安い税金と小さな政府を切望するふきあえずのブログ

安全で暮らしやすい日本をつくりたい
そんな想いを綴っていくブログにしたいと思います

来年のアメリカはリセッション(景気後退)

2023-12-12 00:52:55 | サバイバル
久しぶりに資産防衛の話を致します
色々な指標があると思いますが、一つ確実であるのは、アメリカの「トラック輸送」が非常に落ち込んでいるそうです
トラック輸送は商品の在庫とも関連しており、多くの場合、ここが落ち込んでくると、数か月後にはリセッション(景気後退)になります
予想では、来年のアメリカは個人消費が落ち込み、リセッションが始まる。。。と同時に
最近ややインフレも終息になりつつありますので、予想としては、米中央銀行(FRB)の政策金利は、徐々に下げ傾向となることが予想されています
そうなると、一番最初に懸念されるのが。。。「揺り戻しの円高」。。。です

アメリカ側も、いつまでも円安傾向が続き、日銀が米国債を売って為替介入(ドル売り)をしてくると、国債価格の下落になり具合が悪いため
日銀のマイナス金利転換を歓迎するようですので、日本の金利は「上昇傾向」になることが予想されます
アメリカが金利を下げ日本が金利を上げると金利差が少なくなり「確実に円高が起きる」。。。これはほぼ確実だろうと私は見ています
実際、最近はやや円高傾向にあり、これはFRBが長期的に金利を下げ、日銀が金利を上げることが見込まれるという、マーケットの予測なのです
ここで皆様に考えていただきたいのは、「為替リスクのある投資について」、です

以前も書きましたが、「米ドル預金」について、これは為替リスクがある。。。と申し上げました
今、1ドル146円ぐらいかと思いますが、仮に1,000万円を実質金利8%(手数料を除いて)として米ドル預金を計算すると
1,000万円 ÷ 146円 = 68,500ドル
68,500ドル × 1.08 = 74,000ドル
これで、仮に日米の金利差が3%程度まで縮まると、予想されるのは1ドル135円程度なので
74,000ドル × 135円 = 9,990,000円
つまり、1万円損をするわけです
これがもっと金利差が縮まって、日米の金利差が2%になると、予想は1ドル120円程度になるので
74,000ドル × 120円 = 8,880,000円
つまり、112万円の損になります

日本人の米ドル預金は、これから要注意というのが、私の今の見解です

同じことは米国株投資にも言えることです
実のところ、S&P500の株価を押し上げているのは、NVIDIA(エヌビディア)やグーグル、アップルなどAI関連の7品目がほとんどです
今年になって米国株は大きく上昇しましたが、そのほとんどをけん引しているのが、ビッグセブンと呼ばれるAI大手7社です
クリスマス商戦が終了した後、アメリカはリセッションに入るという見方が強く、景気に直接は関係ないと言われる株価もまた
来年は、徐々に下がるという見方が優勢です
特に、アメリカは、かのブラックロックと呼ばれる投資会社ですら、中国の崩壊の影響を強く受けていて
中国からの投資の撤退を急いでいると言います
それは中国への巨額の投資を行っていた、JPモルガンやモルガン・スタンレーなどの銀行も同様です
そして、これから投資熱が上がるのは、おそらくはインドです
アメリカの投資会社はいま、次々と中国からの投資を引き揚げ、インドや韓国、台湾といった国々に投資を始めています
こうした不安定かつ変化の中に今、世界はあるという事です

話がそれましたが、この株価の下落傾向と日米金利差の縮小による円高傾向。。。
これは米国株や米ドル預金を行っている日本人の投資熱をくじく恐れがありますね
きょうはアメリカの景気減退、リセッションについて書きました
また、何か書けることがありましたら書きます

それではまた
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アメリカの本気度に関わってくる今後の世界のシナリオ

