」
●燃費を向上、レガシィを超えた走りの質感
「性能面の開発の狙いは明確で“燃費”です。“燃費”と“ファントゥードライブ”の両方バランスさせるべく、上を目指して開発をやってきました。開発においても優先順位をつけ、この技術は“燃費に効く”、この技術は“走りに効く”ということを必ず考えて判断してきました」
「走りの質感も、乗り心地と走行安定性では、欧州車に引けをとらないものに仕上がったと思います。“レガシィを超えた”そこまで言っていいと思います。もちろん“次のレガシィはもっとすごいぞ”ということになりますが(笑)。このインプレッサが新中期計画“モーション5”第一弾のクルマとなり、今後、このクルマを基本に各モデルのポジショニングを明確にしていくことになります」
というわけで本日スバルの新型インプレッサが発売になりました。4代目の特徴は新型インプレッサは、エンジンを自然吸気エンジンに一本化、CVTやアイドリングストップ機能の搭載により、1.6リットルモデルのJC08モード燃費は17.6km/リットル(10・15 モード:20.0km/リットル)、2.0リットルはJC08モード燃費17.2km/リットル(10・15モード:18.2km/リットル)と、従来モデルと比べ燃費性能を向上させていること。そしてWRXは別のクルマとして今回からシリーズから切り離されるなどいろいろありますね。全体的に質感が向上し、旧型レガシィの正常進化版とも言える内容になっていますね。
今回のクルマはスバル車の中堅として非常に力の入ったものになっています。なんとなく初代レガシィのクラスレスな感じがこのクルマにはあると思います。この新型は世界中で売れる気がします。