化学系エンジニアの独り言

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GM

2009-02-22 | 社会
ビッグスリーの再建案がアメリカで検討されています。自動車産業は確かにアメリカにとっては大きな雇用を抱える分野ですから、簡単に倒産させてしまうと大混乱が起こることは容易に想像できます。しかしそもそも売れる車、消費者に受け入れられる商品の少ない会社なのですから、危ないので資金を供給すればよいということでもないでしょう。

倒産しそうになったらなんでも税金で救済するのでは、共産主義経済になってしまいます。混乱が最小限になるようにChapter11というのがあるのですから、それに従うのがスジというものです。

GMという会社はGMCという車だけかと思ったら実にたくさんのブランドがあるのを改めて知りました。シボレー、GMC、ビューイック、キャデラック、ポンティアック、サターン、ハマー、サーブ、オペルなどすべてがGMのブランドだそうです。どれも聞いたり見たりししたことのある名前ですが、これが全部GMとは知りませんでした。

昨日サーブが経営破たんしたというニュースが伝わりました。サーブはスウェーデンの会社ですが、GM資本なのだそうです。何とかサーブを救済してもらわないと、GMの持っているサーブの株が紙切れになってしまうということで、スウェーデン政府に働きかけているそうですが、すぐにウンとは行かないようです。さらにオペル(ドイツ)も危ないらしい。トヨタですら2000億円の社債を発行するのですから、世界中の自動車メーカーは押してしるべしです。こうやってGMの規模は自然と小さくなっていくのではないでしょうか。

ついでにフォードのブランドを調べてみたら、フォード、マーキュリー、リンカーンの3つだけでした。日本の車はトヨタはトヨタ、ホンダはホンダだけですから、アメリカ自動車メーカーのブランドという分類が日本人にはわかりずらいのですね。最も最近はトヨタがレクサスというブランドを出しています。そもそもは米国で高級車を出すときにトヨタでは経済的な車というイメージがついてしまっているので高級感が出ないということで、レクサスというブランドを立ち上げたそうな。それが日本に持ち込まれたというわけです。あたしなんかはいまだにクラウンとレクサスは何が違うのかわかりません。最も一生そんな車に乗ることないので気にしていませんが。

かつて乗っていたフォード・コントゥアについても調べてみました。この車を買ったのは95年の10月ですが、なんと95年から2000年に北米市場だけで売られていた車種だそうです。発売直後に買ったのですね。もちろん当時はそんなこと知りませんでした。ディーラーに案内してくれた世話人の助言に従って何も考えずに買いましたから。フォードのセダンといえばトーラスで、事実そのときはトーラスのレンタカーを使ってました。トーラスのほうがちと高い、少し大きいのでかみさんが運転しずらい、ということでコントゥアにしたのです。今はもう作っていないんですね。確かにトーラスとあんまり価格は違わなかったので、中途半端な車だったんでしょうね。コントゥアを買ってからも出張などで時々ポンティアック・グランAMを借りましたが、こっちのほうがかっこいいなあと思ったものでした。

あの車は96年にシアトルで売ってきたけれど、まだ走っているのかしら。

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