2023-10-20 02:33:54 | サバイバル
今日は、日記の内容を「サバイバル」にしました

まずはじめに、アメリカがエジプト政府に対して、ガザ地区住民の避難のための「難民キャンプ」の創設を依頼しましたが
エジプト政府はこれをきっぱり断ったようです。。。これに対して、おそらく日本では「エジプトは冷たい」というような反応があると思います
しかしながら、本当のところはそういう事ではないんですよね
エジプト政府の懸念は、「ガザからパレスチナ人を追い出した後、イスラエルが非合法にガザを占拠するつもりではないか?」
と、懸念を持っているわけです。。。これには私も同感で、アメリカとイスラエルは、絶対その一石二鳥を狙っているはずです
エジプトも、ただ難民を一時的にを受け入れるだけならいいが、その難民キャンプが新たな火種になることが見えているわけで
自国の安全から見て、これは飲める要求ではないわけです。。。ガザの民間人を避けながら攻撃をするのは、イスラエル側の責任なのですからね
アメリカもイスラエルも、エジプトに迷惑をかけるな。。。ということでしょう
はっきり言ってしまえば、難民を作りたくなければ、イスラエルが攻撃を停止すれば済むこですからね。。。そういうことです

さて、ここからが本題です
バイデン大統領は、これまでの数多い失策から見ても、戦後稀なる「最悪・最低の大統領」です
なので、今回もいそいそとやっていることが、おそらくはその身に巨大なブーメランとして帰ってくることになるでしょう
まず、ポール・クレイグ・ロバーツ氏も指摘していますが
バイデン氏は自国の国境を守らない姿勢をかたくなに貫いているのに、なぜかイスラエルの国境を守ることにご執心です
前回の日記で書きましたが、アメリカはなぜかF-15EストライクイーグルとA-10サンダーボルトⅡという、二つの空対地攻撃戦闘機を配備しました
その他にも海軍最強の特殊部隊の海兵隊を現地に送り、USSバターンなどの揚陸強襲艦をどんどん送り込んでいます
前回の日記ではよくわからなかったかもしれませんが、これらが意味するのは
アメリカは、「敵地を積極的に攻略するための武器と人員を、着々と配備しつつある」ということです
この事実が、実は中東のアラブ諸国を強く刺激しているのですよ。。。このことは日本人にはなかなか理解できません

いま大問題になっているガザ地区の病院攻撃の一件も、実際に使われた武器はJDAM(ジェイダム統合直接攻撃弾)であったことが指摘されており
JDAMは、いわゆる精密誘導ミサイルであり、ハマスは使用しておらず、”アメリカ軍が使用”しているものです
要するに、アメリカから提供された誘導ミサイルをイスラエル軍が使った。。。というわけです
こうしたアメリカの、「仲裁を装ったイスラエル支援」というダブルスタンダードが、中東諸国を怒らせているわけです

ここで、ヘルシンキに本社を置く経済コンサルタント会社、GnSエコノミクス社のCEOであり
著名な経済学者でもあるトゥオマス・マリネン(Tuomas Malinen)氏の、最近の経済予測がとても面白かったので
メルマガの内容から一部ご紹介します
これからのアメリカの動き方如何で、世界の行く末が大きく変わっていくであろう、その予測です

マリネン氏は、今のところ全てが当たるとは思わない。。。としつつも、今後の予測をこのように書いています
1 イスラエルーハマスの戦争はエスカレートして地域戦争となり、”米軍も直接関与する”ことになる
2 これに対し、OPEC諸国は”石油の禁輸で対抗”することになる
3 イランはホルムズ海峡を封鎖する
4 原油価格は1バレル300ドル(現在90ドル台)に達する
5 ヨーロッパは天然ガス不足による本格的なエネルギー不足に陥る
6 エネルギー価格の高騰によるインフレが再加速し、中央銀行がそれに対応することになる
7 金融市場と世界の銀行セクターは崩壊する
8 アメリカは債務危機に見舞われ、FRB(連邦準備制度)はさらなる金融市場救済策を余儀なくされる
9 ペトロダラー(石油ドルシステム)は崩壊する
10 ハイパーインフレが発生する

