某ディーラー誌のコンテンツ「最愛なるかな、クルマ」走る家系に生まれたメルセデス~に面白いPhotoがありました。
それはメルセデスベンツ300SEL6.3 4ドアセダンがテストコースの90度バンクをかけぬけるモノ~。
メルセデスは戦後いち早く工場内に総合テストコースを造り、高速度試験用に1967年に大胆極まりない「90度バンク」を増設。バンクはまさに絶壁に沿って、まるで支えるように佇む。バンクに進入すると壁の頂上から2.5m下の傾斜角71度地点に「150km/hで手放し走行」ができるガイドラインが引かれて、バンク通過時間はわずか6秒、乗員には体重の3.5倍の重圧がかかり、自動車だけではなくバス、トラックまで試走されていた圧巻といえるテストコース~。
2009/12月号Motor Magazineから新型Eクラスの山岳路牽引テスト、牽引トレーラーに岩石を乗せての試走~記事
新型モデルをリリースさせるのに試運転は新型Eクラスで3600万キロ!地球900周分に相当。市販車はオールマイティーなことが求められるために、騒音、振動、価格を抑えてパワーを出し、どんな路面でも、いい乗り心地で、しかも少しくらい無理しても故障しないことで、納車後にどんな試練が待っているかまで見通して造り、念には念をいれてきた経験から生まれた独自の試運転方法~。そんなところに信頼のカギがあるのですね・・。
以前(2008年)ご紹介しました都内でのメルセデスベンツ試運転風景~遭遇Photo!!
覆面をかけての都内試走~今だからモデルが解かりますがSLKはフロント、リアーともにフルモデルチェンジを図ったモデル。遭遇した時は驚いたモノです。SLCはマイナーチェンジモデル。現行はフルモデルチェンジですよね・・。