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投資ブームにひそむ罠。。。サバイバルには勤勉の精神が必要

2024-05-26 02:48:37 | 政治
今、日本では投資ブームが始まっており、新NISAをきっかけとして、多くの日本国民が投資を始めています
ただ、私がいまの現状を見ていて感じるのが、世界は今、混乱のほぼ前段階にあるということです
その中で、将来のための投資である株や投資信託が、我が身を守るためのツールとして本当に役に立つのか?率直に疑問に思うところがあります
正直、ここから先の近未来は、本当に予測不能な感じが強くします

特に、近い将来訪れるであろう金融ショックについて、いったいどれだけの日本人が予想しているでしょうか?
銀行業が、特にアメリカや欧米筋の金融機関が、コロナ前まで延々と続いていた超低金利時代に高い利益を求めて
リスクの高い投資商品に多額の資金を投入してきており、それが昨今のインフレと高金利化時代にシフトしたことで
目も当てられないほどの損失を抱えてしまっていることを、日本国民のどれだけの方がご存じでしょうか?
特にヨーロッパのドイツ銀行やクレディ―スイス、バークレイズ、HSBCといった超大手投資銀行は
ハイリスクのデリバティブ商品をたくさん抱えてしまっており
その損失の穴埋めのための担保として、米国財務省短期証券(トレジャリービル)をたくさん購入しているらしい
ということが分かっています

FRB(アメリカ中央銀行)は、銀行破綻による世界の金融危機の被害を広げないために。。。
要は帳尻を合わせるために、短期的な損失補填に躍起になっているわけです。。。彼ら金融機関のために短期証券で短期的利益を稼がせているわけです
それはヨーロッパの大手投資銀行だけでなく、アメリカの国内銀行もまた、ハイリスク金融商品によって、多額の損失を抱えているからです
米国財務省短期証券(トレジャリービル)を内々に発行することで、時間稼ぎをしているのです
いまの世界的なドル高の背景には、彼ら金融機関の1000兆ドル(約15京円)を超えるとも言われる損失の穴埋めのためにドルを購入し
その購入したドルで米国財務省証券を買い込んでいることが一つの原因になっているとも言われています

まあこうした事もあります

今日私が何を言いたいのか?と言いますとね
世界はこれから。。。特にこの6月から9月には、本格的な金融危機が来るだろう、という事です。。。特に9月ですね
「FRBが金利を下げるのはいつか?」が、日本でも注目されていますが、今の予測では9月ごろになるだろうと言われています
FRBの思惑を考えてみますとね、「いま現在金利を下げられない」という事は、今はまだ準備ができていない。。。という事かと思います
何の準備かといいますとね。。。
本格的な金融危機をいま表面化してしまうと、世界が大変な恐慌状態におちいる恐れがある、という事だろうと思います
アメリカ経済をできる限りソフトランディングさせるために、金融機関の危機的財政状況を表面化させる時期を遅らせている。。。
本当はすでに破綻している銀行を、今の今まで延命させているのはそのためだろうと推測します

アメリカでは、短期金利と長期金利の金利差が逆転する、いわゆる「逆イールド」状態が続いています
この逆イールド状態が続いた後にFRBが金利を下げると、その後に確定的に来るのが「本格的景気後退」です
今回は、以前のリーマンショックの時よりも、さらに深刻なものになるだろうと予想されます
それは、その時期に大手金融機関の信用不安もまた、表面化してくるであろうからです

「預金全額を投資に回してはならない」、というのが投資の鉄則ですが、それはこれからの近未来、特に肝に銘じるべきかと
特に株や投資信託などは、何が上がって何が下がるか。。。これは正直予測がつきません
特に、恐慌に近いことが起これば、それこそ絶望的なことになる可能性だってあります
もし、それでも何かに投資するとしたら、それは、金や石油・天然ガス、鉄鉱石などの現物資源になるかもしれません
中国やロシアなどは、いま、国をあげて金を購入し、ストックしているようです
それは、自国通貨の信用を担保するのが、やはりそうした現物のモノであるからでしょう
そして、個人の場合、信用の担保になるのがやはり「安定した職業」だと私は考えます
投資でファイヤー(投資で資産を作って仕事をリタイヤする事)したいと考える気持ちは理解しますが
やはり人間としての原点である「勤勉さ」を失ってしまえば。。。投資によって資産を失ったときに、生活を担保することはできなくなります

日本に投資ブームが起きている今。。。逆にその恐ろしい側面もまた見え隠れしつつある
投資とは、また、「誰がババを引くか?」もしくは「誰にババを引かせるか?」というゲームでもある
それを忘れないようにしたいものです

それではまた
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