6番以降を解説するとこういう流れです。。。。。。。。。。。。。。。。
当然のことながら、インフレが再活性化すれば、世界の、特にアメリカの中央銀行は再度の利上げを実施せざるを得なくなる
これは消費者や企業だけでなく、資本市場にも大混乱をもたらす
特にソブリン債(政府発行の債権)の利回りは爆発的に上昇する可能性が高い
これが引き金となって、2024年の春には資産市場(asset)と信用市場(credit)が完全に崩壊する可能性が高い
この時点で中央銀行はインフレを抑制するために金利を引き上げる一方、ソブリン債、信用市場、資産市場の救済のため資産購入プログラムを制定する
(この資産購入プログラムとは、価格の下落したソブリン債のほか、アセットやクレジットを中央銀行自らが購入する計画のこと)
中央銀行の救済プログラムには数兆ドル規模の資金が必要とされ、中央銀行が大量の通貨発行を行えば、さらなるインフレの引き金となる
最後に、イスラエルやアメリカに対する「核攻撃」へのオプションとして、OPECはペトロダラーの停止を選択する可能性がある
ペトロダラーの停止は、大量のアメリカドルの余剰を生み出し、ドルが大暴落してハイパーインフレを引き起こす

まあ恐ろしいシナリオで、完全にこの通りになる可能性はまだ低いかもしれませんが、大なり小なりの影響は、近未来にあるはずです
マリネン氏は最後、こう締めくくっています
「とにかく、金、ガソリン、ガス、木材(ストーブがある場合)を購入するのは悪い考えではないかもしれませんね」

私はいま、米、水、保存のきく食料品、カセットガスボンベのストック、ポータブル発電機、そして金などの現物資産
これらを急ピッチで準備しています

それではまた
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世界のミカタ。。。。参考になるかどうかは分かりませんが

2023-09-28 02:29:09 | サバイバル
今日はサバイバル系の、少々、じっくりとした考察になるかと思います
今日、とあるフィナンシャルプランナーのユーチューバーさんのところに、「最近増えている質問に答える」という動画が上がっていました
それによると、最近は、「米ドルは基軸通貨の地位を失うのか?」「外貨建ての預金や外国株運用は大丈夫か?」
というような、視聴者からの質問が増えているようです
それに対しプランナーさんが答えているところによると、まあ結論は、「米ドルは長期的には衰退するが、今すぐにドル資産に大きな影響はない」
というような回答でした

これに対する私自身の答えは?。。。と言いますと、まあ将来を予測するのは本当に難しい事ではあるのですが
結局、「米ドル建て資産が安全であるかどうかは、これから起きることの内容による」というのが結論です
プランナーさんの意見を聞くことは大変結構なことなのですが、ひとこと言わせていただくとすると
「米ドルが危ない」と、いろんな動画で言われていて、あわてて専門家の意見を聞く人というのは
正直、「勉強が足りてない」と言わざるを得ないでしょう。。。まあ聞く耳を持たない人よりはいいですけどね
そういう方は、物事の本質が見えていない可能性が高いですね

大きな歴史の流れから言いますと、今起きているのは「永遠のローマ」と言われたローマ帝国の崩壊と同じことがアメリカにおきているということです
アメリカ人が何を言おうとも、この流れは確かだと思います
本質的なことを言いますとね、「謙虚さと勤勉さを失った国(民族)は亡びる」んですよ。。。アメリカは完全にその流れの中にあります
そして自らの資産の心配をするんだったら、「まず一番危ないのは円建て資産だということを自覚した方がいい」と、私は言っておきたいと思います
今日は私が言いたいことの一番重要な点、それは「日本民族は大きなカルマ(業)を背負うかどうかの瀬戸際に立っている」ということです
多分、このことについては、ほとんどの日本人に自覚がないでしょう

私のこのブログをお読みの方の中の一部の方は、私の言っていることの意味が理解できると思います
言い換えれば、これから先、千年、二千年、それ以降の地球において、日本人は今のユダヤ人と同じような運命をたどることになる可能性がある
ということです。。。つまり、迫害を受ける民族となってしまう。。。。可能性があるわけです
象徴的な言い方となってしまって申し訳ないのですが。。。

今から約2000年前、古代ローマ帝国のユダヤ属州提督にピラト、という方がいました
この方は聖書では有名な方です。。。そして、この方のおかげで、ローマ人は迫害の憂き目を逃れました
ピラト提督は、最終的にはイエス・キリストを磔刑に処した責任者ではあるのですが、それでも、彼はイエスを処刑することに消極的でした
ピラトはユダヤ系の群衆に対し、「私にはこの者(イエス)の罪を見いだせない」と語り
「この者(イエス)か、もう一人の罪人か、どちらかを助けようと思うが、どちらを選ぶのか?」と群衆に問いました
結局、イエスを磔刑にしたのは、ユダヤの群衆でした。。。「イエスを殺せ」、そう言ったのはユダヤの群衆だったのです
歴史のイフではあるのですが、私はこの時ピラトがイエスを自ら進んで磔刑にしてしまったら。。。
その後の1000年に及ぶローマ帝国の繁栄はなかったと思っています
結局、ネロのような暴君もいて紆余曲折はあったものの、ローマはキリスト教を国教と定めたことにより
その後の帝国の繁栄がさだまった。。。と私は見ています

