天気が悪いのでどこにも出かけられません。
なので、続100名城の中の到達の難易度が高い北畠氏館と霧山城に行った思い出でも語ることにします( ;∀;)
北畠氏館は続100名城153番目です。
場所はこんなトコ。
2020年8月27日名古屋から車で向かいました。
松坂ICを降りて国道368号から向かったのですが、これが正に酷道なんです。細い、峠道、片側崖、すれ違い大変で同居人も顔が真っ青!
私も着くまでにヘトヘトになりました。なるほど南朝のアジトになる訳ですねえ。
なので、この日の探訪は麓の北畠氏館だけに留まりました。
津市美杉ふるさと資料館に寄って、基本的な知識を勉強してから向かうことにします。
JAみえなか多気店さんで買い物をして、車を停めさせてもらいます。
その隣がすぐ北畠神社です。
赤い橋を渡って神社境内へ。
左に行くと霧山城址なんですが、今日は敬遠。
北畠顕能(陸奥鎮守府大将軍北畠顕家の弟)の歌碑がありました。
いかにして 伊勢の浜風 ふく風の 泊まりにきと 四方に知らせむ
神社です。
鎮魂の碑。
北畠顕家さんの像が置いてありました。花将軍の艶やかさよ。
庭園があるそうです。
有料でしたので、外から失礼してパシャっと。
神社入口に戻って撮影、今日はここまでした。
家に戻ってからしばらくすると、霧山城も含めて是非再探索したいという欲望に駆られてしまいました(笑)
これも北畠公の呪いでしょうか(;´Д`)
日にちを改めて、車ではなく公共交通機関で行くことにしました。
2020年9月18日松坂まで出て、JR名松線に乗ります。松坂から伊勢奥津まで約1時間半。
JR名松線は松坂と名張の間を結ぶ……んではいません。松坂から伊勢奥津で計画が頓挫してしまいました。
伊勢奥津駅でJR名松線を撮影しましたよ。終点の乗客は私だけ( ;∀;)
JR伊勢奥津駅。小さくて可愛いですね。「みんなで守ろう名松線」が泣けます。
左側にレンタルサイクル屋さんがあるので、自転車をお借りして北畠神社を目指すことにします。
何とレンタルサイクル代は無料、2台あるので早い者勝ちですよ!
さあ、目指しましょう!
電動付きで登ったり、下ったり、トンネルに入って約30分で到着です。
意外と楽勝でした。赤い自転車が私のこの日の愛機(マシン)ですよ。
神社に入ってすぐ左の霧山城址方面に向かいます。
道は結構険しめです。しばらくすると見晴らしの良いところに出ました。
ちょっと休憩┐(´д`)┌ヤレヤレ
ここが北畠氏館詰城跡だそうです。
こんな道が続きます。
孤独との闘いに挫けそうになりながら、ひたすら歩くのですよ。
誰とも会いません。熊出たら(いるかどうか分かりませんが)どうしようかなと焦りながら登ります。
妖しいキノコ。蒼白いです。
決して食べてはいけないと思うのです。食べたら死ぬかも。
1時間くらい歩くと、何か表示されているところに出ました。鐘突堂跡ですって。
城の見取り図です。
鐘突堂跡ですが何も見当たらず。
眺めはこんなもの。
矢倉跡。
頂上らしき場所です。
あ、到着していたようです(笑)本丸跡ですよ!!
霧山城址の碑。これがあれば一安心。
疲れました~
ではぼちぼち降りていきましょう。
下りは2、3組の人々と会いました。40分くらいで順調に下山できましたよ。
改めて北畠氏館跡庭園を散策します。300円の入園料です。
中は……
広いです。
落ち着く感じですが……
山を登って降りてきたせいで汗だらけ。おまけにお腹も空いてきました。
ところで日本三大庭園だそうですよ。
室町時代に幕府管領の細川高国によって整備され、一乗谷朝倉氏庭園、旧秀隣寺庭園と並んで三大庭園となったらしいのです。
お昼時ですので食事します。
神社隣に雪姫亭というお店がありました。雪姫亭はこちら。
ちなみに雪姫とは織田信雄(出た、三介殿です)の奥様。北畠具教の娘さんで、可哀想(!)なことに信雄へ嫁ぎます。
織田家は結局北畠家を滅ぼしてしまうのですが、それを悲しんで雪姫は自害しようとします。
信雄は彼女を木に縛りつけ自害しない様にさせます。雪姫が悲しんでいると山から白狐が現れて、縄を切って助けます。
その後の雪姫は……分かりません。三介殿のなさることですから、仕方がないのです。
信雄の最初の奥さんは千代御前とWikiには出ていますよ。
と、お昼を食べた後、自転車の鍵を開けていると、おじ様に話し掛けられました。
「上まで登ってきたの?」
「はい、登ってきました」
「今から登っても平気かな」
おじ様は何と2台目の電動自転車に乗っていました。時計を見ると13時過ぎ。
山を登って降りて伊勢奥津駅まで帰るとなると、遅くなりそうです。電車の本数もないので厳しそう。
その通り告げると、残念な顔をされていました。
……どうも申し訳ありません。
私はJR伊勢奥津駅を目指して帰途につきます。
ほうら無事到着です、それでは帰りますよ。
どうか北畠神社と霧山城に公共交通機関で行かれる場合には、必ずお昼までに切り上げて下さいな。
という思い出を綴りました、でわ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます