とうさんのつれつれ日記

日ごろの生活の中で気が付いたことを日記風に書き残します。

49日法事に考えること

2015-01-11 10:50:40 | つれつれ日記

昨日、昨年11月27日に亡くなった家内の弟の49日法事があり市原市の本伝寺まで行ってきました。

                    読経後説教をする住職

 

             塔婆供養                   南無妙法連華経を唱えながら108回たたく

 墓地に行くのにこの急坂を登るのです。 私は登れず、仮に登れたとしても降りられないと判断して下で待っていました。

 

ものの本(下記、「日本人のしきたり」)にれば、「仏教では、死後49日間は、死者の霊がたどり着くところが決まっていないので、
残された者達が年ごろに供養してあげなければならない。49日後にようやくたどり着くところが決まって彼岸に行き落ち着く。これで
残された者達の服喪の期間が終わることとなる・・・・」とのこと。
私もこれで服喪期間を終わりといたします。

しかし、義弟の死後いろいろなことを考えさせられました。

義弟の死によって家内の実家は農業を廃業することとなりました。息子はサラリーマンで、農業の経験がありません。
ご近所のお宅もほとんどが同じ状況です。家内の実家の両隣もすでに農業を廃業しています。農地は荒れ放題です。
しかも、そのあとの跡継ぎが、1人かよくて二人です。

たまたま今、「地方消滅」という本を読んでいます。
2013年の合計特殊出生率は1.43。 2005年には1.26でそれからやや反転上昇はしていますがせめて、1.8まで回復して欲しい。
今、地方から大都市に流入してくる人が後を絶たず、まさに一極集中(それも東京に集中)が進んでいまして地方はすでに人口の減少が
進んでいます。しかもその東京の出生率が1.06、札幌でも1.09。

少子高齢化が進んでいると云われていますが、東京の出生率が1.06というのはいずれ高齢者が死に絶えてゆけば東京ですら消滅して
ゆかざるを得ません。

出生率が2.1でようやく人口の減少を食い止めることが出来るわけですが、それもきわめて悲観的だそうです。何となれば、出産を担う
女性の絶対数が
少子化のために減少しているためです。

例えば、1000人の女性(実際には夫婦の2000人)が2.1人産めば2100人ですが、女性が800人に減ってしまえば1680人です。

そんなことを考えると地方消滅どころか日本消滅にならざるを得ません。

昨日NHKテレビで「空き家列島日本」という番組を放映していました。いたるところで空き家が増えてゆき行政がその対策に苦慮しています。
全国の空き家率は現在29.3%だそうです。怖いですね。

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4 コメント

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サッチーさんへ (とうさん)
2015-01-13 22:19:26
家内の実家は市原市で、小湊鉄道の上総牛久駅より笠森方面に4キロほど入ったところですが、すでに農業を止めた家があちこちにでてきました。これからどうなるのか心配です。
この本に寄れば、市原市でも2040年には2010年比で若年女性が43.6%減少するそうです。千葉市中央区は41.9%減、私のいる緑区は2.6%減と想定されています。
最高は北海道の奥尻町の86.7%減です。いずれも日本創世会議が算出した推定値です。
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考えさせられること (サッチー)
2015-01-13 10:20:04
義弟様の四十九日で色々考えた事なのですね。

農業を廃業にしてしまう決断は本当に大変なことですね。

「地方創生」と言っても本当にそんな事が出来る?か
疑問でしたが少しはお役人が考えているならば
もっと、農業・漁業など真剣に考えて欲しいですね。

全て最後は人間の力にかかってくるのですね。
日本滅亡にならないために子供から大切に育てて
行かなければなりませんね。
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徳さんへ (とうさん)
2015-01-12 22:13:53
50年後の日本はどうなるのでしょうか?50年といわず2~30年後も気になります。子供たちは進学や就職で出て行き帰ってきません。我々の世代が終わった後、空き家ばっかりになるのでは・・・?少子だけでなく高齢者も減少してゆくのです。現にその兆候は見えています。
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地方消滅 (徳さん)
2015-01-12 09:01:31
将来が恐ろしいですね。「地方消滅」「都市消滅」「日本消滅」「人間消滅」になりかねませんね。少子高齢化のは止めがききません。昔の「産めよ増やせよ」の言葉が浮かんできます。
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