私の考察には神秘主義的な側面があるように見えるかもしれませんが
実際には、イエスはユダヤ人として生まれ、幼いころからユダヤ教徒として育ってきたにもかかわらず
宗教的な異端として、同じユダヤ人から迫害を受け、磔刑になりました
そして、いまだにユダヤ民族にはキリスト教が根付いておりません。。。結局、自らが迫害した者の教えを学ぶ事ができなかったわけです
霊的な目で見ると、救世主を迫害するという事はすなわち、「悪魔の側に加担する」ということであって
「イエスを磔にした者への恨みの念」は、歴代のキリスト教信者たちの深層心理に、深い影響を与えたことは想像に難くありません

これまで私は何度も語ってきたことですが、宗教とは、人間の根本的な倫理観や道徳観の根底にあるものです
神を信じるからこそ、「自分は神の心に添った生き方ができているか?」それを各人が考えるわけです
謙虚さとは、「神の御前の謙虚さ」という意味です。。。今のアメリカには、それが失われ始めているのです
2~300年前、アメリカの繁栄の礎を作ったのはWASP(ホワイト・アングロサクソン・プロテスタントの略)でした
バラバラであったアメリカの各州を、神のもとに一つにまとめたのは間違いなく宗教的な文面からなる建国の理念でした
そして、いまそのアメリカを壊そうとしているのは、象徴的な一つの例ですが、ジョージ・ソロスのような無神論者です
彼はカール・ポパーという無神論哲学者の説く「開かれた社会とその敵」という理念のもと
開かれた社会の敵は宗教(キリスト教徒)だとして、敬虔なキリスト教徒の白人(WASP)たちを迫害しています
アメリカの混乱の根底にあるものは、つまり無神論からくる宗教的倫理観の破壊なのです

ここで分かりやすくするために、アメリカに存在している右と左の対立を説明している、マックスフォンシュラーさんの動画をご覧ください
いまアメリカで起きようとしているのは、第二の南北戦争なのです。。。宗教的価値観を大切にする人々と、無神論の価値観がぶつかっているのです

このことで分かると思いますが、アメリカやドル建て資産が大丈夫かどうかは、来年以降、おきる事で変わってきます
著名な経済学者ポール・クレイグ・ロバーツさんが、今日の記事で、まさに今日の私と同じことを語られています
参考までに、どのようなことが書かれているかというと
まあ、バイデン政権には白人はいない。。。いるのはユダヤ人を筆頭に、同性愛者、トランスジェンダー、黒人ばかり
バイデン政権の司法省は白人を敵視し、白人を雇ったX(ツイッター)を訴えたと、そう皮肉っています
ロバーツさんは、今アメリカで起きていることが、歴史の再来、つまり南北戦争がもう一度起きるかもしれないと思っているようですね
その事の本質をロバーツさんは理解していると思います。。。非常に慧眼の方だと思います

最後にですね、私はアメリカより日本や日本円を心配すべき、と申し上げたんですが、まさに本心でそう思っています
来年以降起きることによると思いますが、場合によっては「政府による個人の資産凍結」みたいなことがあるかもしれないと思っています
戦争や天変地異、そして経済恐慌などによって、政府が「国民の資産の保全」という名目で、何らかの資産に対する権力行使をしてくる可能性がある
そう思っています
過去にも言いましたが、備えをしない者はその時に慌てるしかありません
私は円資産を金などのコモディティーや、特に安全と思われる外国資産に切り替え、保全することを具体的に始めています
別にお金に執着があってやっているわけでもありませんが、もし生き残った場合、それから以降の生活も考えておかないといけないからです
外貨資産を心配するより円資産を心配せよ。。。今日の結論はそんなことです

