警察庁は14日、悪質な違反を繰り返した自転車運転者への安全講習義務付けを盛り込んだ道交法改正試案を公表した。自転車の交通ルールを徹底し、事故を抑止するのが狙い。受講しない場合の罰金刑も検討する。だが免許制度のない自転車に罰則付きの義務を課すことには疑問の声があり、議論を呼びそうだ。
15日からメールや郵送で意見を募集し、今国会での法案成立を目指す。
警察庁によると、信号無視や酒酔いといった危険な行為で2回以上摘発された運転者に、事故で家族を失った遺族の手記を朗読させるなどの講習を義務付ける。