ではまた
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米ドル預金について

2023-09-20 02:24:43 | サバイバル
今日、あるお客様から「米ドル預金(もしくは定期)」について、どう思うか?との質問を受けました
これは正直難しい問題だと思いました。。。というのも、そのお客様は職場で米ドル預金を勧められている、とのことでして
まあ、インフレの続く日本で、金利のほとんどつかない日本円を持っていたところで、将来的に財産が目減りしていくことは目に見えている
ということなのでしょう。。。だったら、金利の良いドルで預金して、財産を増やせばいいじゃないか?ということだと思います

ただ。。。私は最近のペトロダラー崩壊をもって、ドル価値の暴落を予言するような愚かな真似はしたくありませんので
いま考える、「自分の資産の守り方」という内容で、ドル預金について考えてみたいと思います
正直、これは本当に難しいんですよ。。。
まず、預金を短期預金にするのか、それとも長期に定期のような形にするのか?でも、判断は変わってきます
まず言えることは、米ドル預金を長期間保有することは「やめておいた方がいい」と私は思います
どう考えても、これから将来的にドルの信用が落ち、世界のドル需要が減っていく流れは変えられない。。。と思うからです
まず、世界のドル需要の低下で、アメリカ国債の需要が減ってくるわけで、そうなるとアメリカ政府の資金調達余力が厳しくなってきます

リアルタイム米債務時計ウェブサイトによると、現在アメリカの発行する国債の残高は
33兆400億ドルを突破しており、バイデン政権下で急激に債務残高を増やしています
(注:バイデン政権は今年6月に債務上限を撤廃し、2024年まで無制限に借り入れを増やせるように法案を承認した)
アメリカは現在も急速なインフレが続いており、連邦準備銀行が金利を何度も上げているにもかかわらず、一向に収まる気配がありません
要は、アメリカ国内ではすでに米ドルの価値は下落し続けている。。。ということです
これね。。。正直、これ以上の無茶な通貨発行は、仮にMMT的に見たとしても、さすがに厳しいように私は思うのですよ
確かに、アメリカの信用が一夜にして暴落するという事はあり得ないことですけれども
世界のドル需要以上のドル発行をアメリカが行えば、当然ながらアメリカ国債の金利は上がらざるを得ません
そうすると、その国債の金利の支払いによって、ますますアメリカの債務は膨らむことになります
つまりですね、アメリカ政府の債務上限の撤廃と国債金利の上昇によって資金不足になったアメリカ政府は、ドルの発行をもっと増やします
そうなると、さすがのアメリカでも、インフレは加速的に進む。。。国際的に見てもドルの価値はどんどん下がる。。。という事になります

ここで、ドル建て預金の話に戻ると、ドルー円の為替レートがほとんど変わらなければ、これは「ドル建て預金は成功」ということになります
分かりやすく計算いたします。。。今の為替レートを1ドル150円として計算すると
預金300万円で年率9%のドル建て預金を1年間行った場合
金利による利益は 300万円=20000ドル×9%=1800ドル=27万円 となります
しかしこれは為替レートが変動しなかった場合であって、ドルー円レートが変動した場合は話が違ってきます
仮に1ドル120円となった場合を想定すると、一年後は元金プラス金利が21800ドルなので
21800ドル×120円=2616000円  つまり 261万-300万円=-39万円
つまり、39万円損をするわけです。。。実際には銀行手数料なども加わり、損失はもっと増えます
結局、通貨の価値が下がる国に預金を預けると、損をする可能性がある。。。。ということなのです
今はドル建て預金が奨励されている?のかもしれませんが
実際には、1ドル150円が140円に円高になっただけで、金利による儲けは喪失します
しかも、儲けた時には2%程度の税金がとられるので、9%の利益が、実際には7%程度に目減りします
まあ正直、私には自分の資産をドル建て預金する勇気はありません(笑)仮に財産がたくさんあったら。。。の話ですが(笑)

結論から申し上げると、私ならもし財産をどこかに逃がすとすれば、お金ではなく物に投資します
今のままでいけば、アメリカという泥船に乗っている以上、日本はカントリーリスクの高い国になります
そして、円安でインフレが続く以上、さらに日本が経済的危機になるとすれば、商品の価値、物の価値は円に比べて高くなることになります
アメリカ株だってドル建てである以上、為替レートによるリスクも伴います
株や為替、預金、こうしたものよりも、これから資産防衛するとすれば、カントリーリスクの低い国に預金を預けるか
それとも日本円を手放して物(コモディティー)を買っておくか。。。ということになるでしょうね

今日はこれまでとします、ではまた
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来年は本当に試練の年。。。生き残れたならば何をすべきか?使命をどう果たすべきか?

2023-09-14 00:53:06 | サバイバル
いま私が考えていることとほとんど同じことを伊藤貫先生が指摘しています
もうアメリカには2方面、3方面作戦を展開する余力などなく、近未来に中東で事が起これば、私たちは腹をくくらねばなりません


これに関する、中東関連のニュースを読み解いていきますと
さる9月10日、イスラエルのモサド(世界有数の能力を有するイスラエルの諜報機関)の長官デービッド・バルネアが
公式にこのような発言をしています

"Fortunately for Iran, their terror efforts have been thwarted. Why fortunately for them? Because thus far we have only gotten to the operatives and those who dispatched them.”
「(イランにとって)幸運なことに、彼らの(イランの)テロ行為は阻止されることになった。なぜ彼らにとって幸運かって?それはいまのところ実行犯(工作員)への報復にとどまっているからだ」

この言っていることの意味は、要するに、イスラエルはイランから最近二十数回のテロ攻撃を受けているが、すべてモサドが事前に攻撃を察知し
工作員を排除することで攻撃を未然に防いできた。。。
イランにとってなぜ幸運なのか?は、イスラエルがまだ工作員に命令した人間を狙っていないからだ、という意味です。。。
つまり、今後はイスラエルに対するテロ行為を命じたイラン当局の指導者・責任者たちへ報復する用意があると匂わせているわけです
要するに、脅迫しているわけです

これに対して翌日の9月11日、イラン外務省のナセル・カナニ報道官は
「イスラエル政府の「馬鹿な」行動には、我々も行動をためらわないだろう」とすぐさま応酬してこのように述べています

"Such an overt announcement of plots to assassinate the officials of a country is only indicative of the nature of this terrorist regime," "resorting to terrorist moves to achieve its illegitimate objectives."
「かりにも一国の当局者の暗殺計画をこのように公式に公言することは、このテロリスト政権の性質を示しているだけだ」
「イスラエルはテロ行為によって不法な目的を達成した(その実績がある)」

このように、イランとイスラエルは一触即発の様相を呈しているわけですが、今回の報道でも述べられていますけれども
2010年ごろから、イランの核技術やミサイル技術の開発者たちが、実際に何人も、何者かに殺されてきているわけで
それをイスラエル側は、これまでまったく「知らぬ存ぜぬ」でとぼけてきていて
イラン側が常にイスラエルに対し「お前たちがやったんだ」と批判を繰り返してきたわけです
それが今回は、イスラエル側があからさまに「次はお前たちの指導者を殺す」と脅してきたわけです

この裏には、伊藤貫氏も指摘している通り、イランの核兵器転用可能なウランの濃縮がほぼ完了してきている、という事情があります
伊藤氏は「もう少しで」と言っていますが、実際にはもう濃縮は完了しているという見方もあり
どちらにせよ、イランが保有する核兵器転用ウランは、もうミサイル搭載可能な段階まで来ているわけです

イスラエルのバルネア長官の発言は、報道による見方によると、イランへの軍事援助を続けているロシアへの警告と
イランへの裏取引(極秘裏にイランの石油をアメリカに販売するようバイデン政権が裏交渉を行っているという)に対するアメリカへの警告
この二つの意味が込められていると言われています
アメリカが裏交渉でイランに「石油を譲ってくれ」と交渉していることには呆れてしまいますけれども
このアメリカ。。。。どこまで支離滅裂なのか。。。そこにイスラエルのネタニヤフ首相のイライラの原因があるんでしょう
オバマもトランプも、これまで歴代のアメリカ大統領は、イスラエル単独の暴走による戦争を諫めてきました
ところが。。。このバイデンの支離滅裂で意味不明な動きは、これはいよいよイスラエルを単独暴走させることになるかもしれません

世界にいくつもの紛争が起き始めた時。。。次は日本も対岸の火事ではすまされないでしょう
来年。。。経済危機、天変地異、戦争の危機。。。もう一度言いますが、もはや我々は腹をくくる必要がありますね

それではまた
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